(2019年8月 メディア掲載を、ブログ最後に追記アップしました)

瀬戸内国際芸術祭2019(瀬戸芸)で現在多くの観光者が訪れている香川県大島。その大島は、国立ハンセン病療養所のある、実は香川県民にとっても、まだまだ近くて遠い島です。

そんな中、地元香川県の中3の姪と同級生の2人で、この瀬戸内海に浮かぶ美しい「大島」を、ハンセン病の歴史も含めて少しでも多くの子どもたちに知ってもらいたいと、中学生目線で「しまあるきMAP」を全部手描きで作成しました。大島初心者の大人にも楽しめる内容になっています。

きっかけは、入所者の方々のお話を聞く機会があり、過去に受けていた差別などにショックを受けて、これから地元の若い力で世界一輝く島にしたいと思い、何度も通って自分たちで歩いて、まずはA4両面サイズのハンディなサイズで、手描きで心を込めて描いたそうです。

美しい自然が見える「絶景スポット」も調べて、地道な努力で書いています。こちらがその手書きの地図です。小学生でもわかるように、ふりがなをふっています。

こちらが裏です。地図クリックで拡大。スマホやタブレットでも見られます。

大島しまあるきMAP(裏)FINAL


そして表です。

大島しまあるきMAP(表)FINAL

是非多くの方にご活用いただけたらと、私のブログでもご紹介することにしました。子供目線なので、例えば学校(小学生も含む)が開催する社会学習などで、大島に行くような機会があれば、学校関係者で是非ご活用いただけたら嬉しいです。オリジナルファイル、または印刷物が必要でしたら、お気軽に私宛にご連絡ください。または、下記の場所に設置予定だそうですので、是非直接訪ねてみてくださいね。
こちらは、大島島内に地図を設置している、「大島青松園 入所者自治会事務所」の入り口です。

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私が大島に最初に訪れたのは、2013年の瀬戸芸でした。そして今年2019年は瀬戸芸鑑賞も含め、今までに3回訪れています。最初は正直、恐る恐るという感じでしたが、今は他の島と同じように訪れています。飲食できるところが普段はないので持参することにはなりますが、今は「ハンセン病」のニュースもよい方向に動いてきているので、大島やハンセン病のことについて理解を深めるタイミングには、とてもよいと思います。

地元の学生たちの若い力が動き始めると、もっともっといい方向に進むのではと感じています。現在大島の入所者は53名。平均年齢は約84歳です。高齢化が進んでいます。

こちらが、今回の地図内の案内人「せいぴょん」のモデルになった、大島の港から入ったすぐのところにあるカエルの「むかえる」と「みかえる」です。このカエルたちと、大島の松を取り入れて「せいぴょん」を考えたそうです。こちらが「むかえる」です。来客を「お迎え」しています。

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こちらが「みかえる」です。また来てね!と伝えているカエルです。出来た地図を見た時に、私はすぐに、この二匹のカエルがモデルになったと思いつきました。案内人「せいぴょん」を作るというのは、子供に親しみをもってもらう子供目線の工夫ですね。「せいぴょん」の存在が広まってくれると嬉しいです。

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実は今回、瀬戸内国際芸術祭2019(瀬戸芸)の事務局にお話をして、この地図の大島での配布をお願いしたのですが、断られました。理由は「瀬戸芸関連広報物を配置するテーブルしかないので」でした。

また、大島青松園にも二人を代表して保護者から正式にお願いしたのですが、「園として認めているものは高松市発行の大島マップなのでそれ以外は置けない」という理由で断られたそうです。

また、高松市にも市役所内での設置をお願いしてみたのですが、「庁内に一般の方が作成した刊行物等を設置するということは、公平性の観点から実施できない」という回答で断られたそうです。

正直なところ、いろいろなしがらみや閉塞感を感じています。大島をよくしたいと思って動いていても、何故このような対応になるのか不思議に思ったり、もっと前向きに柔軟に対応してほしいと思うことがたくさんあります。

私自身も大人として、また香川県出身者として、地元の子供たちが素直な気持ちで頑張っていることを見守りながら、できる形で応援とサポートをしていきたいと思います。いろいろな方々がいろいろな形で大島を応援していけば、そして協力していけば、大島の未来にもっとパワーが出てくると思っています。それが今の香川県には必要だと感じています。

一方で嬉しい話もありました。大島島内にある「入所者自治会事務所」に、地図を置いてもらうことになったそうです。入所者自治会の森会長に、二人が偶然高松港でお会いしてお声をかけ、そこで下書きの状態で地図をお渡してお話ししたのがきっかけのようで、「置いてあげるよ」と言ってくださったそうです。入所者の優しいご対応に感謝です。子供たちがすごく喜んでいました。

また、地元で活動をされている「ハンセン病問題を考える市民の会」と、上記森会長率いる「入所者自治会事務所」の2つの会に、地図に「協力」として名前を入れることに快諾を得たようです。嬉しい大人のサポートです。レイアウトをしなおして、表面の下側に<協力>と急きょ入れたそうです。くじけずに、自分たちでできることから、少しずつやっていっているようです。

これから、地元の学生たちにも夏休みの自由研究などで、大島をテーマにどんどん取り上げていただけたら嬉しいですね。もっと若い人たちに大島とハンセン病の理解が深まり、大島の未来を真剣に考えてくれる子供たちが増えてくれたら、大きな動かす力になると思います。

そのきっかけ作りなどに、この地図を生かしていただけたら嬉しいです。中学生2人も、同じ気持ちでこの地図を心を込めて描いたと思います。

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彼女たちの「大島を世界一輝く島にしたい」という気持ちを見守りながら、できる形でこれからもサポートしていきたいと思います。

======メディア掲載======

これを機会に、多くの子供たちに地図を手に取ってもらい、実際に大島に行く行動に繋がれば嬉しいです。

① 2019年8月11日(日)NHK高松 夕方18時45分「四国向けニュース枠」で放映。

② 2019年8月11日(日)四国新聞

大島マップ 四国新聞 20190811

③ 2019年8月12日(月)読売新聞

大島マップ 読売新聞 20190812

④ 2019年8月12日(月)毎日新聞

大島マップ 毎日新聞 20190812

また、掲載があったらアップします。