大家はつらいよ

フリードマンフリーゼのよく分からない(？)ゲーム。
プレイ感はかなり大雑把で、殴り合い・邪魔のし合いがメインです。

洗練されたゲームを求める人は多分合いません。ただ、ハチャメチャで、やったやられたに抵抗がない人からすると、結構おもしろいと思います。バカゲーですね。僕は好きだったりします。

テーマは、大家となって家賃収入を得るというもの。他人からの邪魔はもちろん、アパートの住人も一癖も二癖もあって、必ずしもプラス収益になるとは限らない。
基本は稼ぐというより、相手の邪魔をして如何に出し抜くかだと思ってもらって構わないです！！


ゲームの流れとしては大きく分けて3フェイズに分かれていて、

①状態確認・保釈…ここでは主に良くないことに対する処理を行います。
不法占拠者がいるアパートでは他の住人がいなくなったり、居候がいれば(部屋をひとつ潰して家賃はろくに払わない奴)お金を払って、相手のアパートに引っ越させられたり、牢屋にいればお金を払わないとろくにプレイできなかったりと、基本的にはあまりやりたくはないフェイズ。

②カードプレイ…ここがこのゲームのメイン。このフェイズでできることは３つあって、アパート建設と拡張、店子(住人)の入居、アクションカードの使用の３アクション。カードがある限り１ターンに何回でもやって大丈夫！では、ひとつずつ軽く見ていこう。


・アパートの建設と拡張…手札のアクションカードを裏面で使えばそれがアパート部分になるのでそれを配置するアクション。何枚配置するかで何階建てかを決める。基本は大きいに越したことないけど、手札のアクションカードを使っちゃうので手薄になりがち。そこは手札と相談。２軒目３軒目のアパートを建てる際には、追加でお金が必要です。


・店子の入居…手札のカードの中にはアクション以外に住人カードもあって、それを空き部屋に配置していくアクション。配置する部屋は自分のアパートの部屋でも、相手のアパートの部屋でもオッケーというところがゲームの肝！住人は、良い奴ばかりではないので、良いやつは自分の所、悪い奴は相手の空き部屋に住まわせちゃいましょう！アパート建てるだけ建てて、店子を入居させないでいると、とんでもない奴を押し付けられるから注意。また、住人には住む条件と家賃として払ってくれる金額が書かれていて、条件を満たしていないと住まわせることはできない。(何階建てが良いとか、地下じゃないと嫌だとか)


・アクションカードの使用…手札のカードを表面で使用。基本は嫌がらせ。これで相手を邪魔するか、アパート建設に使うかは自由です。


③家賃収入・カード購入…住んでいる住人ごとに家賃としてお金が得られるフェイズ。
牢屋にいる場合や不法占拠されている場合はもらえるお金に変動が有ります。収入を得たら、カード購入。手札のカードを増やす重要なフェイズなので、お金があればちゃんと買っておこう！



以上の３フェイズを繰り返していって、カードの山札が尽きたらゲーム終了。一番お金を稼いだ人の勝ち。

流れをおさらいすると、状況確認(場合によってはお金を払う)→アパート建設・入居・カード使用→家賃収入・カード補充…です。やってみると結構サクサクできるので、そんなに難しいゲームではないものの、初心者におすすめかと言われると、微妙です。

ある程度ボドゲを嗜んでる人が、バカゲーやりたいなって時に活躍するゲームなので、そういったゲームを求めてる人にはやってみていただきたいですね！！


店子(住人)。階数の上限と払ってくれる家賃、その他条件なんかが書いてある。


居候と不法占拠者。こいつらは家賃を払ってくれないお邪魔もの。厄介なので他人に押し付けよう。


アクションカード。他人のアパート壊したり、住人抹消したりと結構やりたい放題。