『チェイサー [DVD]』や『哀しき獣(字幕版)』のナ・ホンジン監督の新作。『別冊映画秘宝謎の映画 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)』でも一章割かれていてはいて、凄い映画だとは推測はついたのですが、具体的には何なんだろう感が離れない作品でした。

 新宿シネマートの初回を鑑賞。『アシュラ』と同じく劇場は朝鮮戦争時の釜山橋頭保状態でテンションがあがります。

 粗筋は序盤の韓国の田舎の村「谷城」(コクソン)に猟奇殺人事件発生。ダメ警察官のジョング (not イデオン)が捜査に向かうが事件は止まらない。最近山奥のあばら家に住み着いた日本人(國村準)が怪しいとなり、ジョング達はあばら家に踏み込むが、そこには呪いの儀式を思わせる写真や、祭壇があったがそんなオカルトめいたモノは証拠にもならないのはいうまでもない。そしてジョングの娘にも呪いの的となったことを示唆する特徴が出、ジョングもムーダン(祈祷師)(ファ・ジョンミン)を雇って対抗する・・・。

というところまでの粗筋は書けますが、以降の粗筋がネタバレを別としても書けない位『謎』な展開になります。
 印象に残ったシーンは通訳を介してのジョングと日本人の庭先での会話が一種の決闘として機能していて映画をグィッと方向転換させています。
 ムーダンと日本人の動きに満ちた祈祷バトルの描写も鬼気迫るものでした。前日、大統領罷免が決まった際、罷免派の集会で踊りだした方がいらしたのを観て、動の儀式に妙に納得させられました。
 初登場時のファ・ジョンミンの振る舞いがが『カルト』のネオのようでもあり、そこも面白かったです。

 

 
   にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村