杉作J太郎監督が足掛け10年の月日をかけた『チョコレートデリンジャー』が「一応」の完成したという事件を受け、千葉まで密航。
 上映前、杉作監督のトークで本当にギリギリまで編集していて、このバージョンを観返していないという心強いお言葉の後、上映開始。
 
 アイドル、バニラビーンズの明らかに本編を観ていない (そりゃそうだ)感想から映画はスタートします。
 古本屋店頭で、鈴木則文監督の『ドカベン』のようなやりとりを経て主人公チョコレート・サンデー(松本さゆき)が登場。あずまひでおの『チョコレートデリンジャー』が始まります。
 
 メイキングと本編が混然一体となって話が進むと同時に、横道に逸れてゆき、最後には新潟のアイドルNegicoに出演交渉するあたりからドキュメンタリーとなるという非常に自由な構成となっています。
  
 私は監督主催のおもしろ墓場塾などに通ってますのである程度、心構えは出来ていましたが、完全に初見な人の感想がどんなものか非常に興味があります。
  
 全体的には石井輝夫、始まりは鈴木則文といった東映ゲリラ部隊の影響を受けた楽しい作品にはなっていますので、鑑賞する機会がありましたらお見逃しのないよう。 

 ps上映中小銭が落ちる音がするので、オイオイと思っていましたら犯人は監督でした・・・。

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