180206 タブーおはようございます。
「まおまお」で~す。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。

今回の書籍の紹介はコレです。

阿門 禮『世界のタブー』(集英社,2017) 760円(税別)



この書籍をサクッというと


自国で当たり前の習慣が他国ではタブーの習慣だったということを解説している1冊。


目次


第1章 日常生活でのタブー
第2章 性についてのタブー
第3章 食べ物のタブー
第4章 現代社会のタブー
おわりに
民族・人種蔑称一覧
主な参考文献


海外旅行に行くときに読んでおくと便利


今回紹介する書籍のテーマは「世界のタブー」についてです。

自国では当たり前の習慣としている行為なども他国に行けば忌み嫌われるタブーの行為だったということがあります。
それは宗教だったり、民族文化の違いだったり、歴史的背景だったりによるのです。

それを知らずに海外で何気なく行った行為がときには大ごとになることも。
そんなタブーを知ることは無用なトラブルを避ける第一歩となります。
今回紹介する書籍は各国のタブーとされる行為を紹介し、それを行った場合、どのようなことになるのかも解説されています。

脚を組むという行為


アメリカ人の男性はよく脚を「4」の字型に組みますが、これは各国でどのように映るのでしょうか?

日本では不作法に映り、電車ではマナー違反として注意喚起されています。
ヨーロッパでもマナー違反と捉えられることが多いです。
一番まずいのはイスラム圏でこれを行うこと。

イスラム圏では足の裏を見せることは無礼とされています。
そのため足の裏が見えなくても普通に脚を組むという行為は避け、両足を地にしっかりつけることがベスト。
普段の行為を何気なくしただけでも大ごとになるという一例です。

ドイツはナチス対策でここまで徹底している


ドイツやオーストリアは第二次世界大戦でのナチスの行為を反省し、現在でも徹底した封じ込めをしています。
その一例として紹介されているのがナンバープレート。

日本同様に自動車のナンバープレートを選べます。
ドイツやオーストリアでは数字も他にもアルファベットも選べるのが特徴。
ところがナチスの隠語とされるアルファベットや数字の組み合わせを選ぶことは禁じられているのです。

例えば「NS」は「Nationalsozialismus」でナチズムを、「SS」は「Schutzstaffel」で親衛隊を、「SA」は「Sturmabteilung」で突撃隊を、「HJ」は「Hitlerjugend」でヒトラーユーゲントを、「KZ」は「Konzentrationslager」で強制収容所を、「AH」は「Adolf Hitler」でアドルフ・ヒトラーを、「HH」は「Heil Hitler」でハイル・ヒトラーを、「GD」は「Großdeutsche」で大ドイツ(ナチスが目指したゲルマン民族による広大な領土を持つ国家構想)をそれぞれ指すために使用ができません。

また数字でも「18」は「AH」を、「88」は「HH」を、「1919」は「SS」を、「74」は「GD」を、「0420」や「420」は「ヒトラーの誕生日である4月20日」をそれぞれ指すために使用ができないのです。

ここまで徹底して旧ナチスに対しての封じ込めを行っています。
そのため2014年にP&Gがドイツで販売した「アリエール」では問題が発生。
ワールドカップに向けてドイツ代表のユニフォームがデザインされ、粉末洗剤には「88」が、液体洗剤では「18」が印刷されました。

この数字をつけた目的は増量サービスでした。
「88」は通常より多い88回、18回の洗濯ができるというものでしたが、発売直後から問題視する声が相次ぎ、商品の販売を中止したのです。

多国籍企業で各国の状況を把握しているはずのP&Gでさえ、このように各国のタブーに触れてしまう現実。
「タブー」とは本当に知らないと怖いです。


まとめ


当書籍から分かったことは以下のようなことです。
 1.世界各地では民族や宗教、文化などによって独自の「タブー」があります。
 2.自国で問題がない言動でも他の地域では相手を不快な気分や激怒させ、
  最悪、逮捕されることも。
 3.旅行や仕事で海外に行くときは、最低限の「タブー」を知っておくことで
  無用なトラブルを避けることができます。


「Vサイン」1つ取っても地域によって捉え方が違います。
記念撮影で何気なくやった行為でトラブルになることも考えられますので、気をつけましょう。
そんないろいろな「タブー」が広く分かる1冊です。


ランキング評価
読みやすさ  3
情報量    3
情報質    3
価格     3
と言うことで「★★★」です。


次回も見に来てくれると嬉しいです。


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