2006年02月

2006年02月27日

(註:画像と本文とは無関係です)

060227藤子不二雄作品を、単なる児童向け漫画と侮るなかれ。
膨大な科学・SF知識に裏付けられた設定。
人間の深層まで知りつくしたかの様な心理描写。
短いページ数にトリックを詰め込む構成力。
そして紛うことなき正論。
例えば「エスパー魔美 くたばれ評論家」に登場する言葉。

「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ」
「どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ」
「それがいやならだれにもみせないことだ」


ここまでハッキリと言い切れるクリエイターが、そうそういるだろうか。
幼少時から藤子作品を浴びる様に読み、観る事が出来た人間は幸いである。


つーわけでシンエイ動画版『エスパー魔美DVD-BOX』発売決定キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
いやー待った甲斐があった。
今から20年近く前の作品になるんだね。

気になるのは値段だが、全119話+1話となると、全24枚程度で10万超えそうな予感(´・ω・`)
でもこういう微妙な位置づけの作品って、今後出るかどうかわからないし、文句なしに名作なので買っておかないとね。

さ、去年のスパイダーマン貯金に続いて、魔美貯金はじめないと。



tsubuanco at 17:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!漫画 

2006年02月22日

出す事に意義があるらしい

0602221
漫画世界遺産 石ノ森章太郎 萬画大全集 第一期が到着〜
(売り方などなどに不満があるのでリンク貼ってやらないw)
これで5万超ってのはやっぱ高い買い物しちゃったかも…
でももう買っちゃったから…(東條悟風味)

つーかこういうのって、完全受注限定生産とか謳ってオタクに高値で買わせておきながら、実際は在庫があまって半額処分とかになったりする事が多々あるんだよね。今まで何度泣かされた事か…でも懲りずにまた買ってるオレ様。


0602222
今期の目玉はこの辺かな。
でもアスガード7やトッポジージョは、やっぱりカラー収録して欲しかったところ。
高いんだしさぁ。
つーかレインボー戦隊が出せるんなら、オバQもとっととなんとかしろよと。



0602223
で、この全集が揃うと、頑張って探し集めたレア本の立場は〜って感じも。
まぁ昔の本はそれだけで良さがあるので手放す事はないけど。





tsubuanco at 23:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!漫画 

2006年02月21日

ナイト・オブ・ザ・スカイ 40点(100点満点中)

着陸音はドピュ
公式サイト

フランス空軍の全面協力のもと製作された、戦闘機アクション映画。実機を実際に飛ばして撮影された飛行シーンの映像は、日本にはない風景も手伝って非常に美しく、空中戦シーンも実機ならではの迫力あるものとなっており、飛行機好きにはたまらない映像だと思う。

が、肝心のストーリーが問題。航空見本市の会場で戦闘機が奪われ、それを主人公達が追尾し撃墜するあたりまではなかなか面白かったのだが、その裏に隠された陰謀や、他にもいろいろ出てくる陰謀がゴッチャになったままストーリーが進行し、クライマックスの軸になると思われたF-16とのコンペも中途半端に終わっていつの間にやらなかった事に。最終的にもいろいろあった事が全部うやむやなまま終わってしまうという、何とも良くわからない映画に。

また、ラストのパリ上空での空中戦の映像は、全部同じ戦闘機でパイロットも同じ格好をしているため、誰が誰で敵で味方なのか、誰が何をしているのかがわかりにくいという状況になってしまい、せっかくの見せ場にもかかわらず今イチ燃える事が出来ない。

久々に見るフランス映画なだけに、少しは期待していたのだが、何とも中途半端で困った。



tsubuanco at 16:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!映画 

2006年02月19日

轟が2つで轟二郎

轟轟戦隊ボウケンジャー Task.1 魔神の心臓

プロデューサーは内容にノータッチでストーリーが迷走しようが放置プレイの日笠淳、メイン脚本はエモーショナルな描写が出来ず、とにかく台詞とナレーションで説明させる會川昇という、なんとも不安を抱かずにはいられない布陣だが、期待せずに気楽に楽しめばよいかと。

オープニング映像では野口竜のイラストが登場し、何とも懐かしい気持ちで本編を観始めるかたちになったのだが、さらにレッドが真面目なリーダーと、やはり懐かしさのある設定。この辺りの原点回帰っぽさは、オッサンには受けるかもしれないが、若い層には違和感があるのかもしれない。

話が始まる前から既に戦隊が存在して活動をしていたり、冒頭からずっと変身後の状態で登場し、なかなか素顔を見せないという展開は、今までの戦隊とは違うインパクトを狙っているのだろうが、新しい番組を見始めるにあたって、いきなり出来上がった世界に放り込まれるというのは、困惑してしまう部分もある。

アバンタイトルのナレーションが長過ぎたり、劇中の細かい事はいちいち台詞で説明するのに、要するにどんな世界構図なのかは説明不足でわからないというあたりには不親切さが感じられる。

そもそもブラックとイエローが新人隊員という設定だが、視聴者に取っては5人とも初めて見る人なわけだし、「初めて合体に挑戦する」という台詞が、特に後の戦いに影響を与えないなど、粗が目立つ。

またトレジャーハンターなる存在が、作品世界においてどの様な位置づけなのかもわからないため、レッドとブラックの確執も唐突だ。更に、誰がどの声だかわからない状態のまま、口の動かないマスクでベラベラと会話をされても、誰が誰に言ってるのかわかりにくいという状態も生んでしまう事となる。

狙いはわかるのだが、いろんな事を詰め込みすぎて、説明と演出が追いついていないというのが正直なところ。第一話からいきなりロボを出して戦わせるくらいなら、もう少しじっくりと、視聴者が世界観を受け入れられる様、説明に時間をかけてほしかったものだ。

とはいえ、久々に見られる、CGではないミニチュアメカの活躍シーンや合体バンクはさすが佛田洋と言うほかないカッコ良さ。廻る車輪、伸縮するシリンダー、やはり戦隊はファンタジーよりメカの方が楽しい。基地にズラッと並んだサポートメカの発進シーンにも期待が高まるというものだ。




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2006年02月18日

アサルト13 要塞警察 70点(100点満点中)

V2バスター
公式サイト

ジョン・カーペンターの出世作「要塞警察」のリメイク。

旧作は敵の正体がわからないまま、暗闇と静寂の中一人ずつ殺されていく恐怖感を主軸にしたアクションスリラー映画といった趣きだったが、本作はかなり早い段階で敵の正体が分かるなど、旧作とは全く違った方向性で映画を作ろうとしている。これがいいかどうかは個人の好みなのでどうでもよく、要は面白いかどうかなのだが、本作は文句無しに面白いサスペンスアクション映画となっている。

主人公のトラウマとなる、冒頭の麻薬捜査シーンは、作風の方向性を巧みに見せつつ観客を作品世界にすんなりと引っぱりこむ事に成功している。

多くの登場人物が入り乱れる作品において、誰が誰だかわからなくなるという致命的な失態が出ない様、13分署に立て篭る事になる警察官・事務員・一般人・囚人達のキャラクター配置と、それぞれを別のキャラクターとしてしっかり認識させる描写も秀逸で、命のかかった緊急事態に際して、それぞれのキャラクター達が取る行動を、その状況に応じた自然なものと見せる演出も上手く、また、誰が犠牲になって誰が助かるのか、誰が内通者なのかといった予想を何度も裏切る構成も見事で、最後の最後まで目が離せない緊迫感をずっと維持し続ける上に、ラストにはある種爽やかともいえる「別れ」のシーンを用意し、大量に死者が出ているにも関わらず、後味の悪さは残らないという、なかなかの良作。望月三起也のアクション漫画が好きならハマる事間違いなし。

本作自体も出来は良く、観れて良かったと思うのだが、本作が作られて一番の収穫となるのは、現在入手難な上に画質もあまり良くない旧作「要塞警察」のDVDが、おそらくは本作のDVD発売とほぼ同じ頃にニューマスター発売されると思われる事だ。出たら間違いなく買う。


tsubuanco at 16:41|PermalinkComments(0)TrackBack(2)clip!映画 

2006年02月17日

サイレン 30点(100点満点中)

夢の化石歌うよ〜 Be〜
公式サイト

CMのインパクトで話題になったPS2ゲームの映画化ではあるが、血の涙のゾンビや赤い視点など、ゲーム中の要素を散りばめながら別物としたオリジナルのストーリー。

病気の弟・英夫の療養のため、父とともに離島にやって来た市川由衣演じる由貴が、島に伝わるサイレンに関する言い伝えによって、恐怖の事件に巻き込まれていく…という話なのだが、由貴が経験した恐怖体験の全てが実は、キチガイである由貴自身の妄想で、そもそも弟すらいなかった。というオチかと思わせて、由貴が狂ったのは島に地縛した人魚の呪いのせいだった。というオチ自体はなかなか面白いと思うし、エンディング後のラストカット、夕日の逆光で島民を襲う由貴の映像は美しくも凄惨ないい画だ。

しかし、だとすれば、29年前に阿部寛によって全滅させられた島民の言い伝えや文化風俗が、その後に入植して来た新しい住民にもそのまま受け継がれているのはおかしいし、小屋にいた謎の男が何者なのかも何の説明もなく意味不明になるし、由貴不在の弟視点で描かれたシーンがあったりするのもおかしいし、由貴を観察する赤い視点の映像も意味不明となる。

また、弟を連れて家から出ようとした直後に、ゾンビ化した父親に教われるシーンなどは、さっさと家から出ればいいものをいつまでも家の中でガタガタ震えているなど、どう考えても納得のいかない描写が多い、この様にストーリー自体に矛盾点やツッコミどころが多すぎるため、内容的には決して褒められたものとは言えない。

また、本作は当然ホラー映画なのだが、本来怖がれるべき場面が少しも怖くないのだ。この監督は多分ホラー向きではないセンスの持ち主ではないかとさえ思う。

ホラー映画はたとえストーリーがおかしかったりつまらなかったりしても、とにかく怖い映像さえ見せてくれればそれなりに楽しめるのだが、ストーリーに問題がある上に怖くないとなれば、これは評価に困ってしまう。全く言う事を聞かずすぐに失踪して姉に心配ばかりかけ、一言も口をきかないムッツリ顔の糞ガキ弟の役名が天本英夫というのは笑うところですか?

そして、予告編ではどう見ても阿部寛が主演の映画であるかの様なつくりになっていたのに、その阿部寛は少ししか出てこずに、実は主演は市川由衣だったという、本作を観て一番驚かされたのはそこだったりするw

これは蛇足だが、この前に観た映画「フライトプラン」が、キチガイの妄想と思いつつ実際に起こっていた内容だったのに対し、本作は実際に起こったと思ったらキチガイの妄想だったという、正反対の構図の映画を連続して観てしまった事に気づいて笑ってしまった。



tsubuanco at 15:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!映画 

2006年02月13日

フライトプラン 50点(100点満点中)

そうえいばアテンションプリーズがリメイクされるらしい
公式サイト

最近の洋画にしては珍しく、予告編の出来が良かったので気になり観に行ったわけだが、真実が明らかになるまでは、「この母親は単なるキチガイなのかそうでないのかどっちだ」「こいつ見るからに怪しい顔してるけど、まさかそんな奴が犯人じゃないだろ」などといろいろ考え楽しめ、明らかになった後も、どうやって解決するのかとハラハラ出来る。

が、物語の鍵を握るトリックがあまりに稚拙で無理がありすぎるため、全体的な作品の完成度を大きく下げてしまっているのが残念。また、できれば事件解決まで着陸せず、飛行中のみで展開させてほしかったところだ。

だが、突っ込みどころを深く考えずにスルーすれば、サイコスリラー風なストーリー展開と演出はなかなかよく出来ており、それなりに楽しめる作品ではある。


tsubuanco at 17:06|PermalinkComments(0)TrackBack(1)clip!映画 
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