「71フラグメンツ」

「感情の氷河化」三部作のラストは、なかなか忙しい作品でした。何個かの物語が同時進行で描かれていますが、よくある伏線の回収で締めるのかと思いきや、そこはハネケですから、余計な説明は一切ありません。よくよく前作から考えてみると、要所には必ず社会情勢のニュース…

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「ベニーズ・ビデオ」

「感情の氷河化」三部作の二番目ですね。一本目は前回書いた「セブンス･コンチネント」でした。ベニーズ・ビデオは、少年犯罪がテーマですが、それに纏わる家族の話でもあります。語るに落ちるという感じになるので、敢えて書きませんが（本当は「問うに落ちず語るに落ちる」…

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「セブンス・コンチネント」

なんだ、この映画は？長々と洗車場のシーンから始まります。洗車を終え、キレイになった車をスタートさせると、そこには海の絵が描かれた看板があり「オーストラリアにようこそ」と書いてあります。この海の絵が、後々何度か出て来ますが、意味は不明です。否、全ての出来事…

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ミヒャエル・ハネケという監督

月に五、六本ペースで様々な映画を観て来ましたが、ようやく「ミヒャエル・ハネケ」という監督の作品にたどり着きました。少し前に「タイム・オブ・ザ・ウルフ」という世紀末を題材にした作品を観ましたが、状況説明をする台詞もなく、なんとなく雰囲気で察するしかないとい…

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