前回、道路で転倒したことをお知らせしましたが、何と骨折していました。骨にひびが入った程度であまり痛みもなかったので、2週間も歩き回った結果、骨がずれて食い込んでしまいました。近所の整形外科に行ったところ、うちでは対処できないということで、急遽、東京新宿メディカルセンターに回されました。レントゲンやMRIを撮ったところ、即入院、手術と言われました。何とか頼み込んで一日延ばしてもらい、家に戻って、いろいろな約束をキャンセルし、不在中の郵便物を同じマンションの住民にお願いし、詩吟の準師範の資格を得るための課題論文をメール添付で送り、冷蔵庫を片付け、入院の準備をして・・・・本当に大変でした。生協と新聞を止めるのは、入院先で手配しました。

10月28日に入院しましたが、当日はまずPCR検査。結果がでるまで待機させられ、病室に落ち着いたのは午後3時頃。コロナのため、面会禁止なので、教え子の方たちにお願いして、いろいろ差し入れてもらい、当日の夜にはスマホでオンライン研究会に参加しました。スマホの凄さをしみじみ痛感いたしました。

担当医は、30代の男性医師。ものすごく不愛想でびっくりです。入院2日目、夕食後ぼんやりしていたら、いきなりやってきて明日、手術します、これ読んでおいてください、と紙を渡されました。読んでみると大腿骨頚部骨折の手術をする、全身麻酔か局部麻酔かは未定、術後が悪ければ死に至ることもあると凄いことが書かれていました。インフォームドコンセントはまったくなしです。間もなく女性職員がやってきてサインをしろというので、言われるままにサインしました。

当日は、手術台に移ったら(これも自分で移動しなさいというので、ストレッチャーからずりずり自力で移動しました)いきなり女性の麻酔医がこれから全身麻酔をしますということで、数を数えるうちにあっと言う間に気を失い、気が付いたら終わっていました。手術の翌日には、点滴台を引きずって、車いすでトイレに行かされました。もちろん看護師の介助はありましたが。

私が入院した東京新宿メディカルセンターは半年ほど前に集団クラスターを発生させ、患者と医療スタッフにたくさんの感染者を出してしまったので、コロナにはとても神経質です。一日に3回ベッド回りを消毒し、トイレに行くにもマスク着用です。患者はまったく外出できないし、面会禁止なので感染するとは思われないのですが。

「術後はがしがしリハビリしてもらいます」という担当医の言葉にしたがってリハビリ頑張りました。5日で車いすを卒業し、2週間で歩行器を卒業して、杖歩行になり、11月29日には歩いて退院しました。担当医は不愛想ですが、腕はいいらしく、術後はまったく痛みもありませんでした。同室の患者の中には、毎日痛み止めを飲み、おまけに感染してしまって、抗生剤の点滴を受けている人もいました。こちらの担当医は、声が魅力的で、背も高く、朝な夕なに患者を訪れてお喋りをしていくので、ちょっと羨ましいと思いましたが、考えてみるとこの医者は暇なのだということがわかりました。私の担当医は、手術数が多いらしく、めったに来ませんでした。あまり来ないので、看護師に何とかしてくれと頼んだところ、「あの先生には自分らもあまり会えないのですよ」と言われました。普通入院していると毎日担当医が訪れるはずですが、私の場合には、4,5日に1回程度。来てもすぐに立ち去ってしまうという状態でした。でも、結果良ければすべて良しです。

家に戻るといろいろすることが多く、結果としてかなり歩くことになります。週一で外来のリハビリに通いますが、せいぜい歩いて筋力を回復しようと思います。人生初めての入院でしたが、いろいろ考える時間ができてよかったと思います。