2007年04月30日

バベル 70点(100点満点中)

浜田「ロデーム! ロデーム!」
公式サイト

これまでにも『21グラム』など、テーマ性の強い寓話的作品を作っている、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作。

モロッコを舞台に、山羊飼いで生計を立てている一家の、おそらくは小学校(に行っていれば)高学年程度の兄弟が、ジャッカル追い用にライフルを渡された事から起こる騒動。

同じくモロッコを舞台に、アメリカから旅行へ来た夫婦を襲う衝撃の事件。

アメリカで子守りをして働くメキシコ人女性が、本国での息子の結婚式へ行くため、預かっていた子供を連れて帰省した事から起こる悲劇。

日本を舞台に、聴覚障害の女子高生(菊地凛子)の自暴自棄とも言える行動と、彼女の父親(役所広司)との関係。

四つのエピソードが適宜入れ替わり立ち替わり進行する構成なのだが、各エピソードの時系列は順列だが、相互の時間軸は一定ではなく、ほぼ同じ日に起こった出来事ながら、微妙に前後して並べ立てられる事で、最初はそれぞれの繋がりを不明なものとし、少しずつ関係性が明瞭となっていくという工夫がなされている。

これは、実はそれぞれ独立した物語としても成立してしまう四つのエピソードの、相互の関係性をより強調して印象づけると同時に、それらに関係性を持たせる意味をも発生させる狙いがあり、それはある程度成功している。

どのエピソードも、本人に自覚の無い思慮の浅い愚行によって、取り返しのつかない事態がどんどん深まっていき、言葉が通じない米人夫婦エピソードをまずわかりやすく"通じない"端緒として見せ、それから各所の展開によって、"言葉は通じても想いは通じない"、より救いの無いフィールドへ発展させる。

コップに入れられた氷の扱い、審判への過剰な抗議など、メインキャラの"思慮の浅さ"をまず最初の段階でしっかり印象づけておく事で、話が飛び飛びながらも混乱する事は無い、わかりやすい表現には親切さが感じられる。

そうした流れを、焦燥感や嫌悪感など、観客の視点を操作する事によって感情が生じさせられるべく作り込まれた、計算され尽くしたカメラワークや照明効果、カットの切替えによって見せられる映像は格段に出来がよく、観ているだけでドップリと疲れてしまうが眠くはならない、絶妙な狙いが活きている。

作品に内包されているテーマ、メッセージを伝えるべく、各人物がダメな方ダメな方へと動いて観客をどんどん鬱にしていくのだが、その主張を前面に押し出しすぎなせいか、端々で言動に不自然、唐突な感がある展開もそこかしこに見られ、作品世界への没入みを阻害してしまっている嫌いもあり、手放しでよく出来た脚本とは言えないのが残念だ。

また、それぞれ異なる文化圏で進められるドラマにおいて、その文化、風俗あるいは民族性などの表現に、同様にテーマを優先させるがための、殊更なディフォルメが多く散見されるのも、それらをリアルで知るものにとっては引っかかりとなるだろう。

わかりやすく日本編を例にとれば、マスクもせず患者に顔を近づける歯科医や、日本国内で人死にに関わった銃を国外へ持ち出し、手続きもせずに他人へくれてやるなど、普通で考えればツッコミどころ満点な表現、展開は、寓話とは言え現代の現実世界にて超常でない事象を主体としている以上、もう少し自然に感じられる工夫が必要ではないか。

例えば、日本人の観客がそうした日本編でのおかしさに気づけば、他のエピソードにもまた同様のディフォルメや歪曲があると推測してしまう事は当然であり、これは他文化圏においてもそうだろう。

そうした種々の問題点や、テクニックに走りすぎな感もあるが、それを補ってあまりある映像、演出、演技には圧倒され、二時間を超える長尺もアッという間に過ぎてしまう筈だ。

万人向けの娯楽作品ではないという大前提を踏まえた上で、興味のある人は是非。

「アカデミー賞が〜」「菊地凛子が〜」などの話題性に飛びついてるだけの人は観なくていいです。そんな人にはコナンがピッタリ。

蛇足:
日本編のクラブシーンで照明がチカチカする映像があって、「お、ポケモンショックかよ」と苦笑してたら、本当に気分悪くなる人がいたみたいで爆笑。一点凝視しすぎ。



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20. ブラッド・ピットの似顔絵。「バベル BABEL」  [ 「ボブ吉」デビューへの道。 ]   2007年06月17日 13:17
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22. 映画DVD:「バベル」  [ 時評親爺 ]   2007年11月03日 19:35
う??む、これエントリするつもりじゃなかったのだけど、巷間では案外評判が良い?ようで驚いた。今日の評論はかなり辛口になろうかと思うので、TBも(不肖の論評を理解していただける数人の)映画評論お仲間程度にしか打っていない。いや、アータ、某コンビニでこんな駄作...
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日記:2008年2月某日 映画「バベル」を見る. 2006年.監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ. 出演: ブラッド・ピット(リチャード),ケイト・ブランシェット(スーザン),ガエル・ガルシ
24. ◆DVD・BABELバベル  [ 映画大好き☆ ]   2008年03月26日 00:22
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この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん   2007年05月01日 20:15
「ニャニャニャニャニャ〜ニャニャニャ〜ニャニャニャニャ…」
の方で来ると思ってましたよ。
2. Posted by つぶあんこ   2007年05月01日 20:17
そっちは長いので迷った挙句にこっちにしました。
3. Posted by 名無しさん   2007年05月01日 22:52
さすがですな。
あと、本文中でpatientがspyになってますぜ。
4. Posted by つぶあんこ   2007年05月02日 00:47
どもです。修正しました。
5. Posted by きょうた   2007年05月02日 07:51
よくある映画評価掲示板なんかでは批判の嵐ですね。この手の映画って万人受けはしないんでしょうが、ちょっとひどい。
書かれているように70〜80点くらいが妥当の、結構良い映画だと思いましたけどね。クラッシュより好きでした。

体調不良の件は、この映画で大騒ぎなら「鉄コン」あたりじゃ病人続出だろう(笑)と思ってみたり。
6. Posted by つぶあんこ   2007年05月02日 12:49
それだけ「普段映画を観ない人」が、話題性に飛びついて詰めかけてるんでしょうね。

自業自得なので可哀想とも思いませんし、むしろその手の輩は劇場でのマナーが悪いのが多いので邪魔ですから。
7. Posted by Ryo   2007年05月04日 20:14
はじめまして。
バベルはクラッシュを観たときと同様、脚本がひっかかって集中できなかったのですが、メキシコパートは好きでした。
チカチカシーンの騒動は笑いましたが、途中で飽きて携帯見るバカップルの多いこと多いこと。
せめて寝てくれれば良いのに。
鬼太郎では僕も寝て過ごしたし。
8. Posted by つぶあんこ   2007年05月05日 18:19
オイラの隣には子連れ家族が座ってましたよ。
さぞかし気まずい帰り道だったと思うといい気味です。
9. Posted by 舞子   2007年05月07日 16:36
>>その手の輩は劇場でのマナーが悪いのが多いので邪魔ですから。

普段から映画を観ている人達は全員
マナーが良いのですか?
なぜそんなことがわかるのですか?
ちょっと上から目線でモノを見過ぎですよ。

話題性だけで観に来る人達の方が、
批評をするために映画を鑑賞している
あなたよりも純粋に『良い・悪い』を
判断していると思うのですが。

批評するために節操なく何でもかんでも
観ているあなた自身もどうかと思いますよ。子供のために作ってる映画を
大人のあなたがわざわざ批評するために観に行って『子供だまし』と批評するのもちょっと恥ずかしいことですね。

このサイトを見るのがすごく楽しみ
だったのですが、最近はコメントに
驕りがでてきて『この人は何のために
映画を観に行くのだろう?』と感じるようになりました。
本当に残念です。

10. Posted by つぶあんこ   2007年05月07日 17:34
>全員マナーが良いのですか?

小学生じゃないんですから、そんな極論を言われても(笑
全員かどうかはともかく、映画鑑賞という趣味を持ち、毎週の様に映画館に通っている人々が、鑑賞環境を大切に思わないわけがないですね。映画に限らず趣味人ならわかる筈です。
少なくとも、自分が通い詰めている映画館で毎回の様に見かける名も知らぬ人達は全員、マナーのいい人達ばかりですよ。

逆に、上映中に会話したり、携帯鳴らしたり光らせたり、ガサガサ物音を立てたり、前の席を蹴ったり、途中で出入りするのに屈みもしない様な、誰にとっても迷惑な手合いは、あきらかに「一見さん」です。本当にありがとうございました。

長いので続きます。
11. Posted by つぶあんこ   2007年05月07日 17:35
>批評をするために映画を鑑賞しているあなた

「なぜそんなことがわかるのですか?」(笑

当然ですが映画鑑賞は趣味です。映画を観て楽しむ事が目的であり、ブログに書くのは記録です。二次的な趣味に過ぎません。

>あなたよりも純粋に『良い・悪い』を判断している

「なぜそんなことがわかるのですか?」(笑

そもそも『良い・悪い』の絶対的な基準など有るのですか?
あなたの言い分は、何の根拠もなしに全てを勝手な思い込みで決めつけているだけとしか見えません。

大体、選ぶ基準が「自分がどう感じたか」ではなく「話題性」と大衆迎合的な時点で、「純粋に『良い・悪い』を判断」出来てないじゃないですか(笑

例えば、「あるある大辞典」見て納豆買いに走った様な輩が、真剣に「食品」や「情報番組」に向き合っていた人よりも、「純粋に『良い・悪い』を判断」していたと思いますか?(笑

『ゲド戦記』や『海猿』の興行的大ヒットが、「純粋に『良い・悪い』を判断」した結果ですか?(笑

続きます。
12. Posted by つぶあんこ   2007年05月07日 18:16
ブログ主なのに連投規制喰らって間が空きました(笑

>子供のために作ってる映画を大人のあなたがわざわざ批評するために観に行って『子供だまし』と批評するのもちょっと恥ずかしいことですね。

子供向けと子供騙しは全く違います。言うまでもありませんが。

むしろ、「これは子供向けだからこの程度で構わない」なる考えこそが、子供を見下して馬鹿にした、傲慢で失礼な態度ではないですか。

子供向け映画というのは大人が同伴するのが普通です。当然ながらお金は大人が払います。

だからこそ、「子供向け映画」というジャンルは、同伴の大人にも、少なくとも飽きさせず観させるだけの内容が求められて当然です。

続きます。
13. Posted by つぶあんこ   2007年05月07日 18:17
何よりも、「子供向け映画」を作っているのは紛れも無い大人です。大人が仕事としてものをつくる以上、客に対しても自分に対しても誠実なものをつくらなければ、大人、社会人、職業人、クリエイターとして最も「恥ずかしいこと」です。

「子供のため」だからこそ、「これで子供は喜んでくれるだろうか」「こうしたら、もっと楽しんでくれるのでは?」と考え努力し、「子供のため」に真剣に作られた、ちゃんとした作品を与えなければいけないのです。これは大げさに言えば大人の義務です。

そうした、本当の意味での「子供のため」に作られた「子供向け作品」と、「これは子供向けだからこの程度で構わない」といった、志の低い「子供騙し作品」、どちらを与えられる事が、子供にとって幸せでしょうか? どちらが「子供のための作品として上質」でしょうか?

続きます。
14. Posted by つぶあんこ   2007年05月07日 18:18
あなたの物言いは、子供に対しても、本当に面白い「子供向け映画」を作ろうとしている、作っている人達に対しても、傲慢で失礼なものです。

私に対し「上から目線」「驕り」と言われますが、あなた自身がそうですよね。自分だけは特別ですか?(笑

以上です。
15. Posted by 勅使河原   2008年01月13日 18:45
21gも堪能しましたが、こちらも。

モロッコの警察はひどく横柄ですな。兄弟のお兄ちゃんのほうは残念でした。
でも、騒動が一旦終息してからブラピはあらためてモロッコ現地ガイドと友情を結べば良いし
ブラピ長男がもう少し成長すればメキシコ人家政婦さんを弁護できる…と考えましたが
ありゃ、器の小さいワタシレベルで考えても、あらためて報われるのは「心のある人」ですね。

チエコが刑事に渡した手紙の内容は謎です。
恨み言がたくさん書いてあったらどうしましょう!?(そんな映画かよ!笑)

クラブシーンの曲、コパカバーナはなかなか良かったです。
そこよりニワトリの首のシーンのほうが正視できませんでした。笑
16. Posted by つぶあんこ   2008年01月14日 19:47
ガエルがどこに逃げたのかが気になります。
17. Posted by うめぼ   2008年02月22日 00:44
はじめまして。
いつも映画の評価を興味深く見させてもらってます。
横から、しかも半年以上も前のことに対してで大変申し訳ないのですが、
上でのつぶあんこさんに対する批判コメントのやり取りについて
少し思うことがあるので書かせてください。
つぶあんこさんは例のポケモンショック場面で気分が悪くなった方がいたことに対して

>自業自得なので可哀想とも思いません

とコメントされてますが、その場面で体調が悪くなった方は普段映画を観ない人とは限りません。
別に映画好きの方でも、敏感な人はいるでしょう。
そういった方に対して「自業自得」といい、
また話題性のみ追いかけて劇場に足を運ぶ人を一緒くたに「その手の輩」、「いい気味」と少し乱暴な、配慮に欠ける発言をされているので、
批判した方も気になったのではないでしょうか。

すいません。下に続けさせていただきます
18. Posted by うめぼ   2008年02月22日 00:46
普段映画を見ないような一見さんにマナーの悪い人が絶対的に多くて目障りだという、
つぶあんこさんのいわんとしていることはよくわかります。
ですが、ちょっとした言葉で誤解が生じてしまっているのではないでしょうか。
本作”バベル”のように・・・

これからも映画批評を楽しみにしています。
乱文大変失礼いたしました。
19. Posted by つぶあんこ   2008年02月22日 16:47
子供はともかく、大人がポケモンショック起こしたり揺れる画面で酔ったりするのは、映像の見方(視点の送り方や散らし方)というものを根本的にわかってないダメな人だからですし、こんな映画に子供を連れてくる親は馬鹿ですよ。

と補足しておきます。
20. Posted by ほんやら堂   2008年02月25日 23:06
この映画,題名からくる先入観や賞取りの話題性やらでバイアスのかかった形となっていましたが,個人的好き・嫌いから言って好きな映画です.

人間の愚かさの寓話として,心に訴える映画だと思いました.
21. Posted by つぶあんこ   2008年02月28日 11:04
「愚かな人類ども」は悪の組織の定型句ですからねえ。

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