NEWS1740 出来る子の条件は良く言われていることですが、では出来る子の親の条件は何でしょう。第一に、「子どもの生活リズムをしっかりと管理していること」です。起床時間、就寝時間に大きなブレが無く、十分睡眠時間が取れていれば、学校や塾で居眠りすることなく、最高の体調で勉強に取り組めます。また、朝食や夕食の時間の管理がしっかりできていれば、栄養もしっかりととれています。時間帯を大まかに決めていることで生活にリズムが生まれます。要するに、子供が最高のコンディションで日々を過ごせるよう心配りが出来ているかということです。第二に、「子どもの勉強に関心を持っている」ということです。TSKでは入塾前に必ず父母面談をしますが、子どもの学力が高い親の口からは、スッと成績の具体的状況が出てきます。勉強した成果に関心を持って見守っていてくれている人がいるかどうかというのは、子供にとってモチベーションの面からしてもとても大きいはずです。ただ過度にならないことが大切ですが。第三に、「子供に対して感情的にならず、判断基準が明確」なことです。ブレが無いと、子供側から見て行動基準が明確になり、自分でどんどん判断していくようになります。この判断基準が親の気分次第でブレると親子の信頼関係を築くのは困難です。反抗期は、「親のエゴや大人の言う矛盾点を敏感に感じて反抗する時期」のことです。一番身近な大人である親が、ブレのない価値観でエゴや矛盾が無い形で子どもに接しているならば、反抗期に入る可能性は限りなく低くなると思います。第四に、「子供とよくコミュニケーションをとっていること」です。気難しい年代の子供たちですが、なぜか学力の高い生徒の親子はよく会話をしているように感じます。三者面談をしていてよく分かります。これは親子の信頼関係がしっかりしているからかな?なんて思うのですが、では、なぜ信頼関係がしっかりしているのかな?と考えてみると、日ごろのコミュニケーションを通して子供に対し「あなたのことを大切に思って、あなたのことを考えているよ。」というメッセージを子どもに送り続けていることじゃないかと思います。これが出来ていれば多少脱線することがあっても親の元に戻ってきます。第五に、「このメッセージが口先だけではなく、きちんと行動の裏付けがある」ということです。子供は本気で自分のことを思って言っているのか、口先だけなのか敏感に感じるセンサーを持っています。親本人は子供のためを思っていると思っていても、他人から見ると親のエゴ以外の何物でもないことが多いものです。出来る子の親は自分自身と子供との関わり具合を客観的に見つめることが出来ています。要するに第三者の目を持っているということです。