2006年03月16日

エミリー・ローズ 60点(100点満点中)

悪魔の力身につけた
公式サイト

実話を元にした映画らしい。ホラー映画大好きな自分は、コレも「エクソシスト」っぽい映画だと思って観に行きました。

作品は、タイトルにもなっている少女・エミリーが既に死んでいるところから始まり、いきなり意表を突かれる。この映画、「少女エミリーが悪魔祓いに失敗して死んだ」とされる事件において、エクソシストである神父が罪に問われたのを弁護する弁護士を主人公とした法廷劇なのだ。この時点で期待していた様なホラー映画ではないのだと思い知らされ、一体どうなるものかと。

物語の構成は、法廷での検事と弁護士の論戦を基盤として、証人達の証言を回想シーンとして再現する事で、法廷劇とホラー描写が交錯するなんとも奇妙な印象。これは作品の特色を打ち出すギミックとして大いに成功したものとなっている。

ホラー描写に関しては、エミリーを演じたジェニファー・カーペンターの熱演で、悪魔に憑かれた少女の常軌を逸した奇行をリアルに恐ろしく追体験できるものとなっており、なかなかのもの。CMでも使われている、捻じ曲がった体勢で一点を見つめるエミリーの姿は正視できないほど気持ち悪い。

法廷劇パートは、医学的見地で論理的に攻めてくる検察側の言い分を覆すには、感情論でしかない弁護側の言い分は弱く、情に訴えかける演出は良くできてはいるが、説得力は今イチで、残念ながら法廷劇としての完成度はあまり高いとはいえない。

が、悪魔憑きという現象を、単なるオカルトとしてではなく、医学的・法的に解題し、その是非を考えさせるという作品の狙いは面白く、キリスト教の信仰が一般的ではない日本人が観ても、充分に楽しめるものとなっており、評価に値する作品だ。

本気でキリスト教を信仰している人にとっては、神が実在するなら同時に悪魔も実在するわけで、この手の作品の見方もまた違うんだろうなと考えるのも一興。



tsubuanco at 17:51│Comments(0)TrackBack(1)clip!映画 

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1. エミリー・ローズ  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2008年05月14日 20:13
 『この映画はホラーではない、実話である。』  なぁ〜んだホラーじゃないのかぁ〜(´▽`) ホッ ってこの嘘つきぃ〜っっっ!ヽ(`Д´)ノプンプン ってなワケで実話ベースのホラー風味のコチラの映画の試写会に行ってきましたぁ〜♪公開は3/11からでぇ〜すっ!PG-12...

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