2007年01月09日

デート・ウィズ・ドリュー 40点(100点満点中)

公式サイト

『E.T』から『チャーリーズ・エンジェル』、あるいは『〜のキス』の邦題が付けられる一連の恋愛映画などで知られる、ハリウッド女優、ドリュー・バリモアの熱狂的ファンである一人の一般人が、資金1100ドル、期間30日で、彼女とのデートを実現するべく奔走する様を彼の友人が撮影した、まるで電波少年の様な手作りドキュメント作品。

何故30日かというと、彼(日雇い労働者)も友人もビデオカメラを持っておらず買う金もなく、電気店の30日間試用サービスを利用して撮影を行うためという、あまりに無謀すぎる行動と、あまりに貧しい階級格差をも、企画を盛り上げるネタとして利用する、まさに捨て身の行動で、題材的にはキモオタ的発想にも関わらず、観客のハートを掴んでしまう、そのアイディアは秀逸。

が、本当に何のコネもないところから、ワラシベ長者的にドリューへ辿り着いていく面白さがあると思って観ていたのだが、そもそも主人公や友人は、最底辺ながらもハリウッド映画に関わる業界で働いており、最初のコネを見つけやすい状態にあるのだ。この時点で少し醒める。

偽造パスを作って関係者パーティに潜り込むあたりは、あまりの大胆不敵さに笑ってしまったが、そもそも犯罪だろう。堂々と公開していいのか?
(エンドロール後に「パスは偽造しないでください」のクレジットが入ったのはオチとして秀逸だが)

結局30日間が過ぎてカメラを失ってしまい、その後、カメラを再入手するまでの映像が全てスチール写真になってしまうあたりも面白いが、そうなったら最初の"期限は30日"の前提が崩れてしまって、これまた少し醒めてしまう。

結局、終盤の展開は、それまでの苦労とはほとんど関係ない部分で事態が進んでいくのも、あまり面白いとは言えない。まあドキュメントなのだから、思い通りにならないのはしかたないのだが。

ネタは面白いし、主人公のキャラクターもいい味を出しており(好き嫌いの分かれるタイプだが)、応援する立場に自分を置けたなら、それなりに楽しんで観る事は出来るだろう。

が、素人が常に手持ちカメラで撮影しているので、ドアップ、急にカメラを振る、手ブレ、ピンボケのオンパレードで、見辛い事この上ない映像である事を覚悟する必要がある。

友人と集まった時のネタ映像には丁度いいかも。レンタルでどうぞ。


tsubuanco at 17:56│Comments(0)TrackBack(2)clip!

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 『30日間限定 予算はたったの$1,100 憧れのハリウッドスター “ドリュー・バリモア”と デート出来るか!?』  コチラの「デート・ウィズ・ドリュー」は、トホホな一般人男性ブライアン・ハーズリンガーが6歳の時に「E.T.」を観て以来憧れ続けているドリュー・バリ....
2. 映画『デート・ウィズ・ドリュー』  [ 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり?? ]   2008年01月29日 02:08
原題:My Date with Drew 『E.T.』の子役で出演していた彼女に憧れてファンとなり、映画業界に入るも、これといった仕事も無く恋人に捨てられ、そこから一念発起なドキュメンタリー・・ ドリュー・バリモアといえば、「25年目のキス」「50回目のファースト・キス」...

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