2007年10月07日

パンズ・ラビリンス 90点(100点満点中)

王女だなんてパンパパン 信じはしないわパンパパン♪
公式サイト

『ブレイド2』『ヘルボーイ』など、ダーク系アメコミ映画を手がけてきたギレルモ・デル・トロ監督の、戦時下のスペインを舞台とした最新作。

予告編やCMなどの印象では、戦乱の時代に少女が魔法の世界に紛れ込んで冒険する、『ナルニア国物語』の様な子供向けファンタジー映画を想起させもするが、監督のこれまでの作品や、本作のレイティングがPG-12である事を考えれば、そんな予想は全くの誤りである事は明白。

本作、子供向けでは全く無い、大人を対象としたグロテスクでネガティブなファンタジー映画であり、何も知らず油断して観に行くと、とんでもない精神ダメージを喰らう危険性があるので注意が必要だ。いや覚悟して臨んだとしても耐えられるかどうか。

少女が血を流して倒れており、逆回しで血が引いていく、ファーストシーンの段階で既に、彼女が死ぬ結末を想像させておいて、そこから時間を戻して"この世の地獄"が延々と語り始められ、以降もずっと暗い画面、笑わない人物、おどろおどろしい音楽、ショッキングな演出、と、序盤の段階から既に、本作の方向性は如実に提示されている。

ひたすらに"残酷な現実"が描かれ続ける展開を見せられる観客は、この後現れるファンタジー世界側の展開こそは、主人公の少女だけでなく観客にとっても"救い"の時間となる事を期待するのだがそれは簡単に裏切られ、少女がファンタジー世界で受ける"試練"のどれもが、グロテスクで残酷で報われない結果が待っているものばかり、と、悪い方へ悪い方へ進んでいく物語はあまりに意地が悪すぎる。

唯一人ファンタジー世界と関わる少女を主人公としながらも、視点を彼女に限定せず、また、観客に共感させない様な行動を彼女にも取らせる事によって、観客に作品世界を俯瞰視させ、作品テーマを明確に伝える手法もまた意地が悪い。

主人公の味方であるべき母親も、「大人になればわかる」「大人になりなさい」と、自身と胎児の事で大変とは言え子供の思いを知ろうとせず、それが更なる悲劇を生むなど、登場人物の大半が自らの行いが原因で災厄に見舞われてしまう事となり、外部からの悪意と自業自得の双方に追い詰められる人々を様々に描いている。主人公だけを特別扱いせず、その渦中へと叩き込んでいる事もまた、先述の俯瞰視の一要因であり、救いの無さを助長している。

義父となる大尉が後半、ナイフで裂かれた口を自分で縫うシーンが登場し、その視覚的痛々しさからは目を背けたくなる一方で、この男自身が散々人を苦しめ殺してきた経緯を知る観客としては、むしろいい気味だと思ってしまう事となる様に、彼を同情すべきところが全く無い、完全な悪役として徹底させながらも、物語そのものは勧善懲悪とは決してせず、一義的な善人や正義は存在しない世界として描いている事もまた同様。

そうした突き放した視点だからこそ、生き地獄から"救済"された筈の結末に対し、物語構造としては納得はいくが感情の持って行きようはどこにも無い、やるせない感覚に包まれたまま劇場を後にしなければいけなくなるのは、当然ながら作り手の意地悪い狙いだろう。(ちなみに、通り抜けチョークの役割を考えれば、ラストは"解釈"するまでも無い事は明白だ)

"この世の地獄"を明確に観客に伝えるための執拗な残酷描写の数々は、先述の口裂けの様な視覚的グロテスクさから、人を傷つけ殺す側の非道さを婉曲せずに見せつけられ、まるで自分が殺されているかの様な錯覚あるいは自分もまたこの残酷な人間と同じ"人間"だと思わされてしまい立ち直れなくなり精神的に観客を追い込む、双方ともに充実しすぎており、映像設計と演出タイミングの巧みさには大いに不快にさせられてしまう。

山奥の爆発など、遠景の合成ショットに幾分かの違和感がある以外は、ファンタジー世界側のクリーチャーを含むや残酷・グロ描写のCG、特殊メイク・造形の質感はリアル且つことごとく気持ち悪く、観客をどんどん不快にさせるものとして徹底している一方で、泣きベソ顔の少女が泥まみれで虫にたかられている様や、彼女がベッドの下にもぐりこむ時の脚を捉えるショットなど、フェティシズム的なエロスを感じさせる様な映像も用意され、その事が少女の可憐、無垢の表現として終盤の展開へ繋がる一因となっている事も見逃してはならない。

手の目モンスターが登場するシークエンスにおいて、食べてはいけないと言われていた葡萄を少女が食べてしまう顛末が登場するが、ここでは先述の通り主人公とて例外ではない"人間の愚かさ"や、「言われた事をそのままするだけでは〜」なる医者の言葉と重なるテーマを内包させ、妖精が示した鍵穴が正解ではなく、食事を抜かれて空腹だったなどを展開ロジック的な伏線としている事までは得心がいく。

のだが、時間制限があり、子供を食べる怪物を前にしながら尚、足を止めて食べてしまうに至る説得力が実際の描写として不足している事も確かであり、その場単独のピンチシーンとしてはご都合主義と評されて仕方ないものに終わっているのが残念だ。物語全体の伏線でもあり中盤の盛り上がりともなる重要シーンだけに、もうひと頑張りほしかったところ。

と、気になる部分が無いでもないが、作品を構成するいちいちが観客をネガティブなフィールドへ叩き落すために良く周到された、良質のネガティブ・ダウナー映画である事は間違いなく、ファンタジージャンルの好き嫌いを問わず、映画好きなら観ておくべき一品である。機会があれば是非。


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ダークなファンタジー・・・{%butterfly_a%}
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原題:Pan's Labyrinth この映画での"PG-12"の意味は、成人保護者同伴で小学生を映画館に連れて行って、是非観せてあげてくださいという意味に違いない・・教育指導的お伽噺・・ オフェリア(イバナ・バケロ)は、身重の母カルメン(アリアドナ・ヒル)...
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情けないまでに、いきなりの号泣をしてしまった。
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今週の週末レイトショウは、オスカー3部門受賞の話題作。 といっても、撮影賞・美術賞・メイクアップ賞ですが。 ともかく、予告編見る限りは、ダーークなファンタジーな感じがプンプン。
23. 【映画】パンズ・ラビリンス  [ 新!やさぐれ日記 ]   2007年11月18日 22:32
■状況 MOVIX伊勢崎にて無料鑑賞券で観賞 ■動機 各映画評で好評だった為 ■感想 すみません。無料で観ちゃってごめんなさい。 ■あらすじ 1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、...
24. パンズ・ラビリンス (El Laberinto del fauno)  [ Subterranean サブタレイニアン ]   2007年11月20日 16:34
監督 ギレルモ・デル・トロ 主演 イバナ・バケロ 2006年 メキシコ/スペイン/アメリカ映画 119分 ファンタジー 採点★★★★ もうこの位の歳にもなると、ほとんど見なくなった悪夢。稀に見たとしても途中で「あぁ、夢を見ているんだな」と気付いてしまい、もう興醒め甚だし...
25. 映画「パンズ・ラビリンス」  [ 日々のつぶやき ]   2007年11月22日 11:44
監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ、アリアドナ・ヒル、アレックス・アングロ 予告で見た限りだと、間違いなく子供向けのファンタジーだと思っていました。が、たくさんのブログで高評価されていて、気になって
26. パンズ・ラビリンス(T_T)/~~~迷宮へようこそ・・・・。  [ 銅版画制作の日々 ]   2007年12月05日 16:00
ファンタジーの中に、現実を見る   10月26日、「題名のない子守唄」鑑賞後、この映画を鑑賞した。どちらもかなり重たい作品だった。特にラストシーンは、かなり衝撃的だったでも多分主人公自身は幸せだったような感じがするんだけどね。 主人公の少女が出会うさ...
27. パンズ・ラビリンス 「逃げ場のない刹那さ」  [ CARAMEL*PAPA ]   2007年12月09日 01:16
カテゴリに入れるならホラー、しかしホラーでない? ダーク・ファンタジーと銘打たれた「パンズ・ラビリンス」作品概要については公式及びwikiを参照してください。多くの賞を取ってい...
28. パンズ・ラビリンス■悪意に満ちたダーク・ファンタジー  [ 映画と出会う・世界が変わる ]   2008年01月08日 00:25
「美少女とスペイン戦争」といえば神秘的なまでに優れた作品になるようだ。「パンズ・ラビリンス」を見ながら思い出したのは「ミツバチのささやき」だ。主人公の美少女をめぐる現実ともうひとつの世界。どちらもスペイン戦争がフランコの勝利に終った後の時代。もうひとつ...
29. パンズ・ラビリンス■プロローグとエピローグが語るものとは?  [ 映画と出会う・世界が変わる ]   2008年01月12日 13:26
まず、映画の冒頭でひとつのエピソードが語られる。それは、地底の世界に病気も苦しみもない王国があり、その国には美しい王女様がいた。彼女は、日の光、青い空、風に憧れ夢見ていた。そんなある日、彼女は、お城をこっそり抜け出して人間の世界へ行った。しかし、明るい...
30. パンズ・ラビリンス  [ C'est Joli ]   2008年02月09日 20:49
5 パンズ・ラビリンス’06:メキシコ=スペイン=アメリカ ◆原題:EL LABERINTO DEL FAUNO◆ 監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ「ヘルボーイ」「ミミック」◆出演:イバナ・バケロ 、 セルジ・ロペス、 マリベル・ベルドゥ、 ダグ・ジョーンズ、&nbs...
31. パンズ・ラビリンス  [ 銀の森のゴブリン ]   2008年04月14日 18:44
2006年 メキシコ・スペイン・アメリカ 2007年10月公開 評価:★★★★★
32. パンズ・ラビリンス  [ サムソン・H・トマトマスバーガーの限りなく映画 ]   2008年05月05日 01:39
[[attached(1,center)]] 1944年、スペイン。 内戦終結後も、フランコ政権の圧政に反発する人々が、ゲリラ闘争を繰り広げる山間部。 内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンとともに、この山奥へとやって来る。 この地でゲリラの鎮圧にあたるビダ...
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36. 【映画】パンズ・ラビリンス…良作、高評価、オススメ!…然し再鑑賞は躊躇  [ ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画 ]   2008年06月29日 13:29
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37. 独断的映画感想文:パンズ・ラビリンス  [ なんか飲みたい ]   2008年07月23日 22:34
日記:2008年7月20日(日 映画「パンズ・ラビリンス」を見る. 2006年.監督:ギレルモ・デル・トロ. 出演:イバナ・バケロ(オフェリア),セルジ・ロペス(ビダル),マリベル・ベルドゥ(メルセデ
38. パンズ・ラビリンス  [ しぇんて的風来坊ブログ ]   2008年09月21日 11:48
試みの面白さや意図は素晴らしいものがあるのに、今ひとつピンと来なかった。 舞台になるのはスペイン内戦直後のフランコの独裁恐怖政治の頃。ピカソの「ゲルニカ」の元になった内戦でもあり、その後の恐怖政治は典型的な独裁者による弾圧があった時代。 そんな時代だから...
39. mini review 07258「パンズ・ラビリンス」★★★★★★★★★☆  [ サーカスな日々 ]   2009年02月12日 17:29
1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、ファシズムという厳しい現実から逃れるため、架空の世界に入り込む少女を通じて人間...

この記事へのコメント

1. Posted by いとみち   2007年10月08日 16:14
あのブドウがきらきら輝いて、もっとおいしそうに見えるカットがあれば良かったんですけどもね。

いろいろと、おみやげの多い映画でした。
ひさしぶりに真剣にスクリーンに向かい合わされた気がします。
2. Posted by つぶあんこ   2007年10月08日 23:29
ホント良かったですよねえ。
今のところデル・トロにハズレ無しなんで、ヘルボーイ2も楽しみです。
3. Posted by 爽泉   2007年10月10日 12:43
ペイルマン恐かった。
妖怪「手の目」みたいでした。
4. Posted by つぶあんこ   2007年10月10日 17:24
目玉をブドウと交換しておけば襲われずに済んだでしょうけど。
5. Posted by overrated   2007年10月15日 18:03
オフィリアとメルセデス、それぞれに与えられる「鍵、ナイフ、弟」の役割の違いにいろいろ考えさせられました。観る人によって、また観た時に置かれている状況によって、異なる感想を抱くだろう優れた作品でしたね。

言われてみると、あの山中の爆発だけは違和感ありました。
6. Posted by つぶあんこ   2007年10月16日 17:31
メルセデスが倉庫で大尉を殺しておけば、主人公は死なずに済んだんですけどね。
7. Posted by 力薬   2007年10月21日 18:06
下手なホラーやスプラッターより断然恐ろしく意地悪な成功された映画と感じました。
手の目のピンチシーンのくだりはダウナーな展開が続く中のある種の観客に対する救いと解釈したいです。
8. Posted by kame   2007年10月29日 09:06
見る前から子供向けファンタジーではないと思っていましたが、こんなに目頭が熱くなる映画だとも思っていませんでした。傑作です。
9. Posted by つぶあんこ   2007年10月29日 18:00
子供の時にこんなの観たら、大人嫌いになりますよ
10. Posted by にゃじ   2007年10月29日 18:32
オフェリアがカエルを責めるシーンがダメでした。虫を食うとか、醜いとか、そんなことで責められるカエルが気の毒で。
11. Posted by つぶあんこ   2007年10月30日 17:31
あれはカエルが木の根に巣食っているから木が死にかけているって事で、現実においてファシズムが国を蝕んでいる事への暗喩なわけでして。
12. Posted by にゃ   2007年10月30日 21:03
ほほう、そこまで読みますか。なら魔法の石はファシズムに対抗する「想像力」みたいなもので、出てきた鍵はなんだろうなぁ。スルメ噛むようにゆっくり思い巡らせてみよう。

そういえば、木が復活する描写はなかったですよね。最後に花を咲かせたのがあれなのかしらん。
13. Posted by しげと   2007年11月02日 19:08
赤ちゃんがかわいかった。マンドラ坊やも。
14. Posted by つぶあんこ   2007年11月04日 00:11
あれってマンドラゴラと言うより、たまにニュースで取り上げられる変形大根みたいですけどね。
15. Posted by 死神カメレオン   2007年11月05日 10:45
この救いようのないグロさ。
観た後はショックだったけど、もう一度観たくなる。
拷問のくだりなど目を背けたくなるけど、やっぱり見てしまう。
残酷なほど人間らしさを感じてしまう映画でした。
デート向きではないことはガチ。
16. Posted by 力薬   2007年11月30日 19:33
再びお目にかかることが出来、ペイルマンからの食い逃げシーンが気に入ってしまい思ったのですが、食事会の大尉の座席とペイルマンの座席の位置は暖炉の前、と同じなんですね。(実は同じセットなんだそうです)

ペイルマンはオフェーリアが大尉に抱くイメージそのもののような気がしてしまいます。
17. Posted by つぶあんこ   2007年12月03日 17:29
観る度に発見がありそうです。
18. Posted by 朝顔   2008年04月15日 02:20
デルトロが「狂気の山脈にて」を撮ると聞いてましたが…延期ですか(観たいなあ)。
19. Posted by kimion20002000   2009年02月17日 16:54
僕は、この作品が大好きです。
おっしゃるように、人間の愚かさを描いていますが、少女の独特の年齢が持つエロティシズムも、きちんと描かれていたと思います。
音楽が、いまでも耳について、離れません。

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