2008年07月04日
パークアンドラブホテル ★★★★
公式サイト プラデラレビュー
映像演出、脚本構成ともに秀逸。
たとえば最初のエピソードにて布団を敷く場面。二つ目の布団を取り出す段にてババアの動きが止まるが、この時ババアの顔は遮られていて見えず、意味がわからない間だけが印象に残る、続いて銀髪少女が「赤い布団で寝ていい?」とわざわざ聞いてそちらを選ぶ、これもまた、この時点では意味がわからないながらも、少女のキャラ描写の一環かとだけ思わせる。
暗転後の会話における、少女の「ニオイする?」の台詞によって初めて、この長いカットにて行われてきた行動の意味が全て一つに繋がり、人間の心の機微を的確に描いた作劇に感心および感動させられる。秀逸。
ラブホテルを舞台としながら、実際の行為が一切描かれず、事前と事後の描写があるのみなのは、そこに真実など存在しないからだ、との作り手の思いのあらわれだ。自分がエロいシーンを見たいとの、低俗なスケベ根性でしかないにも拘らず、稚拙な言葉を弄して作り手に責任転嫁を図る様な、ものの表層しか見られていない愚か者が、プロの批評家を語るなど片腹痛い。
映像演出、脚本構成ともに秀逸。
たとえば最初のエピソードにて布団を敷く場面。二つ目の布団を取り出す段にてババアの動きが止まるが、この時ババアの顔は遮られていて見えず、意味がわからない間だけが印象に残る、続いて銀髪少女が「赤い布団で寝ていい?」とわざわざ聞いてそちらを選ぶ、これもまた、この時点では意味がわからないながらも、少女のキャラ描写の一環かとだけ思わせる。
暗転後の会話における、少女の「ニオイする?」の台詞によって初めて、この長いカットにて行われてきた行動の意味が全て一つに繋がり、人間の心の機微を的確に描いた作劇に感心および感動させられる。秀逸。
ラブホテルを舞台としながら、実際の行為が一切描かれず、事前と事後の描写があるのみなのは、そこに真実など存在しないからだ、との作り手の思いのあらわれだ。自分がエロいシーンを見たいとの、低俗なスケベ根性でしかないにも拘らず、稚拙な言葉を弄して作り手に責任転嫁を図る様な、ものの表層しか見られていない愚か者が、プロの批評家を語るなど片腹痛い。
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この記事へのコメント
1. Posted by 流れ星超一郎 2008年07月08日 16:19
件の人のアマチュア批評家からの信用失墜ぷりは見ていて清々しいくらいですね。
2. Posted by つぶあんこ 2008年07月22日 17:31
最初から信用なんか無いでしょう(笑