2012年07月

2012年07月27日

質疑応答型に注意!(CDA2次対策)

傾聴はお話を聴くこと。従って、話し手が主役。面談においても、まずはお話を聴くことからです。そうすることによって信頼関係が築かれ、話はスムースに進んでいきます。

と言うと、その通り、当たり前、となって誰も異論がないと思います。しかし・・・、意外にそうなっていないことが多いんですね。

例えば、「今日は転職の相談で来ました。」というクライエントに、「では、転職についてお話して頂けますか?」というのはどうでしょう。一見問題はなさそうですよね。

ところが、どんなことが起こるかというと、クライエントは「ああそうか、転職について話せばいいんだ」と思って、一所懸命転職について話すでしょう。

しかしながら、ひとのこころとは複雑なものです。「転職したい」という気持ちの裏にどんな感情が隠れているのか・・・。それもクライエントさえ気づかない感情が・・・。

ここはやはり、「では、お話を聞かせて頂けますか?」として、テーマを絞らないようにするのが基本ですね、スタートですから。転職を検討しようと思う様になった切っ掛け、経緯、そして気持ち、感情、考え、価値観。何でも自由に話してもらうことで、その後の展開が開けて来ます。

CIMG1423また、来談目的が話された後、始めから「質問」を多用してしまうケースが見受けられます。それは、あたかも「面談とは、質問すること」と理解しているかのようです。

「~について話して頂けますか?」「~についてはどう思いますか?」「何か切っ掛けはあったんですか?」

勿論、質問自体は悪くありません。問題はタイミングです。クライエントは話したいことを話し終わっているか? いないとしたら、それは自己探索を邪魔していること以外の何者でもありません。

その場合、クライエントは話したいことが話せずストレスを溜めていることでしょう。そして話は堂々巡り。仕方無く質問に答える。すると、また質問が来る。仕方ないからまたまた頭で考えて答える。

そして、次の質問を待つ。やがて、質問者はネタが切れ、自分自身が沈黙・・・。

こうした「質疑応答型」の面談は、誘導的でカウンセリングではありません。それは頭の中で考えているだけの”気づき”とは無縁の思考です。

この様に、「質問」は両刃の剣です。非常に有用なツールであるのに、凶器にもなる。

講座をやっていると、よく「どんな質問をしたらいいか」と尋ねられます。ですが、重要なのは「何を?」よりも「何時(いつ)?」なのではないか、そんな気がします。

言いたいことが話せたという感触が得られて初めて、カウンセラーの言葉が響くんですね。

従って、「質疑応答型」の面談はカウンセラーの首を絞めてしまうことになります。少なくとも前半は反映を中心にした傾聴を心掛ける必要がありそうですね。

〔ご参考〕:「CDA2次対策レジュメ」のお申し込み



tsowonder at 23:55|PermalinkComments(3)TrackBack(0) CDA2次対策 

2012年07月12日

Be>Do(CDA2次対策)

仕事がかさみ、ごたごたしていましたが、何とか峠を越えて見通しがよくなってきました。CDA2次対策勉強会やロールプレイ研修もほぼ満席、残すところ数席です。

1次試験の合否が発表されると、2次試験初受験者の申込が集中します。

初受験の方は、1次発表から2次試験まで1カ月半しかありませんので、大変です。それに、「具体的にどうしたらいいのか?」という問いに、それまでの学習は答えてくれません。

それはある意味でカウンセリングの本質なのかもしれませんね。万人に共通の答なんてないんだ! 千人いたら千通りのやり方があっていいんだ! 自分で気づくしかないんだ! と。

確かにその通りなんですね。それを否定する気持ちは全くありませんし、むしろ賛同する気持ちの方が強くさえあります。

ですが、ですが、ですが、最低線のガイドライン、それも「具体的な拠り所となるもの」くらいはあってもいいんじゃないの? と思う訳であります。

CIMG7250
カウンセリングの世界。それは全く想像を超えた世界です。常識では思いもつきません。まあ、こんな世界もあったのかと。入口はこんな感じです。

相談に乗る

それはアドバイスすることであり、面倒をみることであり、励ますことである。それは一所懸命考えることであり、問題を解決してあげることであり、手伝ってあげることである。それは、・・・止めておきましょう。無駄です。

これらは、カウンセリングとは無縁の世界です。カウンセリングは相談に乗ってはいけないんですね。

えええええ?????

はい。(達人からはそう返ってくるでしょう。)

まず、こうした「やらなければならないこと」という思い込みから如何に離れるか、それがCDAのスタートラインに立つということです。

それは、何もCDAだけのスタートラインではないんですね。ひととしてのスタートラインでもある訳です。ブッダはそれを執着と呼び、解脱の道を追求しました。

おお、かなり飛躍しちゃいましたね。戻りましょう。

まず、「CDA=相談に乗る人」というイメージを忘れてください。ではどうすればいいんだよー?となりますよね。

はい、何もしなくていいんです。そう考えた方がむしろ、カウンセリングの世界に近いと思います。

よく分からねーなー。
はい、あまり考えないでください。考えた瞬間から気持ちは離れていきます。

要するに、 Be > Do なんですね。

「何かやってあげようとする」よりは「どのようにして居るか」の方がずっと重要です。「受容する」よりも「受容的である」、「共感する」よりも「共感的である」ことの方がずっとずっとパワーを秘めることになります。

何かをしようとするから、自分が取り残されるんですね。まずはしっかり自分自身で居てください。それがCDAに向かうスタートなんだと思います。

tsowonder at 23:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) CDA2次対策 
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