2014年、平成26年。

昨年は 秋にさつきがなくなり、予定から少し遅らせて民事提訴を行い、
年末までほんとうに走り抜けた日々だった。

冬休みは、すこしゆっくり過ごして、休養とパワー充電。
今年もいろいろとたいへんな年になるから、頑張らないと。


初夢(1月2日の夜)に、さつきがでてきた。

事故からこれまでにも、さつきの夢は何回も見ていて
亡くなった後にも、一回だけ見た。
細かい状況は毎回違うけれど、さつきの自発呼吸が戻ってさつきが目を開き、
時には泣き出したり、時にはニコニコ微笑んで
私や家族は驚き、信じられないと泣きながら喜ぶ・・・
という夢。

夢から目覚めて、ああ、と思ってはさつきの様子を見に行き、
現実になればどんなにいいかと哀しい気持ちになっていた。

亡くなった後に見たときは、それまでのようにさつきを触ることもできず
お骨になってしまったさつきを見て、
もう今はわずかな希望すら持つこともできなくなった という現実を
「人が死ぬ」「体がなくなる」ということを
今までとは違うんだということを
あらためて思い知らされ 
お骨を抱いて、悔しさと悲しさで泣いていた


でも今回の夢は、今までとちょっと違っていた。 

夢の中の私の手の中に、いつの間にかさつきがいた。
さつきはなぜか4~5か月くらいの赤ちゃんで、私に抱かれて眠っていた
・・・いや、正しく言うと 生きてはいなかった
さつきは目を閉じて、首には気切孔が開いていて、呼吸はしていなかった
体は、冷たくもなく、とくに温かくもなく、かといって「死んでいる」という感じでもなかった
ただ、私の手の中で静かにねむっていた

夢の中の私は、すでにさつきが亡くなっていることはわかっていて
どうしてさつきがここに来てくれているのかわからず
幻を見ているのか、自分でもわからないまま、手の中のさつきを見ていた
感触は、確かに ある
でも、どうして

私の左に父がいた
「お父さん、お父さん、さつき さつきここにいるの、見える?」
「ああ、見えるよ、見えてるよ さつきやな」
「お父さん、なんでやろ?さつき、亡くなってるのに、なんでここにいてるんやろ」
「わからんよ。でも、さつきがここにいてくれてるんやから、それでええんちゃうか」

その父の言葉に、夢の中の私は思った
そうか、ここにいるつっちゃんが幽霊とか何なのとか、そんなこと考えたってわからない
ここに、さつきが来てくれたんだから、
私だけに見えているんじゃなくて、周りのひとにも見えているんなら
いまここにさつきは来て、私に抱っこさせてくれている
それってなんて幸せな、ありがたいこと。
さつき、さつき
かわいいさつき

夫にも教えてあげないと! さつきがきてくれてること

そう思って立ち上がった時だったか、目が覚めた。

鮮明に覚えている、さつきの穏やかな表情、やわらかな体
幸せな時間だった
夢を思い出すと、悲しいようで、でも幸せだった
さつきが来てくれた
抱っこさせてくれた

ありがとう、さつき

「初夢は正夢になる」とか、聞いたことがあるけれど
私の初夢が現実になることは、おそらくない
でもきっと、この夢はさつきが
いつでもそばにいるよ、また夢の中でも会えるよ
って教えてくれたように思う
それはきっと、現実だ。

また、さつきの夢が見たい
今度はどんな夢を見させてくれるかな

かあちゃん、がんばるから
時にはそばで、時には空から、応援してね。

今月には裁判も始まる
また準備にかからないといけないのは、憂鬱でもあるし
これからの長い道のりを思うと不安にもなるけれど

気持ちを新たに、頑張っていこうと思えました。