11月29日国公立大学の新入試制度に対する対応が発表されました。詳細は「一般社団法人 国立大学協会」のホームページ「2020年度入試における英語民間試験への対応について」をご覧になっていただきたいと思います。
 一言でいえば、「ほぼ採用なし」ということです。公平性・公正性・教育の機会均等という点からみても、当然といえば当然の結果です。さらに国語・数学における記述式問題も各方面からその問題点が指摘され、当の高校生諸君からも反対の声が上がってきています。特に実際に受験する高校生の声には重みがあり、ぜひ耳を傾けてほしいものです。今回の入試制度改革の目玉である「英語民間試験」の導入が中止され、同じく目玉であった「記述問題」もその実施が危ぶまれている状況です。入試制度を変更するときは2年の猶予期間を置くのが通例ですが、実質1年を切っています。異常な事態です!
 今までの大学入試センター試験について当初はいろいろ批判がありましたが、それなりに改良がなされ、受験制度として定着してきています。今回の改革の趣旨・目的においてはそれなりの合理性がありますが、それを実際の入試制度として実現化することに完全に失敗していると言わざるを得ません。制度設計の完全な失敗です。その失敗を受験生に押し付けるようなことは許されないでしょう。今回の入試制度改悪!の関係者、特に官僚・政治家・審議会に名を連ねた者たちは深く反省し、責任を取るべきです。責任をとる第一歩として、できるだけ早く中止を宣言すべきです。受験生たちに残された時間は時々刻々と過ぎていってるのですから。