最近はオッサンながら今年解散が予定されている『楽器を持たないパンクバンド「BiSH」』を毎朝の通勤で聴いています。


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通勤ルートが学生ばかりの電車なのでイラッとすることもありますから、余計な軋轢を生まないためにも電車の中では自分の世界に引き籠もっているのが賢明なのです。



BiSHが紆余曲折しながらもメジャーとなり大舞台でライブをやるようになって、認知度も高まって来てカワイイから入るとか、色々あると思いますが、私的には楽曲がカッコよく好みのメロディラインを走るバンドだから聴き始めたのです。


私は元々パンク好きなので、日本のハードコアパンクに傾倒していた時期もありますが、最近はなかなか好きになるアーティストに出会えないんですよね。



いつもAmazon musicで聴いているので、誰かが作ったPlaylistのBiSHベストを流しているのですが、メンバーの名前も顔も声も判別出来るようになったら、一人だけ判別出来ない子がいることがわかりました。


最初はチヒロだと思っていた声が、もう少し厚みのある感じの音域だったので、調べてみたらメジャーデビュー直後に脱退したメンバーが一人いたのですね。


理由は家庭の事情など詳しいことは不明だそうですが、過去のインディーズ時代の名曲ではアイナ・ジ・エンドと並んでメインヴォーカルなので、素晴らしい才能の子だったのは間違いないです。


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「ハグ・ミィですね!」



突出したアイナのヴォーカル力は、初期のライブを観るとなかなか周りとのバランスが取れずバンドとしてはぎこちない感じですが、それはハグ・ミィが抜けた頃の映像を観ていたようです。


のちに入ったアユニ・Dは華奢で声も細くとても幼くて、なかなか第一線で活躍するには厳しいモノがある感じでしたが、きっと死ぬほど頑張ったのでしょう。


声帯が爆発して唯一無二のヴォーカリストとして成長し、アイナの天性のハスキーヴォイスとチヒロの美声と並んで、三者三様素晴らしいアーティストになったのでした。


もちろん他のメンバーたちもバッチリ成長しているし、熟成した最高潮の状態でBiSHは今年解散するのですね。


私はあまり解散を惜しいとは思わないタチなので、音楽というのは時空を超えて楽しめますから、ジャニーズみたいにオッサンがダラダラと続けて行くサマはみっともないし、ドサ回りしてまでバンドを続けるってのも悲しいですからね。


ハグ・ミィは辞めたあともステキな人生を歩んでいると思いますが、解散ライブのゲストとかで出たら嬉しいですね。



最近は推し活というのが流行っているようですが、誰かを応援することに時間とエネルギーを全く注がないタイプの私は、コンサートとかには行かないのですが、特にライブハウスとかだと目の前で暴れられると殴りたくなりますしね。


サッカーとか野球の応援に行ったこともありませんし、日本代表とか一心同体で何かするのが苦手です。


娘の発表会とか見に行くのは好きなので、BiSHはそんな立ち位置で見れるのでオジサンから人気があるんでしょうかね。


知らんけど。


通常のアイドルがどれくらい大変なのか「推しの子」でも描かれていますが、歌はどうしても才能が100%なので色々大変なのかもしれません。


ただ、今頃初期のナンバーの素晴らしさを知り、そこにハグ・ミィという逸材がいたということをチョット書いてみたく思ったワケです。



まあ、ただのニワカですけどねw



<おわり>