2005年12月09日

高知新聞文化教室『土佐酒道入門』第3回講座と忘年会ぜよ!

 昨夜は、高知新聞文化教室でワシが受け持っちゅう日本酒講座「土佐酒道入門」第12期生の3回目の講座と忘年会やったがぜよ。尚、これまでの講座についての詳しゅうは、ブログカテゴリー「土佐酒道入門」を参照してもらいたいがやき。

 ほんで、昨日の講座テーマは「日本酒で食卓を、生活を楽しく豊かにする方法・・・『旬の楽しみ方』『酒器の楽しみ方』『美容と健康と日本酒』等。生活に密着した楽しいソフト情報満載!」やったがやき。ほんでまずは、日本酒ならでは特徴。これは、次の5つを説明したがやき。

(1)日本酒は「和」の酒である。
(2)日本酒は「水」の酒である。
(3)日本酒は季節感・旬のある酒である。
(4)日本酒は料理を選ばない酒である。
(5)日本酒は二人で隣り合って飲むのが似合う色っぽい酒である。


 次は、「日本酒を楽しむ1年・24節気・52週」。「お正月」や「小寒」「七草粥」「成人の日」等、いろんな行事や節目らあに、日本酒が楽しめるぜよっちゅうことながよ。これが「1年365日」の毎日になったがが、ワシのブログ連載中の「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」ながやき。

 最後に、日本酒のタイプ別オススメ酒器の話しと、美容と健康と日本酒の話しをして、講座は終了。後半のお待ちかね利き酒講座に突入ぜよ。

今回の利き酒講座の出品酒は、下記の7アイテムやったがやき。出品酒

(1)「〆張鶴・純」(純米吟醸酒)〈新潟県〉
(2)「桃太郎」(純米大吟醸酒)〈高知県〉
(3)「醸し人九平次」(純米吟醸酒)〈愛知県〉
(4)「五橋」(純米酒)〈山口県〉
(5)「司牡丹・あらばしり」(本醸造生原酒)〈高知県〉
(6)「金松白鷹」(きもと純米酒)〈兵庫県〉
(7)「白瀧・超醇」(山廃純米酒)〈新潟県〉


「〆張鶴」と「桃太郎」は、新潟と高知の淡麗辛口比べ。前者は女性的で絹の風合いを、後者は男性的で木綿の風合いを、やっぱし感じたがやき。

 「九平次」は、含み香が印象的で旨みと一緒に膨らむ感じ。

 「五橋」は、ホッとする安心感。ナチュラルな味わいが心地えいがやき。

 「司牡丹あらばしり」は、とにかくガツンとインパクトの若々しさ、フレッシュさ。

 「金松白鷹(きもと純米)」は、これぞ灘の生一本!っちゅう酒。コクと旨み、味わいの幅の広さが特徴。

 「白瀧・超醇」はボリュームたっぷりの濃い甘味が特徴的。「白鷹」と「白瀧」は、燗の方が合いそうなき、忘年会会場でお燗を付けてもらおうっちゅうことになったがやき。教室風景

 ちなみに今回の講座でのツマミは、ワシの同級生の農家兼、ベジタブル&フルーツマイスター(野菜のソムリエ)長崎さんが作った「キュウリ」と「さらし柿」。「さらし柿」ゆうたら、渋柿を焼酎でさらいたがで、表面がトロッとなって甘うなっちゅうがよ。ツマミ








 生徒さんらあからも、「なかなかようさらいちゅう!」ゆうて評判やったがやき。長崎さん、ありがとうぜよ。一方キュウリにゃあ、ワシの家にあった堀河屋野村(和歌山県御坊市薗743 TEL:0738-22-0063 http://www17.ocn.ne.jp/~nomura/)の径山寺味噌を付けて食べてもうたがよ。これも酒のツマミにゃあ最高と、こじゃんと悦ばれたがやき。

 ほんでこの日は、普段よりチックと早う教室を終わって、いつもの「花鶴」(高知市本町3-2-45 TEL:088-872-3321)さんで、出品酒を持ち込んでの忘年会よ。第12期現役生の方13人が忘年会にも出席され、卒業生の方も3人来てくれちょったがやき。

 忘年会やきチクと奮発して、乾杯はワイングラスで「司牡丹・深尾」(純米大吟醸原酒・斗瓶囲い)!発売しだちの司牡丹最高ランクの大吟醸の華やかな香りに、感嘆の声が漏れたがやき。やっぱし香りの華やかな酒は、ワイングラスに限るのお。ほんで、持ち込んだ中で、「五橋」「金松白鷹」「白瀧・超醇」の3つは、燗にしてもうたがよ。予想通り3つの酒とも燗上がりして、寒い日にゃあ最高に美味しかったぜよ。

 宴会の後半にゃあ、原さんの提案で「お座敷遊び」も始まったがよ。

 まずは「三十拳」。1人づつ順番に数字を数えていって、「30」と言うた人が負けで、酒を飲まにゃあイカンがよ。ただし1人が言える数字は、1つか2つか3つながやき。こりゃ30近うなったら、こじゃんと盛り上がるがぜよ。

 続いてはさらに恐ろしい「菊の花」。人数分の盃をお盆に伏せて、1つの盃の中に「菊の花」をしのばせちょくがよ。菊の花
 ほんで「きっくのはな〜ァ、きっくのはな〜 あけてうれしい きっくのはな〜・・・」ゆうて歌いもって手拍子して、お盆を順番に回いて盃を1人づつ開けていくがやき。ほんで菊の花の盃を開けた人が負けで、そん時に開いちゅう盃の数の分ばあ飲まなあイカンがよ。こりゃこの人数やと、なかなかコワイお遊びながやき。

 忘年会こうして「土佐酒道入門」の生徒さんらしい、こじゃんと酒で盛り上がった忘年会が、無事お開きとなったがよ。皆さん、良いお年を。来年も「土佐酒道入門」をよろしゅうに!









世界初!「宇宙酒」発売解禁までのカウントダウン開始!!土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社



連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」

〈12月10日〉「ノーベル賞授賞式」「世界人権デー」
 スウェーデンの科学者ノーベルが亡くなったがが1896年(明治29年)のこの日やき、「ノーベル賞授賞式」はこの日になったがぜよ。物理学・化学・医学・文学・経済学の各賞はスウェーデンの首都ストックホルムで、平和賞はノルウェーのオスロで授賞式が行われるがやき。

 またこの日は、国際デーのひとつ「世界人権デー」でもあるがぜよ。1948年(昭和23年)のこの日、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されたき、1950年(昭和25年)の国連総会で、この日を「世界人権デー」に制定したがやき。ちなみに「世界人権宣言」は、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」で始まる、全30条と前文からなっちゅうがよ。

 ほいたらこの日は、まずは人類のために貢献してくれた今年のノーベル賞受賞者に感謝しもって、お祝いに飲まなあイカンがやき。ほんで「世界人権デー」やき、「自由・平等・尊厳・権利」がキーワードにならあにゃあ。

 ほんなら料理は、鍋料理しかないがよ。鍋料理ほど、自由で平等で、各個人の尊厳と権利が尊重される料理は、他にないがぜよ。いろんな具材をたるばあ自由に入れた、寄せ鍋あたりが特にピッタリやろう。

 合わせる酒は、「しぼりたて」の原酒でどうぜよ。まず最初はキリッと冷やいて。ほんでそのまま常温で置いちょったら、次第に酒の温度が上がって酒の旨みや膨らみが増してくるがよ。寄せ鍋も割り下タイプの鍋やき、時間とともに煮詰まって味が濃ゆうなってくるきに、丁度ピッタリながぜよ。

この記事へのトラックバックURL

この記事へのトラックバック
Prev 日本酒 Next 土佐酒について ↑ 土佐酒について 土佐酒 WWWサーチ コメント 土佐酒 ニュース速報 土佐酒 画像サーチ 土佐酒 関連Blog 投票してねっ! アルタウン検索 土佐酒 WWWサーチ ↑ ◆24時間音楽のある生活「サウンドプラネッ....
日本酒/土佐酒/土佐酒について【】at 2005年12月11日 11:05
この記事へのコメント
竹村先生 こんばんは。
まず最初に、6日のコメントで先生のお名前を武村先生と書いてしまいました。お名前を間違うなんてとんでもないこととです。本当に申し訳ありませんでした。お許しください。

昨夜の忘年会は和気あいあいと盛り上がって、本当に楽しい宴会でした。
何より、司牡丹の深尾をワイングラスでいただけたことは最高の幸せでした!!酒器で味も香りも微妙に変わるんですね。嬉しい発見です。

お座敷遊びはいいですね〜! これから予定している忘年会でも「三十拳」ならお酒の弱い方でも楽しめそうですから、みんなで遊んでみたいです。

怪山寺味噌 やみ付きになりそうです。いいお味でした。
竹村先生 これからもいろいろと教えてください。
よろしくお願いいたしますm(__)m
Posted by こゆき at 2005年12月10日 01:10
こゆきさん、先日の忘年会へのご参加、そしてコメントありがとうぜよ!
お座敷遊びを他でやる時にゃあちっくと注意しちょかんと。文化教室でこんなことばっかり習いゆうがか、ゆうて言われんようにのお。
それと、また漢字の指摘で申し訳ないけんど、「怪山寺」やのうて「径山寺味噌(きんざんじみそ)」ぜよ。掲載しちゅう堀河屋野村さんのアドレスで通販もしゆうみたいやき、是非いっぺんのぞいちゃってや。
ほいたら、また!
Posted by 竹村昭彦 at 2005年12月10日 07:31
申し訳ありません。径山寺味噌です!!

「二度あることは三度ある」にならないように気をつけます。
Posted by こゆき at 2005年12月11日 16:12
こゆきさん、またまたコメントありがとうぜよ!
一般にそのへんのスーパーらあに売りゆうがは「金山寺味噌」で、堀河屋野村さんのは「径山寺味噌」で、こっちが本物ながよ。醤油も「三星醤油」ゆうて、絶品ながやき。
あ、ところであの「柚子胡椒」はどうやったですか?
Posted by 竹村昭彦 at 2005年12月11日 23:45
竹村先生 お忙しい毎日ですね。今夜は高知でしょうか?「土佐宇宙酒」の委員会でお話している先生を、今夜のテレビでお見かけしました。「土佐宇宙酒」の発売解禁日は2006年4月1日なんですね。待ち遠しいです!
「柚子ごしょう」市販されていない手作りのお品だけあって、風味が違います。とっても美味しかったです。あっという間になくなりました〜。
Posted by こゆき at 2005年12月12日 23:12
こゆきさん、またまたコメントありがとうぜよ!
テレビで宇宙酒のニュースやっとって、
ワシが映っちょったゆう話しは、他からも聞いたぜよ。
ワシゃあよう観てないき、残念やったがやき。
4月1日の宇宙酒解禁日にゃあ、酒造組合全体で
大イベントをする予定やき、是非今から空けちょってよ!
ところで柚子胡椒、もう全部のうなったち、
そりゃ使い過ぎながやき!
あんまり辛いもんを大量に取り過ぎんよう、
気をつけにゃあイカンぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2005年12月13日 11:36
竹村先生、いつもお返事ありがとうございます。
4月1日は土曜日ですね。イベントには、ぜひ参加させていただきます。ガイドと重ならない様に気をつけなくては!
柚子ごしょうの様な辛いもんは、子供のころから食べなれているんですよ。母が韓国で育ったものですから辛いものがいつも食卓にありました。
母にキムチの作り方を習っていますが、なかなか同じようにはできません。
「柚子胡椒」ラベルは「柚子ごしょう」ですから間違いじゃないですね〜(^^ゞ
では、また

Posted by こゆき at 2005年12月13日 23:18
こゆきさん、またまたまた、コメントありがとうぜよ!しかし、お母様が韓国育ちたあ知らんかったよ。実はワシも大のキムチ好きで、今年の5月に仕事で初めて韓国に行って、さらに韓国料理の大ファンになったがやき。今度是非、お手製のキムチや韓国料理を、文化教室に持って来てもらえたら嬉しいがぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2005年12月14日 01:47