ウチの子と話していて「なんで勉強しなきゃいけないの?」という言葉が出るようになりました。
試験前だとそんな文句をぶつけて来たりします。
まあ、私は中学も高校も試験前はそれなりに勉強して準備しましたが、元の知能が低いので努力が実ることはあまり無かったですね。

十代の時は「なんか手に職を」なんて意識でいましたが、それは親父が職人だった影響からでしょう。
自分に才能があると思われた「絵」は専門学校に行ってから「そんなに絵を描くことが好きではない」ことに気付くという間抜けぶりで、在学中の殆どはボクシングに情熱を注いでしまいました。
コンビニの店員からアメ横の卸系菓子屋、家業の基地局内工事をやりながらプロレス衣装作りからハーレー屋まで色々やりましたが、心底「楽しい」と思える仕事には出会えませんでしたね。

自分で服屋やったり作ったりもしましたが、決して楽しいワケでは無かったですし、武術を教えるのは楽しいし指導しているのも好きなのですが、これはこれで食えるかというとそれは大変難しい世界です。
整体の仕事は、今の技術だと他人と差別化出来るし、自分のルールを持ち込んで技術体系化するのは面白いし、人と話すのが好きだから合っていると思うが、気功というジャンル故か? 行列が出来てテレビに出るほど忙しくないし、どちらかというと忙しくなくて困ってる状態だし…。

なんでこんなことを書くのかというと、ウチには学生の頃から来ている男の子がいて、その子は家業を継ぐためにその系統の学校を選択し、就職先も経験値を積むために選んで決めたのだが、数年経ってみてわかったのは、やはり向いていないのだ。
私は会った時から、ガテン系の仕事をして来た経験上「君には厳しかろう」と思って、その都度アドバイスをして、その子も素直に助言に従ってなんとかやって来たんですが、とうとう父親のほうが自分の会社をM&Aにと言って来たそうなんですね。
M&A(エムアンドエー)とは「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略です。
会社と社員を引き取ってもらうって話ですが、やはり彼には荷が重たいということを父親もわかっていたのでしょう。
職場のほうでも4回目の異動になるようで、まだ異動先は決まってないそうだが、明らかに会社的には「お荷物」だったのだろう。
この話を私にしながら彼は泣いていましたが、これはその子が悪いのではなく「水が合っていない」のが問題なだけなのだ。

私自身は、どのバイトもそつなくこなすくらいの器用さはあったので、バイトでありながら社員より幹部的な仕事を任されたり、学校でもクラス委員長とか部長とか、振り返るとなんだかんだ偉い?立場になることも多かったが、トラブルも多く大抵は下の者を庇って責任取らされるみたいなパターンがやたらあったのだ。
たぶん身体がデカイのが威圧的に映るせいで持ち上げられたのだろうけど、自分の選んだことは向き不向きに関わらず手抜きをせずやって来たつもりだが、振り返れば結果が出たモノは少ないかもね。
なので「なにがプラスに働くかわからない」というのが人生だと思うので、どちらかというと岐路に立った時は「出会い」による良縁が何より大事なので、コミュニケーション能力のほうがよっぽど大事ですよね。

これから益々不況になって食べるにも困るようになれば、多少勉強出来て成績が良くても相手にされないだろうし、食べ物を分けてもらうには人から好かれなければいけません。
自分が大事でも困った時は「お互いさま」ですから、頼りっぱなしでいると信用を失いますし、苦しい時ほど人間性は出るモノですからね。
先の彼も、コミュニケーション能力がもう少し長けていたら流れは変わったかも知れませんが、本人が窮地と捉えている出来事を逆に「自由になるチャンス」と考えて、本当に自分を活かせる場所を一緒に探してあげようと思います。
彼が学生時代の頃はご近所でしたが、今は千葉から通ってくれているので、その子からしたら私は兄貴というよりお父さんという年齢差ですが、良いところも弱点も知っているのでね。
ウチの子の場合は、ずっとこんな感じで甘えて欲しいと思いますが、親としてはそうも言ってられないので、彼女の未来の可能性を広げるために知識は必要、故に「勉強は大事だよ」と…。

そうしないと「父のように自分を恨んでる人を集めたら野球チームくらいは出来てしまうよ」って話になるんでね、あはは(苦笑)
<おわり>
試験前だとそんな文句をぶつけて来たりします。
まあ、私は中学も高校も試験前はそれなりに勉強して準備しましたが、元の知能が低いので努力が実ることはあまり無かったですね。

十代の時は「なんか手に職を」なんて意識でいましたが、それは親父が職人だった影響からでしょう。
自分に才能があると思われた「絵」は専門学校に行ってから「そんなに絵を描くことが好きではない」ことに気付くという間抜けぶりで、在学中の殆どはボクシングに情熱を注いでしまいました。
コンビニの店員からアメ横の卸系菓子屋、家業の基地局内工事をやりながらプロレス衣装作りからハーレー屋まで色々やりましたが、心底「楽しい」と思える仕事には出会えませんでしたね。

自分で服屋やったり作ったりもしましたが、決して楽しいワケでは無かったですし、武術を教えるのは楽しいし指導しているのも好きなのですが、これはこれで食えるかというとそれは大変難しい世界です。
整体の仕事は、今の技術だと他人と差別化出来るし、自分のルールを持ち込んで技術体系化するのは面白いし、人と話すのが好きだから合っていると思うが、気功というジャンル故か? 行列が出来てテレビに出るほど忙しくないし、どちらかというと忙しくなくて困ってる状態だし…。

なんでこんなことを書くのかというと、ウチには学生の頃から来ている男の子がいて、その子は家業を継ぐためにその系統の学校を選択し、就職先も経験値を積むために選んで決めたのだが、数年経ってみてわかったのは、やはり向いていないのだ。
私は会った時から、ガテン系の仕事をして来た経験上「君には厳しかろう」と思って、その都度アドバイスをして、その子も素直に助言に従ってなんとかやって来たんですが、とうとう父親のほうが自分の会社をM&Aにと言って来たそうなんですね。
M&A(エムアンドエー)とは「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略です。
会社と社員を引き取ってもらうって話ですが、やはり彼には荷が重たいということを父親もわかっていたのでしょう。
職場のほうでも4回目の異動になるようで、まだ異動先は決まってないそうだが、明らかに会社的には「お荷物」だったのだろう。
この話を私にしながら彼は泣いていましたが、これはその子が悪いのではなく「水が合っていない」のが問題なだけなのだ。

私自身は、どのバイトもそつなくこなすくらいの器用さはあったので、バイトでありながら社員より幹部的な仕事を任されたり、学校でもクラス委員長とか部長とか、振り返るとなんだかんだ偉い?立場になることも多かったが、トラブルも多く大抵は下の者を庇って責任取らされるみたいなパターンがやたらあったのだ。
たぶん身体がデカイのが威圧的に映るせいで持ち上げられたのだろうけど、自分の選んだことは向き不向きに関わらず手抜きをせずやって来たつもりだが、振り返れば結果が出たモノは少ないかもね。
なので「なにがプラスに働くかわからない」というのが人生だと思うので、どちらかというと岐路に立った時は「出会い」による良縁が何より大事なので、コミュニケーション能力のほうがよっぽど大事ですよね。

これから益々不況になって食べるにも困るようになれば、多少勉強出来て成績が良くても相手にされないだろうし、食べ物を分けてもらうには人から好かれなければいけません。
自分が大事でも困った時は「お互いさま」ですから、頼りっぱなしでいると信用を失いますし、苦しい時ほど人間性は出るモノですからね。
先の彼も、コミュニケーション能力がもう少し長けていたら流れは変わったかも知れませんが、本人が窮地と捉えている出来事を逆に「自由になるチャンス」と考えて、本当に自分を活かせる場所を一緒に探してあげようと思います。
彼が学生時代の頃はご近所でしたが、今は千葉から通ってくれているので、その子からしたら私は兄貴というよりお父さんという年齢差ですが、良いところも弱点も知っているのでね。
ウチの子の場合は、ずっとこんな感じで甘えて欲しいと思いますが、親としてはそうも言ってられないので、彼女の未来の可能性を広げるために知識は必要、故に「勉強は大事だよ」と…。

そうしないと「父のように自分を恨んでる人を集めたら野球チームくらいは出来てしまうよ」って話になるんでね、あはは(苦笑)
<おわり>
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