2007年05月18日

らきすたSS4コマ風味(台詞のみ)想像力が大事です

とめます

こなた『はぁふむ』
つかさ『ん?』
こ『んんんん〜』
つ『はえ?』
こ『ぷぁはぁ〜』
つ『ひゃあっ!』
こ『ぬう、1分20秒か・・・』
つ『え?ぇ?何?何が?』



ひまつぶし

こ『授業中暇でしかも潰せるようなものが何もないとするじゃない?』
つ『え?う、うん』
こ『結構時間潰せるんだよねコレ』
つ『へ、へぇ〜そうなんだぁ・・・・・・』
こ『あれ?つかさはやったことないんだ・・・じゃあ』
つ『え?』
こ『よ〜いドンぁ!』
つ『はう、ふあんんん〜んんんんんー!』




思考


こ『はぁふむ』
つ(あ、こなちゃん)
こ『んんんん〜』
つ(変な顔して何やってるんだろ?)
こ『ぷぁはぁ〜』
つ(何故っ?)
こ『ぬう、1分20秒か・・・』
つ(え?ぇ?何?何が?)



思考2

こ『授業中暇でしかも潰せるようなものが何もないとするじゃない?』
つ(今のは一体・・・?)
こ『結構時間潰せるんだよねコレ』
つ(よくわからなかったけど)
こ『あれ?つかさはやったことないんだ・・・じゃあ』
つ(何?なんかこなちゃん目がきゅぴーんて・・・)
こ『よ〜いドンぁ!』
つ(えー!?こここ殺されるー!!)


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2007年04月06日

ある二人の10月10日のすごし方(仮)

 天気のいい日曜日だ。約束の時間はとうに過ぎてしまっていた。
 天気のよさにかまけて気分は上々。オレが歌奈のことを好きなのも相変わらずだった。
 だけど今日オレはあいつに会いに行く。歌奈のことも気にせずあいつと二人きりで出かける。一年に一度の約束の日、それが今日だ。
「遅いっ」
 出会い頭の第一声がこれだった。
「くくくっ」
 予想どおりすぎて笑いを堪えきれなかった。
「何笑ってるの?気持ち悪い」
「いや、な。予想どおりだったものだから」
「ったりまえじゃない。ほら、25分遅刻」
 時計を見せられた。確かに25分遅刻だこりゃ。オレが悪い、オレが悪いんだがなぜか笑いが納まらない。
「く、くぁははは」
「はぁ・・・もういいよ・・・。それで、彼女には?」
「はぁ、はぁ、ああ、話したよ」
 漸く笑いをおさめて向き合った。歌奈とオレは付き合い始めてそろそろ一年が経つ。というわけでこの日が来るのは初めてだった。説得は容易なことではなかったけれど最後には歌奈にも納得してもらえた。
「さぁてそれじゃ本妻の許しも得たってわけだし、今日は堪能させてもらおうかなっと」
 先に歩きだしてしまった。
「本妻とはこれまた大層なこって。じゃあお前は愛人かよ」
 そう言って後ろ姿を追うように歩く。それがあの日の光景とダブって見えた。
 あの日オレはお前に心をもらった。今自分が自分を保てているのもそのおかげだ。家族と仲直りも出来たし、歌奈を好きにもなれた。
「どしたの?そんな惚けた顔して」
 この笑顔を見て思ってしまった。なんていい笑顔なんだろう。オレは一度この笑顔を破壊したことがある。
 彼女は拒絶を振りまいていたあの頃のオレが作った被害者の一人である。それなのに、被害者であるはずなのに、あの時彼女はこう言った。
『あたしがキミを好きなのは変わらない。この想いを拒絶されてもね。拒絶はそんなに痛くないんだよ、自分の心がしっかりあれば。それだけはわかって、そして理解してほしい』
 拒絶によって崩れたと思っていたオレの心は元から隙間だらけだったんだ。何もかも過去の拒絶の所為にしてその反動でまわりに拒絶を振りまいて自分と同じ立場に立たせようと必死だった自分が嫌になった。
 自分にも責任があるのに自分を棚に上げていたんだ。
「拒絶は痛くない・・・か。」
「え?な、な、何を言い出すのよ?」
 それを理解するのには時間がかかった。理解するというよりかは実感すると言うほうがいいだろうか。拒絶が心の痛みになることに変わりはなかったし、そんなに早く強くなれるはずも無かった。でも一歩ずつ、自分の心になにかが触れていくたびその言葉の意味に近付いていった。そのうちに心は強くなった。そうしていままでの自分と別れることができた。
「よっしゃ!今日は楽しんでいこう!」
 彼女の背中をぱんと叩いた。
「はわっ、びっくりした。なんかやっぱり変だねキミ。毎年のことだけどさ」
 そうして二人で街へくりだす。一日は短いんだ。今日はこいつと楽しまなくっちゃね。


 幼い頃に拒絶を嫌というほど味わわされた少年と、その少年に恋をし拒絶された少女の不思議な関係。一年に一度、織姫と彦星が出会うかのように二人の気持ちが交差する。二人の出会う今日はいつも気持ちの良い晴れ空だ。二人の十月十日が過ぎてゆく。この日が過ぎればまた来年まで二人の心が交わることはない。



 西の空に太陽が落ちてゆく。


「また来年」


 
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2007年01月07日

星(仮)

 昔から緑色の絵の具が嫌いだった。どうしてと聞かれても理由はない。パレットに中身を出した途端気持ちが悪くなって吐いてしまったこともある。
 それがどうしたと聞かれれば今は何の支障もない。画家でもなんでもない私が絵の具に関わることがあるわけもない。だから今緑色の絵の具を見てどうなるかなんて予測がつかないわけだ。絵の具なんてそれこそ小学生以来使っていない。
「っつ!」
 指を切ってしまった。りんごの皮むき、いまだにうまくなれないんだよね。
「はむ」
 切れた指先を口へ持っていった。くわえて血を舐め取っていく。
 鉄の味。
 傷口を舐めるのは衛生的によろしくはないんだろうけど、こういう時ってすぐに口にもっていっちゃうんだ。そういうところが子供っぽくて嫌だったのかな?
 考えたけれどわからなかった。あいつが私の前を去ってしまった理由。何も言わずにあいつは行ってしまった。私の前から姿を消してしまった。
 大好きだったあいつ。あいつは今どうしてるかな?どこにいるかも何をしているかも知れないあいつ。
 変なヤツだった。普通が大嫌いでいつも『特別』でいようとしてた。その結果『特殊』になっちゃてたけどそれはそれであいつは楽しんでいたし、私もそんなあいつが好きだった。
 どうしてあいつはそんなに特別でいたかったんだろうなと思い巡らせながらも、あいつとの思い出を繰っていくことができない私はため息を吐いた。お世辞にも綺麗とは言えない皮のむかれた林檎をひと齧りする。おいしい。見てくれからは想像もできない。





 何があっても彼女を守ると決めた。苦しむのは自分だけでいい。
 彼女は緑色の絵の具が嫌いだと言った。それがどんな意味か理解した。彼女のそばにはいられなくなった。それだけ。
 自分が彼女のそばにいるわけにはいかなかった。緑色の絵の具は。別に緑色の絵の具を使う仕事をしているわけではない。自分自身が緑色。体のなかで緑色の絵の具が蠢いている。
「っつ!」
 指を切った。流れているのは血だ。血のはずだ。林檎の皮むきは得意なんだがな。
「んむ。」
 切った指を口へもっていった。彼女の癖だ。うつってしまったな、これは。こういう子供っぽいところとかも含めて好きだった。
 口の中が緑色に染まる。特別であろうとしたのは、本当に特殊な存在だったからだった。




愛していた人が何者か。よく知っていたほうがいい。知らないことは罪になる。例え血の色が違おうとそれはかわらない。その血をここまで嫌悪する理由も然り。

二人は再び出会う。
tsukishitashizuku at 20:34|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年01月05日

吐き出し短篇【渦】

吐きそうなほど自分が嫌いになったことがありますか?


こんなことを聞かれて答えられるはずが無い。

自分を嫌いになるはずは無い。それが当たり前のはず。


過去の自分が嫌いで嫌いでしかたなくて現在を忘れる。未来は変わらず靄の中。
そんな経験。

飛んでゆけるのは羽を持つ限られた者だけ。なのに飛ぼうとして、飛ぼうとするのに飛べることを否定して。どちらへ行けばいいのかわからなくなって。どの道を通っても嫌なところにしか目が行かなくて。

一つ一つが心を蝕んで。忘れたいけど忘れちゃいけない気がしてまた悩んで。

吐き気。

もう過去の自分自身という存在自体を否定したくてたまらなくて。否定できない自分が悔しくて。言葉で作り上げることしかできなくて。実行に移せない自分がいやで。

吐き気。

前に進みたい気持ちが強すぎるから忘れようとして。何もかもを忘れて。わからなくなって。どう振る舞えば正解なのか理解できなくて。否、正解はわかっているのかもしれない。ただその正解通りに行動するのが嫌だから。混乱した。それが毒を持った。馬鹿になった。しまいにそれを振りまいた。

さまざまな思惑と。

思考。

重なって重なって。外側が崩れてしまって。真ん中だけが残って。それが常に正しいわけではなくて。正しくても納得がいかなくて。

いやになった。
自分。

好きになっちゃいけない。
自分。

嫌いになれない。
自分。



これは自分との格闘。何が何でも負けてしまう勝負。負のスパイラル。抜け出さなければどうなる?抜け出さなければならない。道を間違えるな。ただただ正解を生け。納得する必要はない。特別である必要もない。ただただ正解を生け。
それが唯一吐き気がするまで自分を嫌いにならない方法。嫌いになりはしても吐き気まではいかない。苦しいけど今よりはずっとマシ。


勝ったのは自分だ。

もちろん負けたのも自分だ。

押しつぶされる前に抜けよう。
時が解決をしてくれる前に抜けよう。

じゃないとまた廻る。
またつづく。
また惑う。


どうしようか。
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2006年12月31日

暇つぶし短篇【つまり】

飲んだくれには用は無かった。用があるのはそのポケットの中にある財布だけだ。いや、実際財布にも興味はない。やはり見ているのは世間的には偉人だといわれる人の絵の描かれている紙だったのだ。
それに辿り着くには相当な苦労がいるだろう。しかしオレはなんとしてもあそこまで辿り着かなければいけない。何を考えてもダメだ。無心で、ただ目的の紙を手にいれるだけ。
飲んだくれには薬を飲ませた。飲ませたからには眠ってもらわねばならない。眠らなければ財布にさえ辿り着けないだろう。そう考えると恐ろしかった。眠れ。眠れ。眠れ。眠れ。ただただそう思い続けた。
オレの思いとは裏腹に飲んだくれは一向に眠る気配が無い。まだまだ序の口だとか何だとか叫びながら馬鹿みたいに愉快な笑顔をオレに向ける。オレにはそんな顔よりも紙が必要だった。いらない。あの紙がオレには必要だ。


飲んだくれが眠ったのはそれから少し経ってからだ。しかししっかりと眠るまで時間がかかっていた。そのくせ深い眠りにつくとどうやっても起きそうに無かった。それがなぜか悔しくてしばらく財布に手を出せなかった。


財布を手に取る。
心臓が高鳴る。
紙を取り出す。
鼓動が早まる。


そこで意識は途切れた。



死を意識しはじめたのは何歳くらいの頃だったろう。それまでは人が死んでも何も思わなかった。
人が死ぬシーンを見ても何も思わなかった。
自分が死ぬことをイメージすることもなかった。

死をイメージすると胸が詰まった。詰まった胸を解放させられるのは人の声だった。他人がいることで心が楽になった。死をイメージすることをやめた。



そうか。
怖かったのは。
恐れていたのは。

紙切れが取れるか取れないかではなく。
その危機感ではなく。

死への恐怖。
死への絶望。
死への直感。

そして。

生への冒涜で。



生き急いだ。
つまり・・・・・・・・・・・・。


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2006年12月26日

虹の盲目

 カーテンの隙間から光が差し込むのは総意によるもので、再び飛び立つために必要なことを何も考えずにやろうとすることもあなたの勝手であり、そういうことを言うためにこの世に生まれてきたのではないので今生の別れなどほぼ同時に過ぎ去ってしまうものなのです。

 虹を知っていますか?

 それはそれは綺麗だそうで。

 どうやっても渡りきれない川を挟んでふてぶてしくモロは立っているのです。マナスにとってもこの川はどうやっても攻略の出来ない遊びに似ていました。モロもマナスも虹が好きでした。とてもとても好きでした。

 見に行きましょうか?

 それもそれでいいですけれども、どうしたってこの川の上をふわりふわりと飛ぶわけにもいかないでしょうに。

 モロもマナスも何も考える必要が無いので座り込んでしまいました。

 短いですねぇ道というものは。

 長いのは距離であり短い道もまた一興でしょう。

 マナスは考え込む必要が出てきたようで、なにやらうんうんと唸り始めたのですが、そんなことはお構いなしのモロにはそういったことも見てみぬ振りをし、話を聞いていないようなマナスに少しムッときました。それでもモロはマナスのことを嫌いではないのでマナスを置いていくようなことはしなかったのです。

 どうやったらうまくいくのか考えてみたのですけれどどうしましょうか、何も考えが思いつかない訳ではないのですがどうしましょうか。

 虹が見たいです。

 思いついた、かと言ってそう簡単に越えられるほど小さな壁でも無い様で、壊れることの無いことにいらいらしてきたのでしょうがモロは何にも知らないような顔をしてマナスを見ていたのです。もちろんマナスには力がありましたがそういう力とかそんなことはこの時必要なものではなく、どう言えばいいのでしょうか力とは逆のものがマナスにはありませんでした。モロがふと見上げた空にはなんにも無く、マナスの見ている所には四葉のとあるクローバーがありました。

 コレを使って何もしないのはばかのやることだとは思いませんか?

 虹が見たいのだけれど?

 何もしないのはばかのすることでも何かやることが出来ないのも事実だったので、マナスはその四葉のとあるクローバーに手を近づけることが出来ないでいました。そうなってしまってはモロも虹を見るのを諦めざるを得ません。しかしそんなことは嫌だとモロは思ったのでしょう。虹を必死に探しました。

 虹はここにはありませんよ。

 そうは言っても虹が見たいのには変わりが無いのです。

 あ、先がほら、ああほら。

 それならばそっちもほら、ほら。

 モロとマナスの釣竿の先が大きく撓り、声しかしなかったここがざわつき始めました。これは、どうしても釣れそうの無い大きな魚を狙っていたのですが、それにも飽き少し釣れそうな魚を狙った途端の出来事なのでした。モロもマナスも今まで思っていたことを忘れて夢中で糸を引いていったのです。するとどうでしょう、川から上がったのは長靴でした、それも片方ずつでした。モロが右、マナスが左、長靴を手にして苦虫を噛み潰したような顔をしています。

 どうしてこうも不運なのでしょうかね。

 うん・・・。ん?不運?うーん、これは不運なんでしょうかね?不運?うん、不運。

 不運かどうかはこの際は放っておいたほうがよろしいでしょうが、モロもマナスも長靴を履いたのです。もちろん長靴の中は濡れていますからモロもマナスも足がひんやりと冷たくなりました。それがどうなったともなくモロの頭の上に綺麗なちょうが飛びまわり始めたのでした。それを見たマナスも飛べればなと思った途端息を荒くしながらその考えを改めました。

 どうしましょうか。足が冷たいです。

 どうも何もわかっていないみたいですこのちょう。足が冷たいのもこの川が隔たりになっていることも。

 ちょうがわからないのも無理はないのですが、それでもわかってもらいたいとマナスは思いました。マナスの頭の上には何もありません。ただ下のほうを見ると四葉のとあるクローバーがあるだけです。

 コレを使って何もしないのはばかのやることだとは思いませんか?

 虹が見たいです。

 マナスもモロも何も知らなかったのです。ばかにはばかのよさというものがあることを。四葉のとあるクローバーを手に取ったマナスはその右手に力を込めました。モロには力がありませんからマナスがその力の方向を間違っただけでモロは大変なことになってしまいます。とりあえずは成功と言ってもよいでしょうか、マナスが力を使い終えたときモロは何事も無くちょうと話をしていました。そうしてマナスが力を込めた四葉のとあるクローバーは大きな大きな船へと変身を遂げたのです。

 コレを使って何にもしないのはばかのやることだとは思いませんか?

 虹が見たいです。

 ちょうと話をしているモロはマナスが力を込めた四葉のとあるクローバーを見てはいません。モロにはちょうすらも見えていなかったのですがそういうことはただの苦労でありましてなににも変えられることはないのでした。

 どうしてです?

 虹の事ですか?

 いいえ、ちょうの事です。

 虹が見たいのです。

 船を使って川を渡ったマナスはモロに近付きました。しかしモロはモロでちょうと話をしていたのでそのことには気付くはずも無く、ともすればちょうにも気付かれていなかったのかもしれませんがそれもまたしがない物事であるのでした。

 いきましょうか。

 ですね。

 モロは船に乗りました。もちろんちょうとの話は終えていません。ただ流されることの無いよう船に進んだだけなのです。こうしてモロとマナスは船に乗って出かけていったのです。マナスはもう少しここで何かをしたかった様子でしたが、モロはそんなことは知りませんのでマナスは流れに逆らって船を動かしたのでした。

tsukishitashizuku at 22:06|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

アルクSS3

鍵を閉め家を出た。
今日は公園のほうをまわろうかと思いながら歩を速める。
いた。
一匹見付け殺した。あと何匹殺せばヤツに辿り着けるだろうか。
いた。
また殺した。
また殺した。
殺した。

公園に着いたころにはもう随分と時間が経ってしまっていた。そろそろ帰ってもいいかなと思いその場を去った。

家に着いて玄関を開け、中へ入った。その瞬間だった。



あれ?
動かない。体が。
あれ?
繋がっていない。体が。


私は彼に殺された。
私の体をまるでただの布であるかのようにバラバラに切り裂いた彼。体を元に戻しながら彼のことばかりを考えていた。まるで恋をしたかの様に盲目的にだ。

私はこの時すでに私を殺した彼に白羽の矢をたてていた。もちろんこの時は単なる盾として利用できればいいくらいに思っていた。


これから私は彼と出会う。出会って一緒に戦って恋をして愛しあって別れる。誰がそんなことを予測できたろうか。
私はいままでずっと一人だったのだから。

tsukishitashizuku at 22:02|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

アルクSS2

「アルクェイドぉおー」
 何がこうさせたのか。
「うおおぉ、やめろぉおー」
 誰がこうしたのか。
「死ぬぅシヌゥー」
 何故こうなったのか。




 それは二時間ほど前、公園のベンチでの出来事。

「おお〜い」
 どこかで聞いたことのある声だなと思って首を振ってみた。けど誰もどこにもいない。
「こっちぃ〜」
 気味が悪くなってきた。コレが巷に言う幽霊?ってやつか。
「ほらぁ、こっちだってばぁ」
 しっかり声を聞いてみてその声がする地面のほうに目を向けた。
「やっほー」
 そこには・・・・。なんかちっさいアルクェイドがピースしながら立っていた。
「え?いやいや、そんなはずないだろうが・・・」
 目を擦ってからもう一度確認してみる。
「・・・」
 うん。なんかちっさいアルクェイドがいる。
「って、はぁ〜?」
「なによぅ、人のこと見ていきなり『はぁ〜?』だなんて」
 ちっさい!なんでこんなちっさいんだ!?手の上に乗る、これは手の上に乗せられるぞおい!
「お前なぁ、吸血鬼だからって何でもありなわけじゃないだろうに・・・」
「え〜?いいじゃない、SSなんだしなんでもありで」
 ざっけんな!ってかなんだSSって!? 
「ったく、それはいいとしてなんでそんなにちっさくなってる?」
「あのねあのね昨日テレビ見てたらさぁ、あ○っ女○さまっちいさいってことは便利だねっていうのがやってたのよ」
「・・・はぁ・・・それで?」
「そりゃあやってみないとね〜、本当に便利かどうか」
「ああそう、そうですか、さようなら」
 こういうときは関わらないほうがいい。アルクェイドがこういうことをしたときは絶対厄介なことになるんだ。
「ちょっとまちなさいよー」
「遠慮しとく」
 だめだだめだ振り向いたらおしまいだ。
「・・・くなっ・・え」
 その時アルクェイドが何か言ったみたいだけどしっかりと聞き取ることはできなかった。けどもう聞き返すこともしない。面倒なことに巻き込まれるのはゴメンだ。公園を出て帰ろう・・・。
「あれ?」
 急に景色が変わった。その時まさかと思った。そのまさかだった。
「おいおいおいおい・・・・」
 さっきまで居たところを振り返ってみてみた。が、ベンチが無い。座っていたベンチが無くなっていた。
「ちょっとまってくれよぉ・・・」
「へへー」
 にこにこ笑ったアルクエェイドがそこにいた。
 その瞬間オレの折角の日曜日ががががが。


「アルクェイドぉおー」
「うおおぉ、やめろぉおー」
「死ぬぅシヌゥー」

 何が危険かって、なにもかもが危険なんだよこんちくしょう!!
 オレは逃げ惑っていた。わりとあらゆるものから。虫とか猫とか犬とか本当に怖かった。
「あっはぁー♪たっのしー」
 あー!!ったくこのばか女がっ!
「うあぁーあぶねー」
 もう少しで公園をジョギングしている人に潰されるとこだった。
「もう嫌だー!」


 こんな日曜日。

tsukishitashizuku at 22:01|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

アルクSS1

 アルクェイド=ブリュンスタッド、彼女は吸血鬼なのです。とはいっても僕は人間なのですから、たとえどんなに彼女を愛そうとしても、手に入れることはままならないといった様子で、それはそれは苦悩しなければならない日が続いていました。一時は僕も吸血鬼になれればとかんがえたこともあるのですが、運がいいのか悪いのかどうしても吸血鬼になることができませんでした。
 そんなある日僕は街でアルクェイド=ブリュンスタッドを見かけました。それはもう僕は彼女を愛したいと思っているのですから、彼女をいつまでも視界の中に入れておきたかったので、自然と彼女の後を追っていました。
 数分経って路地裏の行き止まりで彼女が立ち止まりました。そして振り向きもせずこう言いました。
『あなたはなにもわかっていないわ』
 僕はそれは違うと思いました。何も解っていないのはアルクェイド=ブリュンスタッドのほうなのですから。どうして僕が彼女の名前を識っているのか、どうして僕が彼女が吸血鬼だということを識っているのか、何も解っていないのはアルクェイド=ブリュンスタッドのほうでした。
『消えて』
 そう聞こえたその時、何がこの身に起こったのか一瞬理解できませんでした。体の一部が熱くなり、なにかの液体がどろどろと自分の中から流れていくのを感じました。僕は悲しくなりました。アルクェイド=ブリュンスタッドに何も伝えられず自分が消えてしまうことにたえられるはずがありません。
『一度でいいから愛したかった』
 最後に遺せたのはこの言葉くらいでした。擦れ声でアルクェイド=ブリュンスタッドに届いているかもわかりませんでした。



 僕は意識が途切れる間際、夢を見ました。アルクェイド=ブリュンスタッドが、僕の愛したかったアルクェイド=ブリュンスタッドが何もかもわかっていました。どうして僕が彼女の名前を識っているのか、どうして僕が彼女が吸血鬼だということを識っているのか、そして僕のこと、さらに僕が想っている気持ちまで。それはとてもうれしいことでした。何よりもうれしいことでした。
 とうとう僕は彼女を愛することができたのでした。あれだけ悩んだ日々もこれで報われるでしょう。彼女に包まれながら消えていけるのです。これで僕もはっきりこう言えます。それもうれしくてたまらないことでした。



 僕が愛したアルクェイド=ブリュンスタッドは吸血鬼なのです。

tsukishitashizuku at 22:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年12月03日

初めて

昨日アルカディアを買った。
メルブラVerBとギルティACのカイのとことアルカナのカムイのとこ少しと弐寺んとこ少ししか読んでないwwwww
ちょいもったいなかったかな〜と思っている。


そして今日はギルティの最高連勝数が3にのびたwwwwwwwwww

3って少な!って思ったそこのアナタ!
オレとか雑魚ですから^^ニコ


ノシ
tsukishitashizuku at 17:51|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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