スタッフにディテールについてどのように検討していくのか?

ということを伝えるなかで、初めて現場監理を担当し、初めて建物をこの世に作った時の検討スケッチが出てきた。

IMG_6036

手描きでサッシまわりの詳細を検討し、何度もボスに怒られたことを思い出す。

あの時は、いつも怒られて毎日ピリピリとした緊張感の中でビクビクしながら生活していたが、

今となっては、あの頃の緊張感が自分自身の力を引き延ばしてくれたのだと感じている。

限られた時間の中で、眠気と必死に戦い、手で描くことによって寸法がリアルな身体感覚となったように思う。

スタッフに僕が経験した寿命が縮むような恐怖体験をさせるのは如何なものか?

と思う反面。

あのような体験をせずに僕らのような凡人が建築家になれるのか?

とも思う。

初めての担当作品
「朱雀の家」
設計:早川邦彦建築研究室


(SATO+)