2006年03月18日

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 65点(100点満点中)

会社丸焼け記念
公式サイト

NHKでおなじみのクレイアニメーションの、初の長編映画。本来のサブタイトルを直訳すると「ウサギ男の呪い」なわけだが、どう考えてもそっちの方が面白そうだ。日本配給会社の余計なお世話とセンスの悪さはどうにかならないものか。

冒頭のオープニングでは、今まで語られる事のなかったウォレスとグルミットのこれまでの歴史が、壁に飾られた写真という形式で紹介され、本シリーズのファンならいきなりグッと来てしまうこと間違いなし。特にウォレスの家にやって来た赤ん坊のグルミットの写真や、グルミットの大学の卒業式の記念写真などは、笑えつつもいろんな想像を巡らせる事が出来る秀逸な演出。

続いてサンダーバードやタイムボカンシリーズの様な、コミカルかつカッコいい発進シーンですんなりと物語世界に導入され、その後もテンポのよい展開でラストまでダレる事なく魅せられる。全てのシーン、全ての画面に意味があり、序盤から幾つも引かれまくった伏線が巧妙に絡み合い、謎解きや事件の収束に機能していくストーリー構成も良く出来ており、笑いあり感動ありアクションありマニアックなパロディありの盛りだくさんな内容は、老若男女を問わず楽しめる見事な完成度で、娯楽作品のお手本と言って差し支えないだろう。相変わらず飼い主より有能なグルミットの忠犬ぶりも可愛らしく頼もしい。

とはいえ、あまりのまとまりの良さ、逆に少し物足りなさを感じてしまう嫌いもあるのだが、ここまでの作品にそれを言うのは贅沢というものだ。肩の力を抜いて素直に楽しむべし。

余談だが、この作品の人間キャラの、ギョロ目と出歯の顔づくりを見て、前谷惟光のキャラクターを連想してしまうのは自分だけだろうか。




tsubuanco at 17:37│Comments(2)TrackBack(0)clip!映画 

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この記事へのコメント

1. Posted by meli_kets(めりけつ)   2006年03月26日 20:55
前谷惟光って『ロボット3等兵』?
だとしたらすっごい解る!
2. Posted by つぶあんこ   2006年03月26日 23:42
そうそう、その「ロボ三」の人です。
もしくはサル漫の青空のぼる先生でも可。

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