格差を解消してほしい。
ではどうやって?
物価を上げることで。

これが一晩(睡眠学習で)考えた自分の結論だ。

ちょっと前に、日雇い労働派遣がなくなることで困っている引越し業者の話を(これまたNHKワールドで)やっていた。
ここ最近引越し料金がかなり安くなったのは、日雇い労働者をうまくつかってコスト削減ができたからだという。日雇い派遣が禁止されたことで、そのビジネスモデルが立ち行かなくなって困っているとのことだ。

日雇い派遣は1999年に認められたらしいが、あまりにも安定していないため問題になっていて、ようやく最近禁止されることになった。安い価格というのは、そういった劣悪な労働環境で働かされている人たちを前提としてビジネスモデルが作られていることが多い。格差解消のために正社員を増やすとすると、企業が安い人件費で雇っていた派遣やパート・アルバイトを使えなくなる。
人件費高騰のしわよせは、おそらく商品の価格に跳ね返ってくる。

格差解消には様々な議論や解決方法があるとは思うが、根本的には、これを許せるかどうかという問題なんじゃないだろうか。
しかしそんなことをしたら国際競争力がなくなり、日本は活力を失うような気もする。それでも格差を解消しつつ、日本が生きていく道はないものだろうか。
日雇い派遣の禁止に大きな役割を果たした(らしい)共産党は、そこまでちゃんと説明しているのだろうか。

なんつーことをつらつらと考えてみたが、そんな単純なもんでもないのかも。何かほかにいいアイディアはないもんだろーか。

・・・まあ今はそんなことどうでもいいか。帰国準備がんばろっと。