yutakasa友人いわく、「ハイソ」な本だそうです(^_^;)
学校の授業で読んだ方もいるかもしれません。実はぼくは2週間ほど前に初めてこの本の存在を知りました。

福祉国家スウェーデンでは収入の7割が税金に取られると聞いて、それで生活できるのか!?買いたいもんも買えないじゃん!とか思っていたのは僕だけでしょうか? でもこの本を読み、ああ世の中にはこういう国もあるんだ、こういう社会のしくみになっているからこそ税金7割でやっていけるんだ、それもいいかもしれないと思えました。

まさか住宅基本法などというものがあり、国が家を建ててくれているとは。。。ドイツやスウェーデンでは全体の40%が国の作った住宅で、家賃も収入の数パーセントに抑えられているそうです。なぜそんな芸当ができるかというと、国が土地を押さえていて・・・。とまあそれだけじゃありませんが、自分がびっくりした「福祉国家ってこういうことなのか」っていう一例です。

たしかに、日本が急にドイツやスウェーデンのような福祉国家になるのは難しいです。狭い国土の日本で今から住宅基本法を作って、住む家を国が補償するなど、どだい無理な話です。福祉国家になれば全て問題が解決するというわけでもないと思います。ただ、日本に合う部分を取り入れたりして、始められる事はあるんじゃないかと。甘い考えかもしれませんが、必ず出来ることはあると思います。


今の日本が抱えているある種の問題の根っこは日本の社会のしくみそのものに深く根差している。1989年のバブル絶頂期にそれを指摘したこんな人がいた事に感動しました。

それにしても、問題とその原因がほぼわかっていて、それが15年も前に本として出版までされている。ベストセラーにもなったし、学校で使われたりして多くの人に読まれているはず。それなのに一向に世の中がカイゼンに向かっていない。それほど病巣が深く、治療が困難という事なのかもしれません。。

それはともかく、この本と出会えたことに感謝感謝感謝感謝感謝・・・。
そして、この本にめぐり合わせてくれたAmazon.co.jpとAmazonを生んだITというモノにも感謝感謝感謝感謝感謝・・・。


・・・これ誰のギャグでしたっけ?


赤ペンで線を引っ張ったところを引用。(メモ帳代わりに使ってます(^_^;)


日本人の子どもを、ドイツの小学校に入れていたある母親は、最初のころ、日本とのあまりの違いに、とまどったという。
ペーパーテストの点がいいのに、通信簿で3の評価しかもらえなかったので、教師にその理由を聞いたところ、「あたなのお子さんには、自分の意見がないから」と言われたという。知識とはその子の考えを育て、人格を変えていくものであり、その子の意見を育てていない知識は、知ではない、というのである。


それらは、政治がそう仕組んだのであり、経済がそれを望んだのである。
しかし、ここで住宅問題を取り上げたのは、それがハードの面で、物量の面で貧しいことだけを言おうとしたのではない。
そのような社会の中で、育つ子どもたちや大人の人格、ものの考え方や、感受性、人間関係、環境への責任――それらが、つぶされ歪められて、将来への希望さえ描くことのできない、荒涼とした貧しさが住宅問題の中にあるからである。


この「馬の鼻先ににんじん」の哲学は、一方では利益誘導によって何でも片づく、という政治と政策を生み出したし、他方では、福祉を充実させると人間は怠け者になる、むしろみせしめに不幸な人間を存在させる方がよい、という反人権、非人間的風潮を支配的にしたのである。日本からゆとりと豊かさが失われたのは、このような反人権の哲学によるところが大きい。


第三世界へのモノとカネの援助が、その国を豊かにすることにあまり役立っていないのも、足もとの自国での豊かさのありかたに、もともと大きな問題があるからではないだろうか。