2006年11月

2006年11月30日

グラナダってなに?

4fd3ccbc.jpgグラナダの意味は柘榴です。
日本ではあまりお目にかからない果物ですが、地中海沿岸には野生種まで生えているほど一般的な植生です。山から降りきったオルヒバの街の入り口にも沢山野生の柘榴が生えています。でも、野生種は種ばかりでよっぽど喉でも渇いてなければ食べませんが・・・。
食事のデザートなど、フルーツ盛り合わせのお化粧にもルビー色した透明な果実はよく使われます。甘みに気品があり香りのよさからときどき私も買い求めます。先週の金曜市のときふたつ買い、ひとつはドイツテレビ局のプロデューサーをしている友人にプレゼントし<お返しにいちおしの白ワインをいただいてしまった!>、もうひとつを昨日食べました。真紅の表皮がみていても飽きないが、食べずにはいられないほど魅力ある果実だ。
当然ながらグラナダ市の紋章は柘榴であり、公共の建物は歴史的建造物から最近建てられたものまで柘榴のデザインがどこかに使われている。それに、民芸だったグラナダ焼きも、かならず柘榴の絵が描かれているものをみる。
グラナダは歌にもなり、装飾にもなり、食べても美味しい三拍子そろった果物といえます。

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セール間際の11月末。

7ed1d930.jpg今日もグラナダの街に山から降りていった。パラボナアンテナの修理のため友人を迎えにいくためである。
スペインでは、一週間もたてば年末のバーゲンセールが始まる。この時期の熱狂は日本と同じで、凄まじい買い物合戦になる。それにクリスマスのためのプレゼント、スペインでも日本的お歳暮のやりとりがあるから、ありとあらゆる買い物が重なるのだ。そのうえスペインでのプレゼント合戦は日本の常識を遥かに超えている。子供へのプレゼントもお人形からラジコンカーまで、ありとあらゆる商品が氾濫するし、それを煽るようにテレビの宣伝が過激なまでにスポットを流す。
その12月がもうすぐなのだ。しかし、今はショーウインドウも準備の幕が張られて
ティージング効果を発揮しているだけで、まるで嵐のまえの静けさだ。
庶民の広場プラッツアトリニダの花屋さんもいつもより花の数を増やして待機しているが不気味なまでに整然とお花が並んでいるだけだ。
私もクリスマス準備ということでワインを3ダース、パネトーネを2個、ポルボロンの詰め合わせを2箱買ってきた。明日はモームスのクリスマスソングでも聴こうかな!と。

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2006年11月29日

グラナダの街へ

bb08b532.jpg朝早く、まだ太陽が山の稜線から顔をだすまえに、グラナダへと車を運転した。もう10年もののワーゲンゴルフだが、よく走ってくれる。留守中の3ヶ月はフランス人の友人が使ってくれていたおかげで、エンジンの調子もまずまずである。
フェレイローラ村はグラナダの街からは100キロほどの距離のところにある。3000m級の山々が聳えるシエラネバダ山脈の南面中腹から西方向に山々を迂回するようにゆき、地中海からマドリッドまで続く高速道路を使って街へとゆく。九十九折の道、制限速度120キロの道とフロアシフトを駆使し1時間半の行程だ。
用事は電気関係に強い<元有名弱電メーカー勤務>友人に家まできてもらうこと、日本語放送のテレビをみるためのパラボラアンテナの位置調整をしてもらうために。
結局、一日がかりでみてもらったのだが、1台は直ったがもう1台はRNBとかいう部品が壊れていたことが判明し、再度きてもらうことになった。友人には本当に感謝である。
PCもダイアルセット接続、テレビをみるのもひと苦労と問題のある生活が田舎暮らしです。でも、この村が好きなのは自然との共生、静かな、緩やかな時の流れが実感できるからです。

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2006年11月28日

オレンジの畑

c91d950f.jpgアンダルシア地方どこでも見受けられるのがオレンジ畑だ。大規模なプランテーションから庭木まで、どこにでも植えられている。まあ、地中海沿岸ではどこでもみられるし、親しみのある果物でもある。ギリシャのサントリーニ島にこの春いったが、やはり芳醇な甘さを秘めた太陽の果物がどこの店先でも売られていた。
ヨーロッパの食事に欠かせないのがデザートなのだが、冬の安食堂ではカスタードプリンかオレンジと相場は決まっている。それほどオレンジは日常の食生活と密着しているのだ。それにオレンジジュースもとてもよく飲まれる。ほとんどのカフェバアルで注文できる。値段はコーヒーが1ユーロに対して2ユーロほどする。何年かまえまでは1ユーロが100円だったからかなり安いといえた。ただ、今はユーロ高で150円もするから、オレンジジュースも300円ということになる。まあ、その場で絞ってくれる100%新鮮生ジュースだからまだまだ安いといえよう。スペインにきた実感は一杯のオレンジジュースから始まるのだ。

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静かなる村里

82420576.jpgカルロスの居酒屋があるメッシーナ村とサンロケ教会の写真だ。
人口200人ほどの村にしては大きな教会だが、昔は何倍もの村人がいたからだ。どこからも村に近づくとまず教会の尖塔がみえ始める。このときの嬉しさ、安堵の気持ちは異邦人の私でもわかるし、心のランドマークといえる。村の行事はすべて教会の祝日と関わっているし、日常の礼拝が時を刻む道しるべになっている。もちろん若い人たちの教会離れは想像以上なのだが、だからといって無神論者になっているのではない。どうあれ教義あっての生活を送っている。
私はプロテスタント教会に3年ほど通い、禅寺に半年ほど修行した。その経験からいえば宗教の大事さが今の世の中ほど、感じられるときはないように思う。タイのように一生一回は仏門に帰依するなんて素晴らしいじゃないですか。
日本のお寺さんももっと門戸を開放し、生きていることへの感謝を学ぶ場になってほしいもんだ。このところ悩める若者が沢山いるが、国がどうかとか、学校がどうかとか、親がどうかとか責任のなすりあいをしている間に、聖職者の皆さん、今こそ悩める若者に手を差し伸べてあげてください。

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2006年11月27日

秋色の村

9d7f7420.jpgまずは絵が送れたことほっとしています。が、やたらめったら突き進んだので、どうして送信できたかわかりません。このことはウイーンでのソーセージ&ビール写真が送れたのと状況が似通っています。なぜこの写真が送れて次から苦労したか?、理由は二つのデジカメを写し比べていたのですが映像を読み込む仕様が違っていたためにひとつは送れてもうひとつが送れなかったのです。
絵の場合はスキャナーで読み込む仕様を操作することができないらしい。説明書を読めばよいのでしょうが、読めば読むほどわからなくなるので、ただひたすらボタンを押しまくるという原始人的操作でことを解決しているのです。さて、次からが問題ですね。
今回はゲストハウスとスタジオのまえにあるイチジクの写真を送らせていただきます。
一抱えもある古木がなぜここに生えているのか?以前ここは村の水車小屋だったところ、水車小屋にイチジクはシンボルマークのようなもので、大体どこの水車小屋でも植えてありました。水分を必要とするイチジクにぴったりの環境だったからでしょう。でも、今ではほとんどその姿を留めず、消えてゆきました。私も何十年も使われていなかった水車小屋跡を撤去し、家を建て直したのですが、イチジクの木を残してデザインした。
毎年、夏の終わりにはバケツ10杯ほど紫色の可愛い果実が収穫できます。今年はジョンがジャムにし、私にもお裾分けしてくれました。
真黄色になるアンリーマチスの描くような葉も、今年は暖冬のようで、まだ緑が色濃く残っています。時代の変化を超越し、しっかりと生命を育む古木にはなんだか力強いシャーマンが宿っているように思える。

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絵を送りたいのだが。

6b99bb18.jpg失敗の連続です。今回はどうか?
フェレイローラ村は秋色に染まっています。

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2006年11月26日

カルロスについての説明補足

1967e431.jpgそういえばルシンダの父親がカルロスで、彼氏もカルロスとはいかに?だ。実はこちらの名前は基本的には聖人名からつける。それに子供に父親と同じ名前を付けるのが一般的だからやたらと同じ名前の人がいる。そこでフランシスコをパコと呼んでり、パキートと呼んだり、もっとひどいのになると頭でっかちのパコとか、住む場所を冠して呼んだり、もうこうなると符丁みたいになった同一名があちこちに存在する。日本でいえば関の孫六みたいなものもそのひとつだ。
ルシンダの父親のカルロスと彼氏のカルロスは別人である。そのことを説明補足とさせていただきたい。
写真は居酒屋の内部、ちゃんとここにも彼女のためのピアノが置いてある。ピアノを弾く客が多く、店に入るとクラシックだったりポップスだったりが流れていたり、はたまたギターと歌が入って演奏会状態になっていることがよくある。気ままなライブ居酒屋ではないか。

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ルシンダひとりで店番

0721cf2f.jpg金曜市に行った帰り、カルロスの居酒屋に寄ったらルシンダひとりで店番をしていた。父親のカルロスは久し振りの休暇ということで、ドイツ人のピアノの先生と海にいったのだそうだ。アルゼンチン人のカルロスは彼女に猛烈なアタックをし<許婚として承諾を得た日、店のまえで、なんと打ち上げ花火を打ち上げたのだ>、ドイツまで何回となく会いにいってようやく掴んだ花嫁である。50代の彼女も、この先ドイツにいるよりスペインの田舎でゆっくりと過ごそうと考えたに違いない。彼は家を買い、大きな居間にグランドピアノを置き、なかなかの努力をしている。その娘は、何人もの女性と浮名を流した、<そういえばお隣の女性の子供は彼の子でもある!>、カルロスと同棲し始めたとジョンがいっていた。でも、以前にもまして、笑い顔が綺麗になったところをみると、やはり満足の日々なのだろう。彼女のたててくれたエスプレッソコーヒーは気のせいか、いつもより格段美味しかった。

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薪運び

b92ce8b2.jpgピトレス村にある建築資材屋アラゴン商会に薪を頼んだら、昨日の今日持ってくると今朝方電話があった。こんなスピーディに持ってきてくれるなんておそばやさんみたいだ。普段はまあ、一週間はみておかねばならない。理由はひとつ、天気予報で雨が降るといってたからだ。薪は雨にぬれると重くなり始末にこまる。
という訳で今日は朝から薪運びをした。一輪車に薪を載せ何回となく家と往復した。なにせ4トンほどの薪の量だ、半日仕事を覚悟していた。
そこにブルガリア人の左官屋さんが通りかかった。今日は仕事がないから手伝うよと、1時間ほど薪運びをしてくれた。スペインにブルガリア人?と不思議に思うが、今東欧からの労働者が沢山きている。スペインではモロッコなどイスラム圏の労働者が多かったのだが、宗教問題もからみ同じクリスチャンの東欧の労働者に取って代わってきたのだ。でも、彼はスペイン人との折り合いが悪いらしく、どうも仕事が回ってきていないらしい。
彼がいった後、ひとり薪運びを続けていたら、セバスチアンがピンピを従えてやってきた。顔は赤くもう飲んでいるようだ。「なんだいイシイ、田舎もんの本格的な仕事をしてるじゃないか」と驚いたそぶりをし、手伝い始めた。彼らしい、いつも困っていると助けてくれる。
結局3時間半の労働により、ほとんどの薪は家のなかにおさまった。そして少しだが彼に薪のおすそ分けをした。彼はあちこちの人の畑を回り枯れ枝を集めて薪にしているのだ。いたく喜んでくれた。セバスチアンは「南スペイン、白い村の陽だまりから」のなかでアウグスチンとして登場している昼寝の達人である。

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