もう二十年くらい前のことだろうか。


私はその頃「子連れ狼」にハマっていて、古い時代劇好きな唐詩郎とはよくその手の話で盛り上がっていました。


そんなある日、たまたまヤフオクで「子連れ狼・拝一刀&大五郎」のフィギュアを手に入れました。


リアル造形で有名な原型師さんの作品なのか、萬屋錦之介と西川君の素晴らしい出来栄えでした。


購入の際に塗装の件にはを相談してみたら、かなり不快な応対だったので、その頃モデラーで食っていた唐詩郎に塗装を頼んだのでした。


あれから幾年月という長〜い時を経て、数ヶ月前のやり取りで「そういえば、遠い昔に預けてあった子連れ狼の人形はまだ存在するのかね?」と聞くと「うーん、どっかにはある。捨てちゃいねー。探しとくよ」と言っていました。


その後、身体の調子などを聞きながらのやり取りで、彼が「それと錦之助は見つからず。すまねえ…」と言って来たので、その件には特に触れず流していました。


それというのも預けてから約二十年という歳月、さらに彼は二回ほど引っ越しもしているので、持って行ってるにしても、どっかに迷宮入りしている可能性が非常に高かったからです。


PSX_20211124_190249
「日の暮れ方がすっかり冬ですねぇ…」


昨日の葬儀の際、兄弟子から「コレ、子連れ狼」と渡してもらったのですが、部屋の掃除をしたときに見つけてくれたそうです。



彼の家財一切は諸事情により手を付けられそうに無いので、持ち出しも形見分けも叶いませんが、逆に私にはエピソードのあるこのフィギュアのほうが、長年彼の手元にあったので感慨深いモノがあります。


PSX_20211124_190505
「萬屋錦之介版の子連れ狼。大五郎の西川君はたしか服役中…」


自分のイメージでは、もう少しサイズ感が大きかった印象でしたが、それだけ時間が経っている証拠なんでしょうね。



大五郎の丁髷(ちょんまげ)部分はさすがに折れて消失していましたが、そのくらいなら素人の私にも作れそう(たぶん)なので気にしてません。


どうせなら唐詩郎に初期メイクのゾンビみたいな拝一刀を再現して欲しかったなぁ。


<おわり>