2018年01月18日

籠池夫妻の長期拘留、暗黒政治がまかり通る

DSCN3442森友学園、籠池夫妻の長期拘留が続ている。


 昨年、7月31日の逮捕から、6カ月を迎えようとしている。


 証拠隠滅や海外逃亡の恐れもなく、全てが検察の手元にある。


 そればかりか、詐欺罪に疑問がついており、もっと軽微な補助金適正化法違反だと郷原信郎弁護士は主張する。


 にもかかわらず、今もって保釈すらない。一方で、事件にかかわった財務省佐川理財局長は国税庁長官に栄転。更に昭恵付き谷サエコは、イタリヤ大使館勤務に逃亡させた。


 もし仮に、籠池夫妻が詐欺罪というなら、安倍昭恵もほう助罪だ。あるいは、権力乱用だ。その裏には、安倍晋三だっている。


 だが、トカゲのしっぽ切り以上に、獄死さえ狙っている。一切、公の場で喋らさず、闇から闇に葬ろうというものだ。


 それどころか、安倍晋三と昭恵はシャーシャーと外遊という名の海外旅行を楽しんでいる。こんなことが許されるのか。


 バルト3国やブルガリヤ、ルーマニアなど、北朝鮮圧力で行くべき訪問地ではない。結局、地球儀を俯瞰する外交という名の売名行為以外の何ものでもない。


 その一方で、伊藤詩織さん強姦事件の山口敬之元TBS記者の逮捕さえ、直前で取りやめさせた。完全に権力の私物化を進めているのだ。


 他国の横暴を言う前に、日本の「法の支配」が危機に陥っているのだ。


 昨日、たまたま籠池泰典、淳子夫妻の長男、籠池佳茂氏のツイッターを見た。そこには、日々悔しさをにじませた思いがつづられている。


 ここまで長期拘留が続くことの不当性をつづったものだ。全く同感である。


 仮に、これまで安倍晋三への思い入れから「安倍晋三記念小学校」を作ろうとしたことや、あの大幅値引きを画策したことなど、不当そのものである。権力を笠に着て、値引きを強引にやったことも許されないことだと思っている。


 だが、それら全てを安倍晋三や昭恵をバックボーンにして、やって来たこととはいえ、国会にまで証人喚問を受けかなりのことを証言した。それが、安倍晋三の怒りを買ったとしても、ここまで不当弾圧が許されていいわけがない。


 まさに、トカゲのしっぽ切り、一切喋らさないと長期拘留、獄死さえ狙っている。裁判を受ける権利や、保釈は当然だろう。だが、それさえ司法は拒絶しているのだ。


 その一方で、昨年12月30日には、多くの参加者のもと大阪拘置所前で抗議シュプレヒコールがなされた。


 籠池佳茂氏の呼びかけで集まった人々である。これこそが、民主主義だと思っている。いくら過去に、不法な行いをしても、それを反省し、立ち直るチャンスを与えるべきだ。


 更に言えば、籠池淳子氏は夫・籠池泰典氏を補佐していただけで、罪と言えば小さなものだ。それでも保釈させない。まさに口封じである。


 「法の支配」が問われるのは、日本政治そのもである。籠池夫妻を長期拘留するなら、まずは安倍昭恵が証人喚問に応じろ。そして不当なら逮捕されるべきだ。それが民主主義というものだ。


 韓国では、朴槿恵大統領でさえ逮捕された。そのことを司法も、政治家も考えるべきだ。この事実を放置し続けるなら、権力は腐敗の一途を突き進んでいくだろう。


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2018年01月15日

前に向かう勇気

DSCN343914日、兵庫人権協会の総会に参加した。


 記念講演で、李信恵(リ・シネ)さんが講演するというので出かけた。


 あの在特会・桜井誠から卑劣なヘイトスピーチを受け続け、裁判に立ち上がり勝利した李信恵さんだ。


 裁判の報告集会では、何度も聞いている李信恵さんだが一味違った。


 彼女の生い立ちから、雑誌のライターなどをやって来た彼女の半生は、なかなか面白いものだった。


 特に、彼女は日本の小、中、高校、そして大阪芸大とほとんど日本社会の中で生きて来た。朝鮮学校の出身者でもなかったのだ。


 だが、彼女がフリーライターとして様々な現場に足を運び、記事を上げる中でヘイトスピーチに遭遇する。


 その中で、彼女はおかしいと思うことをネット上でも取り上げた。すると、物凄いヘイト攻撃を受けるようになる。


 路上では、桜井誠から口汚くヘイトスピーチを受け、また2チャンネルや保守速報から物凄い量の個人攻撃を受けるのだ。


 桜井誠から、5寸くぎを送りつけてやると言われた。それを警察に訴えても相手にされなかった。


 あるいはネットで、1日で1万件もの罵詈雑言を受け、本当に見るのも嫌にになる攻撃を受け続けてきたという。


 そんな時に、自分も取材でひどいと感じた京都朝鮮学校襲撃事件での在特会・桜井誠への勝利判決を受け、自分も闘おうと勇気をもらったという。


 そして、桜井誠と保守速報を相手に裁判を起こすが、それに対するありとあらゆる攻撃を受けた。


 そのストレスから、体重は11キロも減り、突発性難聴にもなった。難聴は、今も片方の耳が聞こえないという。


 それでも、2016年に大阪地裁で勝利したが、賠償額は77万円だった。あれだけの被害を受けながら、この程度かと思い、同時に女性差別との複合差別が認められなかったので、控訴した。大阪高裁は賠償額は上がらなかったが、複合差別は認めた。


  そして、最高裁でも確定し、複合差別が認定されたことは、これからの様々な裁判で活用されると喜んでいる。


 もう1つ、保守速報をめぐる裁判では、2017年11月、1審大阪地裁が賠償金200万円、複合差別も認めた。この春から、高裁での審理が続く。


 まだまだヘイトスピーチとの攻防が終わったわけではなく、政党という装いをこらしてヘイトを公然とやるという悪質になっている、ともいう。


 李信恵さんの話で、特に面白かったのは4年前茨木市であった学校教育での講演会場に行くと、そこにヘイトスピーチをやっている人物と遭遇した。向こうも分かって、逃げ出した。そこで追いかけていくと、もう1つの講演会があった。


 それが、右翼の大物・藤岡信勝の講演会だった。わずか20〜30人の会場でもコツコツと出かけて、彼らの思想を広めている。それが、扶桑社などの教科書改悪に結びついている、と思ったという。


 自分も、話が下手だとか、そんなことを言っている場合ではなく、どこにでも出かけて話をしようと思ったというのだ。


 今、時代は、関東大震災の時の朝鮮人大虐殺の時代へと向かっているように思う。自分も殺されるかもしれないそんな時代だが、多くの人と共に平和で安らかな社会を作っていきたいと思っている。


 だからこそ、安寧(アンニョン)という言葉が大好きだと言われた。


 その後、交流会にも参加したが、面白かったのは男はそこまでやる勇気の者はいない、と男連中は口をそろえて言ったことだ。


 思わず俺も笑ったが、本当の強さを持つものはやっぱり女性かな、と思ってしまった。

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2018年01月12日

映画「否定と肯定」を観て

DSCN3429本当に寒い日が続く。今朝は、マイナス11℃だった。


 昨日は、朝起きると雪が少し積もっていた。


 こんな時は思い切って、映画に行こうと岡山の映画館に行った。


 そこで、「否定と肯定」という映画を観た。それは、ユダヤ人大量虐殺を研究する女性教授に、「ユダヤ人大量虐殺はなかった」という自称・歴史学者が抗議する。


 女性教授の講演会に乗り込んだ自称・歴史学者が、講演会を邪魔し、そして逆に名誉棄損だと裁判に訴えるのだ。それも、イギリスで訴えるのである。その方が自分にとって有利だと考えたようだ。


 この映画は、事実をもとに作られている。そして、ここから息つまる裁判闘争である。


 当初、弁護団と女性教授は裁判をめぐって争うのだ。女性教授は自分も証言し、被害者も証言させたいという。だが、弁護団は事実の検証のもと、女性教授も被害者も証言させない、と譲らない。


 そして、訴訟の中心になる弁護士と共にアウシュビッツ収容所跡に検証に行くのだ。待ち合わせ場所に、弁護士はなかなか来ない。遅刻じゃないか、と女性教授は怒るのだ。だが、弁護士は綿密に調査していたのだ。


 弁護団と女性教授の溝が埋まらないまま裁判が始まるが、当初は自称・歴史学者が有利な発言をするが、じわじわ弁護団が攻め立てた。もの凄い検証を行っていくのだ。ほとんど勝利間違いなし、という情勢を生み出した。


 だが、そこで裁判官が自称・歴史学者に有利な誘導を行うのである。そして、結審する。


 まさに、判決までドキドキの時間を過ごす女性教授と弁護団である。そこには、裁判官が歴史修正主義者であれば、判決はどのようにでもできるのだ。


 だが、判決は歴史を歪められなかった。女性教授は、勝利した。まさに、勝利をもぎ取り爆発させたのだ。


 この映画を観ながら、俺は思ったのだ。日本でも、南京大虐殺はなかった、とか、日本軍慰安婦はでっち上げだという歴史修正主義者がいる。まさに、事実を事実として見ないネトウヨや安倍晋三らである。


 この間の「日韓合意」を、韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権が修正したと抗議している連中だ。何を言っているのだ!全く当たり前のことを言っているに過ぎない。


 「日本が心から謝罪し、国際社会とともに再発防止で努力した時、被害者が日本を許すことができる。それが本当の解決だ」と、まっとうな会見を行っている。全くその通りである。


 にも関わらず、アベ政権は「日韓合意は政権が変わろうと、変えてはならない」などと、大騒ぎしているのだ。


 だったら、アメリカ・トランプ政権がTPP合意を破棄し、パリ協定から離脱し、大きく政策転換してることに抗議しろ!アメリカには何も言えず、韓国にだけ抗議するその醜さよ。


 俺は、前から言っているが日本大使館前の慰安婦像は、そのまま置いておくべきだ。過去の過ちを残して置くことこそ、歴史と向かい合うことができるのだ。アウシュビッツ収容所を醜い歴史遺産として、現在もあるからこそ、人々は学習できるのだ。


 映画「否定と肯定」は、改めて歴史への向き合い方を教えてくれた。同時に、この歴史を現在のイスラエルが本質的に理解し、パレスチナの民衆に謝罪と和解に向けた話し合いこそ求められているのだ。


 俺は、現在を見据えるとき、必ず歴史の中の出来事をきちんと総括して見据える必要があると思っている。
 
 

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2018年01月08日

年々難しくなる農をめぐる環境

002この写真は、剪定チップの堆積場である。


 ここから冬場もらってきて、たい肥にしたり温床材料として使う。


 昨年、急に来た寒波の影響でそら豆が発芽せず、剪定チップを撒き、その上からナイロンをかぶせてやっと発芽した。


 それも60株ぐらいである。普通なら、悪くても100株にはなるぐらい種は蒔いた。


 一方、これも発芽しなかった絹サヤ、スナップエンドウ、グリンピースも同じように保温してほぼ思い通りに発芽した。やれやれである。


 何事も、発芽しなければ収穫はないからである。


 それぐらい考え考え、そして試行錯誤しなければ野菜や穀物の栽培は難しくなった。


 それもこれも、気候変動が食をめぐって困難を突き付けているのだ。


 何故なら、2017年末から2018年にかけて、野菜の高騰と食材不足が顕著になって来たからだ。


 先日、スパーに買い物に行くと、キャベツが380円で売られていた。消費税を入れて400円を超えていた。勿論、俺は買わないが、野菜の値段がどれぐらいかよく見るのだ。


 その理由がよく分かる。俺のように無農薬で栽培していると虫の大量発生で野菜がボロボロになったりするのはよくある。だが、2017年秋は農薬を使用していても、ボロボロになっている野菜を見ることもしばしばであった。


 よほどきれいに栽培されている野菜を見ると、どれほど農薬をかけているのかと思ったりする。牛窓地区の大規模野菜栽培地区では、白菜栽培に8回農薬をかけていると聞いたことがある。


 それぐらい殺虫剤をかけ、見かけのきれいな野菜を栽培しているのだ。勿論、大きくするため化学肥料もたっぷり投入する。


 それは通常の栽培だが、この間は寒波の襲来もあってより一層困難にしたのだ。成長しないのである。うちの大根など小根である。勿論、葉も食われている。


 あるいは、白菜は防虫ネットの覆いをしていても、虫食いだらけで遂にほとんど巻きもしない。ニンジンは、ほとんど虫食いはないが、これも細い。ただ、大量に畑に眠っている。


 キャベツは、冬用は無理だ。春用に今のところ小さいながら踏ん張っている。問題は、春に襲ってくるヒヨドリにやられないか、対策が必要だ。


 そんなことも含めて、今年も襲来するであろう気候変動である。台風や長雨、あるいは長期乾燥・砂漠化である。


 これは世界的規模で進行しているものであり、食の不安定化は避けられない。いつまでも食は、一番後回しなど考えらない時代が来ようとしている。すなわち、食の確保が難しくなる時代だ。


 一方で、栽培する側も、「例年どおり」が通用しない時代の到来である。より一層の工夫が求められる。


 そして、そうした工夫と同時に、冬場の土づくりこそ一番重要だと考える。この時期こそ、手抜きは出来ないのだ。堆肥を作り、あるいは腐葉を入れ込んでいくことだ。


 今、世界的食糧危機の時代は、そんなに遠い世界ではないことの自覚こそ重要だと俺は思っている。


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2018年01月05日

メディアの改憲誘導

DSCN3417テレビが全く面白くない。


 年末年始も見たい番組など皆無だった。


 紅白も見ないし、せいぜい横目で箱根駅伝ぐらい見る程度だ。


 そんなことで、久しぶりに「朝まで生テレビ」を録画して見てみた。改めて、げっそりした。


 何故なら、ほとんど憲法改正派を並べていたからだ。メディアが、いよいよ改憲に向けて誘導しだした、ということか。


 そんな中、唯一素晴らしかったのがウーマンラッシュアワーの村本大輔だった。


 ほとんど全員から、「小学校から入り直せ」と言われながら、ひるまなかった。


 インターネット上でも、物凄いバッシングを浴びていたが、村本大輔の何が悪い!彼が言った「非武装中立」が、何が小学校程度の「無知」なのか。ふざけるな!と言いたい。


 映画「コスタリカの軌跡」を観たが、隣国と地続きの中米コスタリカで、非武装中立を実践しているではないか。


 どこが、非現実的なのだ。更に、日本は戦後72年間、現行憲法があればこそ海外で戦争をしてこなかったし、直接的に殺し、殺されなかったのだ。これが現実だ。


 村本大輔を、非現実的だと非難など出来ない。侵略戦争もまた、「防衛」という名のもとに先制攻撃や侵略戦争を行ってきたのだ。


 井上達夫東大教授は、村本大輔非難の急先鋒だったが北朝鮮危機を作り出しているのは誰なのか。トランプであり、アベではないか。憲法改正すれば、立憲主義が通るなど筋違いだ。アベは、現行憲法を「解釈改憲」で集団的自衛権や共謀罪を強行してきたではないか。


 更に、落合洋一や三浦瑠璃など、自分のほんのわずかの知識披歴だけの自己満足ではないか。特に、あの落合洋一の態度の悪さは、見ているだけで反吐が出る。


 こいつなど、自分は戦争に行かない前提で、人をだまくらかして戦争に向かわせようという輩だ。自分が戦争に駆り出されれば、ガタガタと震え上がり、一番に死んでいく人間だ。


 昨日、たまたま日帝の侵略戦争時代のインパール作戦を久しぶりに見た。そこでは、3万人の戦死者の内6割が飢えと病死だと報じていた。


 「死の行軍」と言われ、食糧や物資補給の兵站(へいたん)が全く考慮に入れないインド侵攻は、まさに無謀以前の問題だ。


 だが、その作戦を指揮した牟田口廉也中将は、3万人の兵士を無残な死に追いやりながら、自分は生きて日本に逃げ帰った人物だ。こんな無責任な将校がほとんど生き残っているのだ。


 そして、無残な死を遂げた兵隊こそ、貧農であったり、底辺プロレタリアートの青年なのだ。


 更に、残念なことに、現代日本社会も今も無責任な体制が継続しているのだ。毎月、100時間も200時間も残業を押し付けながら、だれも責任を取らないのだ。そして過労死が続いている。


 これなど、あの侵略戦争で無駄死にした兵隊と同根であり、まったく過去が生きていないのだ。


 俺も、現行憲法をいいとは思っていない。特に、戦犯天皇裕仁が断罪されず、現行憲法に象徴ととして生き残ったからだ。


 あるいは、「国民」という名のもと外国人が排斥される条文があるからだ。本来は、「人民」とするなり、「住民」とするなど、日本に住む人々が平等に扱われなければならない。


 そうした不備があるが、それでも現行憲法の平和条項を守り続ける必要があると考える。戦争の被害は、全ての人に及ぶからだ。特に、侵略戦争被害を受ける人々をこれ以上増やしてはならない。


 だからこそ、俺は憲法改正に反対する。特に、アベ改憲の欺まんに騙されてはならない、と考える。

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2018年01月01日

2018年 年頭に当たって思うこと

DSCN34222018年1月1日の夜明けはシンプルな晴天だ。


 昨夜の月は、こうこうと輝き満月近しの明るさだった。


 こうして新年が開け、自然の営みが続いていくことを願わずにはいられない。


 だが、今年は本当に正念場と思わずにはいられない。


 アメリカ・トランプは自らの得点稼ぎに何を仕出かすか分からない人物である。そんな人物に付き従っているのがアベだ。そういう面では、極悪連合である。


 だが、メディアは相変わらず北朝鮮バッシングに明け暮れている。あるいは、大相撲暴力事件である。


 戦後、ここまでメディア統制が進んだ時代はない。完璧に、政権コントロール下で情報操作が進んでいるのだ。


 そんな中、今年は本当に戦争への道か、反戦の道かが問われることになるだろう。全ての人が犠牲となる戦争の道を許すことはできない。


 今、北朝鮮への経済制裁は命綱の石油精製品にまで及ぼうとしている。それでも、北朝鮮が核とミサイルを放棄するとはない。


 何故なら、北朝鮮が核とミサイル開発に突き進んだ理由が、アメリカによるアフガン・イラク侵略戦争であり、破壊しつくしたあの戦争を見るとき、北朝鮮の生きる道を核とミサイルと考えたとしても不思議ではない。


 俺は、一切の核兵器保有を許しがたいと思っている。だが、北朝鮮だけを許さない、というのはあまりにも身勝手だ。


 あるいは、シリアへの介入と破壊行為は、見るも無残な都市の墓場を作り出している。米軍を中心としたNATO軍の空爆である。


 そんな世界の状況を見たとき、俺は経済制裁に一貫して反対だ。何故なら、経済制裁で困るのは民衆であり、指導部は決してそのことで飢えたりはしないのだ。


 そして今、アメリカ・トランプやアベは、北朝鮮が核とミサイルを放棄しなければ、対話に応じないと豪語している。だが、この緊張の延長には戦争しかないのだ。それでいいのか。


 まさに、トランプは武器を売りたいがために、アベは憲法改正と国防軍作りのために、北朝鮮情勢を利用しているのだ。


 アベは「北朝鮮の挑発」と言い続ければ、軍事費にいくらかカネをかけようと、民衆は支持してくれると高をくくっている。その一方で、アメリカ追従を深め、共同侵略戦争に打って出ようというのだ。


 だが、それは全ての民衆にとって不幸だし、地球的破滅を招くものだ。核戦争になる可能性は、最も高いと言わざるを得ない。


 だからこそ、戦争絶対反対の声を高め、アベの自己保身「国難」世論作りと対峙する必要がある。対話だ、対話こそが平和への道だと声を大にして言い続ける必要がある。


 俺は、ここ1年が勝負だと思っている。ここで、トランプやアベの思惑を潰せば、戦争危機は回避できると考える。


 そんな大きな分岐点の1年を、全ての民衆に問い続けなければならないという思いである。

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2017年12月28日

閉塞感ただよう2017年末に

DSCN3671浮ついた2017年末の世相である。


 株価が、第2のバブルだ。求人倍率は、ここ何十年来の高水準だ。


 そして、高級寝台列車の乗車倍率が数十倍だと、どこの世界だという浮かれようだ。


 その一方で、置き去りにされた人々は、怒りが内に内にと向かう。


 親の子殺しや、身内への虐待など怒りが内へ内へ向かっている。それだけではない。障害者や朝鮮人、あるいは沖縄へと吐け口が向かっている。


 人が人として尊ばれず、生きる価値がないと否定されることほど言いようのない苦しみはない。


 だから、若い人を中心として自殺願望が噴き出ているのだ。そして、そうした若者を狙った殺人さえ起きている。


 この日本社会の閉塞感こそ、不平等が不平等のまま公然と闊歩していることだ。貧困や格差、そして権力を握ったものが自由に私欲を思いのまま行使できる。それが日本社会だ。


 圧倒的多数の人々が、自由ではない社会がそこにある。だが、そのことを気付かさないシステムが動いている。圧倒的なメディアの力だ。日々流される情報に惑わされ、自分が不幸なのは自分の努力が足りないと思わされ続けている。


 この社会の歯車から排除されることへの恐怖感。だからこそ、普通でいたい。目立たなく、自分を守り続けたい。そんな日々の中で、それでも怒りは沸き上がり、身近なところに怒りは向け続けられる。家族の家族殺しこそ、この社会の閉塞感であり、人間が否定され続けている現象だ。


 だが、人間があるがままで尊重され、その生きざまが肯定されることこそ、本当に生き良い社会だと考える。本当はみんな人に喜ばれたいのだ。人が必要とされる人間でいたいのだ。


 それを否定され続けているこの社会で、それでも人間は人間でいたいと思う。その確認ができるのは土と共に、自然と共に生きる生き方こそ、そのことを再確認できると思っている。


 俺も、30年近く運動をしている市民運動がある。そこで、俺は最近批判ばかり受けている。うまくいかなければ、その矛先が内に内に向かって行く。当然、俺にも非がある。だが、それだけではない社会情勢というのもある。


 人間、どんな人間でも批判ばかり受け続けると嫌になるものだ。勿論、俺も過去、かなり人を批判してきた人間である。ただ、そうした総括も含めて人を肯定することの大事さを感じている。


 そして、今自分を取り戻せる場所は土と自然だと思っている。そこに向かっている内に、自分の感性を取り戻せるようになっている。


 だからこそ、人間の原点こそ、この自然を通して生きる糧を手に入れることだと思っている。同時に、人に喜んでもらうこそ、人間の原点だとも思う。そのことは1つのことに限らず、模索し続けることだと思っている。


 そんなことをつらつら考える2017年末である。


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2017年12月25日

気候変動と向き合って

00223日、フィリッピンで台風27号による洪水などで133人が死亡、数十人が行方不明という。


 日本でも、この1年台風や大雨で多くの人命が失われた。


 こうした気候変動は、世界的規模で発生しており、アメリカ・カルフォルニアの大火災は記憶に新しいところである。


 ヨーロッパでも、各地で山火事が発生しており、温室効果ガス排出の大きさが被害拡大につながっているという。


 いかに地球温暖化防止協定(パリ協定)の遵守が大事か、いやそれ以上の取り組みが求められているのだ。


 だが、一方でアメリカ・トランプがパリ協定離脱を表明した。


 世界は、これから本当に気候変動と向き合う覚悟をしなければならない状況にある。


 それは、台風なら最大級の大型台風が直撃する時代だ。あるいは、山火事が止まることのない炎天と乾燥が続くというものだ。


 俺の認識でも、昨年も今年も天候不順続きだった、と記憶する。長雨や豪雨、それに季節外れの台風。そして、寒波襲来の早まり。


 地球が、いよいよ怒り出している、という思いが強い。あまりにも快適を追求するあまり、環境負荷を考えない。


 街では、ボタン1つで全ての機能が完備した生活である。それに、余りにもポリ包装の多いことか。俺は、よく買い物に行くが、必ず包装は拒否する。買い物袋を持っていくのだ。


 今は、リサイクルでポリ容器などを回収しているが、それでもリサイクルに大量のエネルギーを使う時代だ。


 そうしたことも含めて、これからは本当に簡素な生き方が求められていると思っている。それは、楽をすれば、それだけエネルギーを消費していく。この悪循環を断っていくということだ。


 ただ、現役の労働者の場合、本当に長時間労働だったり、昼も夜も労働だったり、日本の雇用関係は無茶苦茶だ。だから、食事や家事にそんなに時間をかけられない、というのもわかる。


 あるいは、快適な日常に慣れてしまえば、そこからの脱出も難しい。だが、そこにはより多くのカネがかかり、エネルギーの大量消費がついて回る。


 簡素な生活もそんなに簡単ではないが、例えば寝る際、エアコンではなく湯たんぽだって、大きな省エネである。そうしたことも含め、少し前の時代感覚で生きれば、大量消費に歯止めがかかるのではないかと思ったりする。


 そうでなければ、台風や長雨、更に砂漠化ともいうべき炎天続きの気候変動はますますひどくなっていくだろう。


 それは、農作物栽培にも言えるのだ。ここまで異常気象が常態化すれば、農作物栽培は本当に難しい。そんな思いを強くした1年だった。


 百姓をしていれば一番よく分かるのだが、気候変動ほど従来の栽培方法が通用しないのだ。だからこそ、本当に地球温暖化CO2排出をできるだけ減らしてほしい、と願わずにはいられない。


 それが、ひいてはすべての人の安心につながると思うのだ。もうこれ以上災害が増えてほしくないからだ。

tsokta at 10:09|PermalinkComments(0)

2017年12月22日

どう考えても納得がいかない

0042000億円と160億円、この差は誰が見ても大きすぎる。


 何を言いたいか。それは、イージス・アショア2基に2000億円かけながら、生活保護費を毎年160億円減額するというものだ。

 3年間かけて、生活保護費は5%減額、母子加算は2割減額という政府方針である。


 その一方で、軍事費は年々拡大し、5兆円を突破する。


 とりわけ大きいのは地上配備型迎撃ミサイルイージス・アショア2基2000億円である。


 それだけはない。あの墜落しまくっているオスプレイを17機3600億円、1機200億円もするF35戦闘機を6機購入するともいう。


 まさに、アメリカ・トランプ言いなりの高額武器を天井知らずに買いまくる。これが安倍政権の本質である。


 平和へ向けた取り組みを一切放棄し、トランプに付き従っていれば安心と飼い犬そのものである。


 だが、この生活保護費というものは、本当に切実なものだ。病気になったり、障害を負ったり、高齢で働けなくなったり、様々な理由で生活保護に頼らざるを得ない時がある。最後のセフティーネットである。


 それを、5年前に6、5%削減し、さらに今回5%削減するとうものだ。まさに死ねと言っているようなもので、税金は巻き上げるだけ巻き上げて、その配分はしないと言っているようなものだ。


 この生活保護について、俺は特別な思いがある。それは、小学校時代も中学校時代も俺は生活保護で育ってきたからだ。


 これほど悔しくて、惨めなものはない。それは、今でも記憶にしっかり刻まれているが、給食費を当時は教室で集めていた。俺は、生活保護のため、先生に持っていくことができない。


 それを、同級生が「北川、何で給食費払わんのや!」とからかわれたり、タダ飯を食っていると腹立ちまぎれに言われたものだ。だから、俺はよくケンカした。


 小学校、中学校時代、俺は体も小さく痩せぽっちだった。それでも向かって行った。小学校時代は、たいてい喧嘩は負けなかった。それは、当時は泣いた方が負けだったからだ。俺は、泣かなかった。悔しさなんか腹の中に山ほど溜まっていた。それをこんなところで吐き出すことなんか出来なかったのだ。


 だが、中学時代は喧嘩はよく負けた。それは、その頃になると、ほとんど体力勝負だったからだ。小さく痩せぽっちの俺は、のびてしまっていた。叩きのばされるという奴だ。


 俺が、大きくなったのは中学を出て働きに出だしてからである。自分の稼いだカネで飯を食い、大きくなったような気がする。勿論、そればかりでもないとも思うが。


 だから、よく我々の世代が「貧乏だった」というが、そんなもの比べ物にならないぐらいの貧乏だった。小学校4年から新聞配達をしたが、本当に店主に頼み込みやっとのことで雇ってもらった。


 自転車も、その時に覚えた。高校も、生活保護の子は「行く」なんて言える時代ではなかった。


 それだけではない。俺は、役所に母親と生活保護担当のやり取りを聞きに行っていたが、聞くに堪えないやり取りだった。悔しくて、悔しくてたまらなかった。ここまで人をさげすむのかという、発言だった。


 だから今、俺はいつも最悪を考えながら生きる生き方になった。生活保護受給というのは、そんなに甘いものではないのだ。だけど、それは本当に最低限の生きるすべなのだ。

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2017年12月18日

冬枯れのなか、今思うこと

DSCN3667写真は、今年の大豆を乾燥させているところである。


 先日脱穀し、まだきちんと選別していないが、15キロ以上はありそうだ。


 今年は、大豆はまずまずの出来だし、全体にきれいな豆に出来ている。


 だが、黒豆は散々だった。イノシシにやられ、良い粒のものはほとんどない。


 秋冬野菜も、大量のサルハ虫発生と寒波で散々である。


 そんな落胆したり、喜んだりの日々だが、それでも毎日忙しい日々が続いている。


 耕作放棄地の草刈りや、風呂や薪ストーブの木を切ったり割ったり、ニワトリの米ぬかを集めたり、日生港にカキガラを貰ってきたり、と暇な1日はない。


 朝は氷点下の日々が続き、家の中も5℃前後である。それでも湯たんぽを抱えながら、よく眠る。


 だから、欲を言えばきりがないが、十分幸せである。米と大豆があれば生きていける。ただ、そんな日々の中で、自分の生活が良ければいいとも思っていない。


 地球的な規模でいえば、気候変動が自然を壊し続けている。このままいけば、いずれ食糧危機が来てもおかしくないと思っている。一番大事なことは、日常食が十分に食べられることである。


 グルメなんぞ、くそくらえだ。一番腹が減ったときのおにぎりの味に勝るものはない。本当に美味しいものとは、日常食が空腹を満たす時だ。


 だからこそ、地球的規模で環境が破壊されていくことに我慢ならない。それは、自分たちの生きる環境を壊し続けていることに他ならない。


 それは、百姓をやっているとよく分かる。毎年毎年、耕作放棄地が増え続け、イノシシやシカ、それに最近増えだしたヌートリアなど外来種が作物を荒らしに来るという悪循環の増加だ。


 日本列島での自給率減少は、いずれそれは自らに跳ね返ってくるものだ。そんな危機感を共有できる人は少ないだろうが、俺の中にはある。


 更に日本社会を直視すれば、いかに問題のすり替えが横行しているか。大相撲の暴行問題をこれでもか、というぐらい取り上げるテレビのひどさにあきれ返る。


 同時に、北朝鮮バッシングのひどさに許せない思いで一杯だ。どうして、アメリカ・トランプを糾弾しないのだ。一番の挑発者はトランプであり、いつ北朝鮮への先制攻撃をするか分からない危険こそ許してはならない。


 同時に、北朝鮮バッシングは朝鮮学校へ通う生徒たちをどれだけ追い込んでいるか。心が痛む。在日朝鮮人がもっと尊厳を持って生きれる社会こそ、日本民衆は保証すべきだ。侵略の歴史と暴虐の歴史を作ったのは日本である。だからこそ、俺にとっての一番の腹立ちである。


 そんな日々を思いめぐらしながら、歯がゆい思いの俺の心は晴れることはない。だからこそ、俺の中にあるのは一歩前に、である。

tsokta at 09:39|PermalinkComments(0)