ツタンカーメン展」@上野の森美術館(東京)の内覧会に行ってきました。カイロにある「エジプト考古学博物館」所蔵の122点が来日。ツタンカーメン王や、その時代の王家の墓がある「王家の谷」から発見されたものなどが展示されています。

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会場の中に入ると年表がありました。これを見ると、ツタンカーメン展のお話しは、日本の「縄文時代」の頃のお話しというのがわかるので、縄文土器などをイメージしながら展示物を見ていました。ツタンカーメンは、父のアクエンアテンが亡くなった後、9歳で即位し、19歳でこの世を去ったそうです

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こちらは、途中で展示されていた「王家の家系図」です。ミイラのDNA判定で家系図がわかったそうです。ツタンカーメンの父と祖父母、曾祖父母の名前は展示物でよく出てきます。父が「アクエンアテン」、祖父母が「アメンヘテプ3世とティイ」、曾祖父母が「イウヤとチュウヤ」です。(写真はクリックで拡大)

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今回、ツタンカーメン王の「黄金のマスク」は来日していませんが、会場は古代エジプト時代を楽しめる空間でした。日本ではあまり馴染みのない、ミイラを埋葬するための、「カノポス」(ミイラを埋葬するときに内臓が保管された器)や、「シャブティ」(墓に埋葬された人型)が、展示物に多くありました。

では、音声ガイドで案内されている展示品をご紹介します。最後時間がなくて、写真は全部撮影できていませんが、撮影したものを交えてご紹介します。

①ツタンカーメンの立像 (立像の後ろも注目です)

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②アメンテヘプ2世の舟の模型 (アメンテヘプ2世のお墓から発見)

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③アメンヘテプ3世とティイ王妃の銘入りチェスト (ツタンカーメンの祖父母、アメンヘテプ3世とティイのお墓から発見)

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④プタハメスのシャブティ

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「シャブティ」とは? 墓に埋葬された人型で、一緒に埋葬すると来世で被葬者の変わりに仕事をするとされたそうです。

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③サトアメン王女の椅子 (ツタンカーメンの曾祖父母、イウヤとチュウヤのお墓から発見)

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⑥牛の頭部像 (写真向かって右側)

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⑦アクエンアテン王の巨像頭部 (下の写真) アテン神を礼拝するアクエンアテン王一家のレリーフ (写真なし)

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⑧ネフェルティティ王妃の頭部像 (写真向かって左側の置物)

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⑨チュウヤの人型棺 (チュウヤはツタンカーメンの曾祖母) 今回初来日。四方から見られるように展示されています。大きくて見ごたえがあります。

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頭と足のところに女神が描かれています。

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襟飾りの下に腕が組まれていて、その下に、女神が描かれています。

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⑩ライオンの飾りのついた化粧容器 (ツタンカーメン王のお墓から発見)

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⑪子供のカルトナージュ・マスク (ツタンカーメンのお墓から発見された、胎児のミイラのために作られたと言われている)

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⑫ツタンカーメン半身像 (等身大で、王の衣装や宝飾品用のマネキンとして使われたと言われている)

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⑬上エジプト王冠を被ったツタンカーメンの像 (写真なし) 下エジプト王冠を被ったツタンカーメンの像 (写真下) ツタンカーメン彫像用厨子と支柱付台座 (写真なし)

下エジプトの王冠の正面には、コブラがついています。コブラは、下エジプトを象徴するもので、上エジプトの象徴はハゲタカです。

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⑭有翼スカラベ付き胸飾り (ツタンカーメンのお墓から発見)

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⑮ツタンカーメンの棺型カノポス容器 (ツタンカーメンのお墓から発見)

今回の主要展示物の1つで、ツタンカーメン展の広告に、この顔の部分がよく使われています。意外に小さくてびっくりしました、「カノポス」とは、ミイラにするときに内臓が保管されていた容器。これには肝臓が保管されていたそうです。

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四方から観られるように展示されています。こちらは、後ろと横から見た写真です。

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頭の部分を見ると、下エジプトを象徴する「コブラ」と、上エジプトを象徴する「ハゲタカ」の両方があります。先が丸い「付け髭」は、王の神聖さを示しているそうです。顔立ちが、ツタンカーメンのミイラを納めていた人型棺と目鼻立ちが違うようで、別の人に作られたものを、ツタンカーメンのために使った可能性があるそうです。

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⑯ツタンカーメンの王号の儀式用短剣と鞘

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ツタンカーメンに関する展示品を観ていると、楕円形の同じマークをいくつかの展示品に発見。調べてみると、王名のみに使う、楕円形の枠「カルトゥーシュ」の中に、ツタンカーメンを表している象形文字(ヒエログリフ)が書かれているそうです。

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象形文字の一番上の丸は「太陽の神ラー」を、その次が「スカラベ」という、フンコロガシと呼ばれるコガネムシの一種を、一番下が「食物をいれる籠」を意味していて、これでツタンカーメン王を表すそうです。このようなマークを探しながら鑑賞するのも楽しいと思います。

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その他、撮影した写真をご紹介します。

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ブルーの鮮やかな色が印象的でした。

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開催中の混雑状況は、Twitter(@kingtut_tokyo)で確認できます。入場料がちょっと高めですが、小中高生にも是非観に行ってほしいなと思ったツタンカーメン展でした。