2008年10月21日

バイオハザード ディジェネレーション ★★

公式サイト プラデラレビュー

ゲームを元にした上での再現性は高いとは思うが(巨乳成分も多め)、ゲームは能動的に世界へ没入するものであり、対して映画は受動的に鑑賞して誘われるものという、メディアの差異を理解出来ていなかった事が、退屈の原因か。

ジャンボが空港ロビーに突っ込むシーンや、パートナーに拳銃を投げ渡すシーンなど、実写で見ればそれなりに楽しめるんだろうなと思える部分も、CGでは驚きが無い。フルCGで映像に魅力を持たせるには、個性的なデザインあるいは実写では困難な斬新なカット割りに苦心する必要があるのだが、本作はそれを行えていない。

たとえば、エレベーターが開いたらゾンビの群れがいる、という場面は当然『ゾンビ』の当該シーンを意識したものだが、映像演出として受ける印象の強さは、エキストラが顔面を青白く塗っただけでしかない『ゾンビ』の方が、しかし圧倒的には上なのだ。この大いなるハンディを解消する意志が感じられない。

エンドロール後に見せられるゲーム新作のダイジェスト映像の方が、テンションを高めるアクション映像を作る事には成功しており、問題点をよほど理解出来ていたと感じさせられるのは皮肉か。

"ゾンビ映画"としての観点で見た場合、無機物はリアルに描けているのに、相変わらず人肌はテカテカしたマネキンでしかなく、人間としての動きの不自然さを払拭出来てない本作のCGでは、ゾンビの持つリアルな汚さや動きの独自性が有意に表現出来ておらず、ゾンビの存在が少しも楽しくない。

序盤に登場する"ゾンビマスク"と、その少し後に登場する本物ゾンビとの、質感およびモーションに大きな差異がない事で、その場面のフリとオチが活きていない。これでは困る。

それでもストーリーが興味深いものであればカバー出来るのだが、あまりにテンプレートな通り一遍に終始しては、興味を持てよう筈も無い。かなり退屈。



tsubuanco at 11:55│Comments(2)TrackBack(2)clip!映画 

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1. バイオハザード:ディジェネレーション  [ Akira's VOICE ]   2008年10月28日 12:00
怖くないけど面白い。  
2. 『バイオハザード ディジェネレーション』  [ 唐揚げ大好き! ]   2009年01月05日 06:14
バイオハザード ディジェネレーション コレクターズ・エディション [DVD] ¥3,684 Amazon.co.jp ラクーンシティの惨劇から7年――。 あの恐怖が蘇える。   ■ラクーンシティで起きた『アンブレラ事件』。最大手製薬会社アンブレラ社が生み出したt-ウィルス...

この記事へのコメント

1. Posted by リスト   2008年10月21日 14:05
観に行こうかと思いましたが。
電車代が勿体ないかなw

CMはレオンが格好良いのに…
2. Posted by つぶあんこ   2008年10月22日 16:27
ゲームが好きならファンイベントとして参加しておいてもいいと思いますが、映画としての鑑賞はあまりオススメできないかと。

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