160516 ダメおはようございます。
「まおまお」で~す。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。

今回の書籍の紹介はコレです。

左巻 健男・池田 圭一/編著『知っていると安心できる成分表示の知識―その食品、その洗剤、本当に安全なの?』(SBクリエイティブ,2016) 1,000円(税別)



この書籍をサクッというと


食品添加物や化粧品、健康食品は本当に安全なのかを解説した1冊。


目次


はじめに
第1章  これだけは知っておきたいラベルの基本
第2章  その成分をくわしく知りたい食品添加物の知識
第3章  解決しておきたい健康食品の疑問
第4章  知っておくと役立つ生活の中のラベル表示


食品添加物は安心なもの?


普段使用している加工食品にはさまざまな食品添加物が使用されている。
それらは本当に安全なのであろうか?
食品添加物の危険性を解説した書籍では、以前に紹介した渡辺雄二さんの『体を壊す10大食品添加物』などがある。

今回の書籍の特徴は主に2つのテーマを取り上げていることにある。
1つは食品添加物の安全性について。
もう1つは健康食品の安全性についてだ。

食品添加物の種類


まず食品添加物の種類について以下のような種類があることが分かる。

製造・加工をしやすくするもの


食品を製造する上で欠かすことのできないもの。
食品原料を加水分解したり、抽出したりすることで必要な成分を取り出すなどの役割がある。
具体的には酵素、酸・アルカリ、消泡剤、豆腐凝固剤、油脂溶出剤など。

色を整えるもの


食品を視覚的に魅力的にする目的で加えられるもの。
具体的には着色料、発色剤、漂白剤、光沢剤など。

風味を整えるもの


食品の味を調整しておいしさを高める目的で加えられるもの。
具体的には甘味料、苦味料、香料、酸味料、調味料など。

食感を与えるもの


食品の舌触り、噛みごたえ、のど越しと言った食感を良くする目的で加えられるもの。
具体的には糊料、ゲル化剤、増粘剤などの水溶性の多糖類など。

栄養成分を補うもの


食品を加工する過程などで失われる栄養成分を補充したり、栄養価を高めたりする目的で加えられるもの。
具体的にはアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど。

品質を保つもの


食品の変質や変色、食品中の油脂の酸化、微生物やカビなどの繁殖による腐敗を防ぐ目的で添加されるもの。
具体的には殺菌剤、酸化防止剤、pH調整剤、保存料、防かび剤など。

カラメルや臭素酸カリウムは安全なのか?


当書籍の問題点の1つは食品添加物をすべて安全であるとの主張を展開していること。
例えば、カラメル色素について。
カラメル色素は、添加する物質の違いでカラメルⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳに分けられる。

当書籍ではこう記載されている。
食品添加物は基本的に健康に影響のでない範囲内で使用されているはずなので、添加物が含まれているからと、過剰な反応をとらなくてもよいと思われます。(P.57)

しかし、カラメル色素については渡辺雄二さんの『体を壊す10大食品添加物』でもカラメルⅢ、カラメルⅣについては問題があるとの指摘をしている。
その辺りの意見でどちらが妥当なのか?

また、高濃度の臭素酸カリウムは発ガン性を指摘される添加物。
これはパン以外では禁止されており、厚生労働省も業界に使用自粛を要請しているもの。

これについても渡辺雄二さんの『体を壊す10大食品添加物』では山崎製パンが製法過程で分解消失する確認したとのことで、使用を続けている。
このことについてもメーカーのことを鵜呑みにして、検査をしていない厚生労働省の姿勢に疑問を投げかけている代物だ。
それについても気にかけるレベルではないという主張をしている。

一方は安全である主張、もう一方は問題があるとの主張。
両書籍を読んでいくと、納得性は渡辺雄二さんの『体を壊す10大食品添加物』の方に軍配が上がるのだ。


健康食品全否定


当書籍の本当の目的は健康食品全否定にある。
「おわりに」で書かれていることはすべて健康食品を販売している企業の姿勢を悪質と一括りに断罪していること。

読んでいくと、疑問が残るような内容ばかり。
とくにかつてのアガリクス発ガン性問題など取り上げ1社だけの問題を、キノコ全体に論をすり替え、キノコが危険であるかのような内容にしていることにあざとさを感じる。


まとめ


当書籍から分かったことは以下のようなこと。
 1.食品添加物は安全であるという主張を展開している。
 2.健康食品は全否定の主張を展開している。
 3.他の章はこの2点の論調だけでは埋まらないので、埋め草のような内容。


久々に露骨な意図を感じる内容の書籍だった。
確かに渡辺雄二さんの『体を壊す10大食品添加物』がすべて正しいとは限らないが、自分の身を守るための知識を吸収するためには、今回紹介した内容は問題があると感じる。
久々に読んで損をしたと思った1冊。


ランキング評価
読みやすさ  2
情報量    2
情報質    1
価格     1
と言うことで「★」です。


次回も見に来てくれると嬉しいです。


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