2010年07月23日

インセプション ★★

公式サイト プラデラレビュー

自信のトラウマが作り出した嫁が夢の中に現われて、そのせいで毎度必ず重要なところでピンチになったり失敗したりする。とわかっていながら、そんな奴が夢工作の仕事をしているなんて、仲間や顧客に迷惑極まりないだろうに。

エレン・ペイジが迷路設計に選ばれた事が活かされる展開もなく、ケンワタナベの目的と手段のムリヤリ感など、ありとあらゆる部分での、シチュエーションを優先させたいあまりの根本的なツッコミどころの数々に呆れてどんどん眠くなる。これは夢と映画を混同させようとの作り手の狙いか。

実際には普通に鑑賞していれば、何がどうなっているのかは普通に理解できる筈(ドラえもん等の児童向け漫画でも使われているネタと構成手法だ)なのに、上辺を小難しそうに構成している作品に出会うと、何故か自分が賢くなったと勘違いして喜んで食いつく様な手合いが、見かけのハッタリに騙されて信者になって脳内美化し過大評価するタイプの典型。そちらの方向では、完全に作り手の狙い通りに大成功。

tsubuanco at 10:05│Comments(1)TrackBack(0)clip!映画 

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この記事へのコメント

1. Posted by D   2010年07月24日 17:05
さっき見てきました。「ビューティフルドリーマー」が、同じ様な夢ネタ映画としていかによくできていたかがよく解りました。

…それにしても、エレン・ペイジ(だけ)は良い。

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