そういえば鮎川誠さんが亡くなっていましたね。


彼の作曲した「ふっと一息」は名曲ですが、私的にはルースターズの「ALL ALONE」を先に聴いたのでそちらに馴染みがあります。


「ザ・ルースターズ ALL ALONE」

「サンハウス ふっと一息 ギター鮎川誠」



鮎川誠氏はカッコイイ男でしたが、歌唱力のほうはチョッピリ残念な感じでした。


そういうミュージシャンは割と居て、小室哲哉やYOSHIKIなんかも天才的ではありますが、歌はあんまりな感じですよね。


才能というのは望んだところに現れるのではなく、存外望まぬパターンもあり、むしろそちらのほうが多い気すらします。


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最近、懐かしい曲を思い出して探していたのですが「ボ・ガンボス」というバンドの「FLOWERS」という曲が見つからないな~と思っていたら、この曲は前身の「ローザ・ルクセンブルグ」時代の曲だったのですね。


「ローザ・ルクセンブルグ」は、1994年NHKのコンテスト『YOUNG MUSIC FESTIVAL』に出場し金賞を受賞、注目を浴びますが、受賞曲「在中国的少年」に差別的表現があるとして金賞にも関わらず放送されませんでした。


ローザ・ルクセンブルグを解散したどんとが、ボ・ガンボスを結成して、私が探していたFLOWERSという曲はこちらに引き継がれていたようです。



どんと
は享年37歳という若さでこの世を去りますが、彼の独特な世界観が平和で私は好きでしたね。


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「ボ・ガンボス結成時の写真。 音楽ナタリーより」


さらに、そんな流れで色々懐かしい曲を聴いていたら、じゃがたらが聴きたくなって幻のライブと言われた「タンゴ」の音源がありました。




じゃがたらの江戸アケミが精神疾患で入院、退院後しばし活動するも自宅の風呂で溺死するというショッキングな最期でありました。


享年36歳。


じゃがたらはパンクとファンクとロックが入り混じった改革的なバンドでしたが、江戸アケミに続いてさらに二人のメンバーが他界したことでも有名なバンドでした。



どんとにしても江戸アケミにしても、見てるだけで他人を幸せにする何かを持っていましたね。


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「江戸アケミ 音楽ナタリーより」


サウイフモノニ
ワタシハナリタイ



<おわり>