2007年12月31日
カンフー無敵 6点(100点満点中)
泣くーものかー 僕はー男だー♪
公式サイト
『花より男子』の台湾版ドラマ『流星花園』において、F4役で出演した事がきっかけで結成されたアイドルグループ"F4"の一人、『流星〜』では美作あきらを演じていた、ヴァネス・ウー(ロンブー淳似)が主演する香港映画。
宣伝ではやたらと『少林サッカー』『カンフーハッスル』の名前が強調され、まるでチャウ・シンチーの最新作かの様な印象すら与えられるが、単に脇役で同じ人が出ているだけで特に関係ない。ビデオスルーの怪しげな作品ならともかく、劇場公開作品でこれとは呆れ返る。
それでも実際に観て面白ければ文句も出ないだろうが、やはり詐欺的なやり口を使って宣伝するしかないのも仕方がないと納得してしまえる程の、どうしようもない作品なのだから本当にどうしようもない。
この種の映画として当然の様に、ストーリーはバラバラで一貫性が無く、その場その場の思いつきで適当に作っているとしか思えない乱雑さで、結局何をどうしたかったのかは最後までよくわからないままだ。
犯罪組織とギャンブラーとの確執は主人公と関係なく、ヒロインの存在によって無理から繋げられているだけなのに、無駄にボスやギャンブラーのシーンが多く、その部分がどこにも展開していかないのでひたすらに退屈なだけだ。
ヒロインとなる歌姫(エマ・ウォン)のレビュー場面がやたらと長いなど、誰も見たいと思っていないシーンばかりが冗長で、しかもストーリーの中身が無いのだからどう楽しめというのか。
オマケにカットやシーンの繋ぎすらも乱暴で、リールが飛んでいるのではと首を傾げさせられる様な唐突な転換や投げっぱなしが山積みとあっては、もはや話を追おうという気すら無くなってしまう。
そうした、どうでもいい部分にやたらと時間を割いておいて、観客が目当てにしているヴァネスのアクションはほとんど見られないのだから、本末転倒にも程がある。
冒頭の、犯罪組織が仕切る格闘賭博場では、そこで行われている格闘試合は結構リアルで面白そうなのに、そちらはあくまでも背景としてしか映さず、どうでもいい会話やドタバタばかり見せている時点で、観客が何を楽しもうとしているかすら理解せずに作っていると最初から明白だ。
ドタバタを行うにしても、格闘試合と絡んでアクションを見せるなどすればいいものを、それすら行わずにサッサと別の場所へ移動してしまい、その移動先でのアクションも、デブキャラがオタオタしているところばかりを優先的に映し、主人公の戦いはないがしろと、終始その調子で最後まで進むのでは、これで観客が喜ぶわけがない。
ヒロインが死んで主人公が激怒し、敵の本拠地に殴り込みにいくのかと思いきや行かず、店に戻って何故か店にある鉄格子部屋に監禁されるなど、せっかく高まりそうになったテンションにすぐ押さえつけるべく、ワザとそうしているのではとすら勘繰らさせられる展開にはウンザリする。
最後にいきなり登場する強敵は思わせぶりなだけで中途半端に退場し、唐突に父親と再会して唐突に終わるとは、完全に何も考えていないとしか思えず、こんな仕事で金をとるなと怒りすら覚えてしまう。
『流星花園』にて、ストーリーとあまり関係なく美作がダンスを踊っている映像を延々見せられるなど、身体能力に定評のあるヴァネスだけに、少ないアクション場面ではよく動いている。だからこそ、そのアクションを何故もっと見せないのだと歯がゆくてならない。
主演がヴァネスでなければ間違いなく日本で公開される事はなかったであろう、かつてジャッキー・チェンブームの頃に大量に持ち込まれた凡百のC級香港カンフー映画そのままの、何ら見るべきところの無い駄作。出演者の大ファンでもない限り、鑑賞意義を見出すのは困難だ。自己責任で。
公式サイト
『花より男子』の台湾版ドラマ『流星花園』において、F4役で出演した事がきっかけで結成されたアイドルグループ"F4"の一人、『流星〜』では美作あきらを演じていた、ヴァネス・ウー(ロンブー淳似)が主演する香港映画。
宣伝ではやたらと『少林サッカー』『カンフーハッスル』の名前が強調され、まるでチャウ・シンチーの最新作かの様な印象すら与えられるが、単に脇役で同じ人が出ているだけで特に関係ない。ビデオスルーの怪しげな作品ならともかく、劇場公開作品でこれとは呆れ返る。
それでも実際に観て面白ければ文句も出ないだろうが、やはり詐欺的なやり口を使って宣伝するしかないのも仕方がないと納得してしまえる程の、どうしようもない作品なのだから本当にどうしようもない。
この種の映画として当然の様に、ストーリーはバラバラで一貫性が無く、その場その場の思いつきで適当に作っているとしか思えない乱雑さで、結局何をどうしたかったのかは最後までよくわからないままだ。
犯罪組織とギャンブラーとの確執は主人公と関係なく、ヒロインの存在によって無理から繋げられているだけなのに、無駄にボスやギャンブラーのシーンが多く、その部分がどこにも展開していかないのでひたすらに退屈なだけだ。
ヒロインとなる歌姫(エマ・ウォン)のレビュー場面がやたらと長いなど、誰も見たいと思っていないシーンばかりが冗長で、しかもストーリーの中身が無いのだからどう楽しめというのか。
オマケにカットやシーンの繋ぎすらも乱暴で、リールが飛んでいるのではと首を傾げさせられる様な唐突な転換や投げっぱなしが山積みとあっては、もはや話を追おうという気すら無くなってしまう。
そうした、どうでもいい部分にやたらと時間を割いておいて、観客が目当てにしているヴァネスのアクションはほとんど見られないのだから、本末転倒にも程がある。
冒頭の、犯罪組織が仕切る格闘賭博場では、そこで行われている格闘試合は結構リアルで面白そうなのに、そちらはあくまでも背景としてしか映さず、どうでもいい会話やドタバタばかり見せている時点で、観客が何を楽しもうとしているかすら理解せずに作っていると最初から明白だ。
ドタバタを行うにしても、格闘試合と絡んでアクションを見せるなどすればいいものを、それすら行わずにサッサと別の場所へ移動してしまい、その移動先でのアクションも、デブキャラがオタオタしているところばかりを優先的に映し、主人公の戦いはないがしろと、終始その調子で最後まで進むのでは、これで観客が喜ぶわけがない。
ヒロインが死んで主人公が激怒し、敵の本拠地に殴り込みにいくのかと思いきや行かず、店に戻って何故か店にある鉄格子部屋に監禁されるなど、せっかく高まりそうになったテンションにすぐ押さえつけるべく、ワザとそうしているのではとすら勘繰らさせられる展開にはウンザリする。
最後にいきなり登場する強敵は思わせぶりなだけで中途半端に退場し、唐突に父親と再会して唐突に終わるとは、完全に何も考えていないとしか思えず、こんな仕事で金をとるなと怒りすら覚えてしまう。
『流星花園』にて、ストーリーとあまり関係なく美作がダンスを踊っている映像を延々見せられるなど、身体能力に定評のあるヴァネスだけに、少ないアクション場面ではよく動いている。だからこそ、そのアクションを何故もっと見せないのだと歯がゆくてならない。
主演がヴァネスでなければ間違いなく日本で公開される事はなかったであろう、かつてジャッキー・チェンブームの頃に大量に持ち込まれた凡百のC級香港カンフー映画そのままの、何ら見るべきところの無い駄作。出演者の大ファンでもない限り、鑑賞意義を見出すのは困難だ。自己責任で。
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1. 【2007-179】カンフー無敵(KUNG FU FIGHTER 原題:功夫無敵) [ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! ] 2007年12月28日 00:54
人気ブログランキングの順位は?
「少林サッカー」
「カンフーハッスル」
そしてまたあらたなる伝説
”カンフー無敵”!
2. カンフー無敵 [ 江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽 ] 2007年12月28日 11:13
香港
アクション&格闘技
監督:イップ・ウィンキン
出演:ヴァネス・ウー
エム・ウォン
ラム・ジーチョン
チャン・クォックワン
【物語】
まだ見ぬ父を捜すため、腕に覚えのある猛者たちが集う上海へとやって来
た若者が、....
この記事へのコメント
1. Posted by ケンイチ氏 2007年12月30日 17:51
この手で乳を抱きしめる日のことをー♪
2. Posted by つぶあんこ 2007年12月30日 22:40
乳は揉んだり吸ったりが正しい用法です。