180704 そばおはようございます。
「まおまお」で~す。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。

今回の書籍の紹介はコレです。

丹 道夫『「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか』(集英社,2017) 740円(税別)



この書籍をサクッというと


首都圏地域だけに出店している「名代 富士そば」。
富士そばが儲かる仕組みを創業者が語っている1冊。


目次


はじめに
第一章 なぜアルバイトにボーナスを出すのか
第二章 富士そばが誕生するまで
第三章 人を育てるにはどうすれば良いか
第四章 商売のコツとは何か
第五章 経営者の役割とは何か
第六章 富士そばでは、なぜ演歌が流れているのか
おわりに


名代富士そばという企業が分かる1冊


今回紹介する書籍のテーマは「富士そばが儲かっている理由」についてです。

名代富士そば(以下、富士そば)は首都圏だけに出店しているチェーンのそば屋さん。
そのため、それ以外ではまったく知らないという人の方が多いかもしれません。
しかし、最近では「富士そばはホワイト企業」とまで言われる存在になっています。

その理由の1つが書籍のタイトルにもなっているアルバイトにもボーナスを出すためです。

なぜ富士そばはアルバイトにボーナスを出すのか、そしてその企業の強みは何かを創業者が語っているのが今回紹介する書籍です。

なぜアルバイトにボーナスを出すのか?


これは創業者の生い立ちや何度も起業した経験から来ています。
その根底には「人間は平等」、そして「利益は分配するもの」という考えがあるため。

外食産業は労働集約型の業界。
社員もアルバイトも同じような仕事をしています。
しかし、社員にはボーナスが出て、アルバイトには出なかったとしたら、そこに不協和音が生じることに。

そのようなことがないよう、創業者はアルバイトにもボーナスを出すようにして、気持ちよく仕事をしてもらうようにしています。
結果、それが店舗の売上を増やし、会社全体も儲かるようになっているのです。

ちなみに富士そばでは週に40時間勤務をするアルバイトには社会保険に加入してもらっているとのこと。

外食産業ではアルバイト不足が叫ばれていますが、それはアルバイトを大事にしてこなかったため。
その真逆を行く富士そばではアルバイト不足を感じることがないそうです。

なぜ店舗でメニューが異なるのか?


富士そばは同じ地域でも店舗によってメニューが異なる場合があります。
その理由は会社の仕組みにありました。

富士そばはダイタンホールディングスの傘下に7つの会社が分社化されています。
これらはエリアなどで区分されているわけではありません。
例えば同じ駅でも違う会社の店舗が隣接して出店していることも。

要はやる気のある社員を常務にして、1つの会社を運営してもらっているのです。
7社はすべて富士そばの看板を掲げ、店舗展開し、業務内容は同じ。
ただ会社ごとにメニューが異なる場合があるのです。

そのため管轄している会社が違うと、隣接している店舗どうしてでもメニューが違うことが発生するのです。

富士そばがぶれない理由


富士そばの主要顧客はサラリーマンです。
サラリーマンのランチなどにかける金額はそんなに多くありません。

富士そばは儲かっていますが、創業者である会長は今でも電車通勤。
本社事務所や会長室は質素そのもの。
加えて店舗回りで食べるそばは、ちゃんと代金を支払うとのこと。

つまりサラリーマンに近いライフスタイルを採っているだけでなく、自分に利益が集中するのではなく、利益を商品開発や従業員の待遇改善に回しているのです。

会長自らがこのぶれない行動をしていれば、その下もおのずと同じようになってきます。


まとめ


当書籍から分かったことは以下のようなこと。
 1.富士そばは分社化された会社ごとにメニューが異なる場合もあります。
 2.アルバイトにもボーナスを出すのは、従業員格差をなくすことで、
  よりいい仕事をしてもらい売上に貢献してもらうためです。
 3.富士そばはチャレンジ精神が息づく企業体質です。


「まおまお」もよく富士そばを利用しています。
首都圏にしかないのですが、牛丼屋に飽きたときには大きな存在。
富士そばには演歌が流れているのですが、その理由もなかなか興味深かったです。
富士そばを利用している人は読んでみてはいかがでしょうか?


ランキング評価
読みやすさ  3
情報量    3
情報質    4
価格     3
と言うことで「★★★」です。


次回も見に来てくれると嬉しいです。


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