2019年05月26日

幸せの言の葉<1252>

「人間の中にゃあ、何かしら悪魔的なもんもあるとおんなじに、神に似た何者かが存在するがぜよ。」(ジャワハルラール・ネルー)


インドの初代首相で、インド独立運動の指導者であり著述家の、ジャワハルラール・ネルー(1889〜1964)さんの言の葉ながやき。


ある時ふと、自分の中に存在する悪魔的な部分に気づいて、愕然としたっちゅうこたぁないかよ?


人は誰やち、どんな聖人君子のような人やち、心の奥底にゃあ悪魔的な部分をチビッとは持っちゅうもんながよ。


「自分だけやのうて、みんなあ持っちゅうがや!」と思うだっけで、かなり気が楽になって救われたような気分になって、そこで終わりよっちゃあイカンがやき。


それとおんなじように、誰にやち「神に似た何者かが存在する」、この表現がちっくと畏れ多いやったら、「天使的な部分がある」っちゅうことにも、気づかにゃあイカンがよ。


自分の中の悪魔的な部分に気づくよりか、天使的な部分に気づく回数の方を、チビッとずつやち増やしていけりゃあ、その分だっけ幸せになれるっちゅうことながやき。


人間は、最初っから悪魔でもなけりゃあ天使でもないがよ。


誰やち、悪魔になることもできりゃあ天使になることもできるに、あえて天使を取るっちゅうんが、人間の素晴らしいところやと思わんかよ?




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)