2006年12月

2006年12月31日

フェレイローラ村での第二回コンサート

cfbf6aa8.jpgアレキサンダー音楽学校主催のクラシック演奏会に続いて、クリスマスソング演奏会が村の教会で開催された。校長先生のキャトやドイツ人のピアニスト、ウテと畑を挟んでお隣になる子供のための夏季林間学校の経営者ギジェルモが大活躍した。特にギジェルモがあんなにピアノが上手いとは知らなかった。
フェレイローラ村だけあってとても国際色豊かな演奏会になった。英語、ドイツ語、そしてスペイン語でクリスマスソングが唄われた。こんなに小さな村でありながら、村人の出身地に配慮した演奏会になったわけです。
それに二回も続けて演奏会を開催するのも初めてです。これはしめくくりに司祭が現れて説明していたとおり、教会の修復のための義援金を募る必要があったからです。
それでもこれだけの演奏会を催したのだからオラが村を誉めてあげたい。
ドイツ人の友達夫妻、それに「南スペイン、白い村の陽だまりから」にも紹介されているマドリッドからやってきた夫妻も教会で合流した。そのまま飲みに、というところだったが、体調を考えて明日大晦日を皆さんで祝うことにしました。
さすがクリスチャンの国々、クリスマスソングで心が一体になれるのだから羨ましい。
Click:昨日、写真が載せられなかったのは、ほんの小さなミスからでした。すみません。明日その写真を載せます。今日の写真は演奏会の後、焚き火を囲んでクリスマスのお菓子を食べ、ワインにアニス酒を混ぜた甘いお酒で談笑している様子をおみせします。

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2006年12月30日

「国家の品格」を読み返して

今年のベストセラーに数学者の藤原正彦さんが書かれた「国家の品格」が選ばれました。とても良い本でこちらに持ってきていました。読み返しても納得のいく論旨です。こんな本がベストセラーになるなんて、日本も捨てたものではありません。国家<人に置き換えてもいいかな>とは論理より形と情緒である、といいきるところなど政治家にはいえない。好きな言葉として、家族愛、郷土愛、祖国愛、そして人類愛といっていますが、ふたつの故郷をいきつ戻りつしていると、かなり実感としてわかります。個人の幸福は単独ではありえないといっているようにもみえます。筆者のいう祖国愛はパトリアティスム、自国の文化、伝統、情緒、自然をこよなく愛することといっています。スペインのすべての軍隊の駐屯地には「TODOS PARA PATRIA]<すべては祖国のために>と書かれた標識が飾られています。自衛隊が防衛省に昇格されるらしいが、スペインの軍隊のような使命感があるのか心配です。それこそ海外派兵のために都合が良いは論理思考、形と情緒性をもってどう祖国日本のために勤めるかを考えてほしいですね。
明後日は大晦日、友達のドイツ人夫婦がようやくフランクフルトからやってきた。「明日は大晦日の前祝、美味しいつまみを用意しているから飲みにこいよ」と誘われた。かみさんはドイツ国営放送のプロデューサー、旦那は石油掘削技師として世界を駆け回っている。明日はどんな話になるやら。
Click:フェレイローラ村から数キロ離れたところから夕日に映える地中海の水面がみえる。あの地中海をフィールドとして仕事ができる喜びをかみしめ、2007年を静かに迎えたい。

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2006年12月29日

無事平穏

274a7520.jpg村にたなびく煙をみて「平穏だなぁ」と一句よんだ天皇がいましたが、もう東京ではそんな状況ではありません。火事と間違われるでしょう。でもアルプハーラではまだまだこの句の世界が生きています。5千人の街オルヒバですが、やはりたなびく紫煙をみていると平和であることを実感します。
ヨーロッパでは日本以上にパレスチナ、イラク、ソマリアの時事が連日報道されています。それに報道の内容が過激というか自然というか戦死者がそのまま映りだされますから、戦争の悲惨さが直接伝わります。なんで日本はオブラートに包んだような報道をするのでしょうね?
なにごともない平穏、街にたなびく紫煙、平和とはそんなときをいうのかもしれません。年の瀬、この一年無事に過ごしてきたことを感謝したい。その思いを一枚一枚の絵に託してくる年も仕事をします。来年も宜しくご支援ください。
Click:オルヒバの街です。それにしても見事な煙ですが、すべてが暖炉の煙ではありません。今の時期、剪定したオリーブの枝や草刈をしたあとの野焼きがほとんどです。

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2006年12月28日

男のたまり場

c92947ac.jpg昔から床屋さんは男のたまり場だった。順番を待つ客は世間話に興じるし、子供たちは聞くともなく、漫画本を読んでいた。天花粉を付けられ、いい匂いをかぎながら、飴玉を貰い外にでるとなんだか晴れがましく感じたのを覚えている。
スペインの床屋さんは居酒屋に次ぐ男のたまり場になっている。私のいくホルヘの床屋は用もない客で溢れていた。ホルヘは街のサッカーチームの監督をしていたということもあるが、店は煙草の煙に満ち、男の根城といった風情があった。そのホルヘがリタイアし息子のホルヘが店を任された。「おまえがお父さんの友達の日本人か、オレもホルヘ・マルチン、同じ名前だよ」と簡単な挨拶があった。
ところがいままで話し込んでいた客たちは一掃されてしまった。やはり主が変わると店の様子も変わる。今度は若い女の子がなだれ込んできた。スペイン語をたくみに話すイギリス人まで一緒だ。買ってきた洋服を奥で着替え、皆にみせてどうか聞いたり、まあ賑やかなこと。街の変化がこんな床屋さんにまで及んできた。
街に仲間が溜まれる場所を考えると日本では以外と少ない、残念です。まあ、館山のCDショップ「ステップ」のようなところは大変大事なところといわねばならない。
Click:息子のホルヘ、お父さんと違って仕事中は煙草を吸わないのはいい、でも何時まで続くか。<スペイン四季暦>にホルヘについては書かれています。

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2006年12月27日

果樹園のこと

b50a3677.jpg朝、元羊飼いの少年<スペイン四季暦に登場>フアンに会ったとき、アーモンドの接木の手入れを頼んだ。6月に接木をしたのですが、原木から沢山徒長枝がでてきているし、それらを切り取ったりしなければならず、フアンの手助けが必要だった。「まだ2月まで終わらせればいいし、満月が過ぎないと木は切らないほうがいいよ」とミステリアスな返事がきた。このあたりの農家はすべて月の運行に従って作業をしている。人も動物も植物も月と密接な関係があるようだ。
今夜、上弦の月がとても綺麗だ。1月4日が満月かな?毎日、月をみながら時間を感じているのはアルプハーラならではの生活習慣です。
☆ステップさんいつもありがとう!館山が隣村のように思えます。フルート演奏者、深津純子さん<私と同じように館山市のふるさと大使>のところでクリスマスを、いいですね。参加したかったですね。
Click:果樹園はもう落葉寸前、サクランボの木が紅葉してとても綺麗でした。これから肥料をやり剪定をしなければ、2月の帰国まで野良仕事は沢山残っています。

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2006年12月26日

スケッチでの通信ブログ

7d9f04e8.jpgこれから新しい試みをしていこうと考えています。というのは、スケッチなどをデジカメで簡単複写をしてみましたが、もしある程度みれるようでしたら、毎週最低一回は絵によるお話をしていきます。やはり絵描きですからね、写真での説明は無いよりはましですが、なんか納得いかないのです。ということで第一回目始まりぃ〜。
Click:パエージャのスケッチです。パエージャはかなりの種類があります。日本で食べられているものは魚介のパエージャで、本場バレンシアでは亜流になります。本来ウサギや豆、アーキチョークなどの野菜で仕上げます。私の大好きなのはイカスミのパエージャ、真っ黒になりますが、イカ、白身の魚、アサリ、エビ、それに唐辛子がきかせてあります。真っ黒といってもサフランは必須、それに質の良いオリーブ油が味を決めます。他にスープで作り、具は別に食べるアロスバンダもパエージャです。まあ、具の種類を変えれば名前も変わります。日本の混ぜご飯だと思えばよい。
パエージャの良いところは数十人の食事をひとつのパエージャ・パンで用意できることです。房総でも何回か友達を呼んでのフィエスタを催しました。スペイン人の皆で食事を楽しむ、その生活習慣を料理に置き換えたのがパエージャだといえます。

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2006年12月25日

普段の一日

b1b6b32c.jpgクリスマスの日、やはり村の雪は消えてしまった。その上朝から真っ青な空と太陽、これでは雪は存在しえません。
いつものように庭と畑の手入れ。それに10日ごしの穴掘りをまだ続けている。スタジオとゲストハウスに囲まれた小さな畑に栗と胡桃の木を植えたいからだ。元肥をしっかり与えるためにはかなり深く掘らなければならない。土堀は激しい運動だし、体によさそうなのは判るのですが、手が震えて商売にならなくなるし、あまりこんな仕事は向いていないようだ、そこで毎日ほんの何分かずつツルハシとスコップを使って作業を続けている。今では穴らしい様子になってきた。1月下旬には良い苗木を買い植えます。
先週、馬糞を4トントラック一杯<¥25,000くらい>注文した。十数頭の馬を持ちホーストレッキングを生業としている友人から毎年買っている。牛糞、鶏糞と使ってみたがやはり馬糞が一番植物たちが喜んでいるみたい。効果は2週間で始まるほど即効性もあるし、しっかりと植物を育ててくれる。タマネギやジャガイモなどは姿形がまるで違う健康優良児の生りになる。
そしていつものように絵を描き続けている日課。
こんな日々をできるだけ多くとれるような生活にしたいのでが、野暮用がでてきて思うようにはいかないのが現実のようです。
スペインではただいまクリスマスの夜、子供たちが爆竹をならし、普段には聞こえない嬌声が村に響き渡っている。これってとても安らかな時の流れ、やはりイブの夜なのですねぇ。
Click:スタジオから地中海側、すなわち南にある山の北側斜線には粉砂糖をまぶしたような雪が残っていた。

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2006年12月24日

コレリ大尉のマンドリン

3d5a56cc.jpg久し振りに「コレリ大尉のマンドリン」をみた。この映画のコンセプトになっている言葉<恋が燃え尽きたら愛が生まれる>がいいですね。それに舞台がギリシャの島、ちょうどサントリーニ島のスケッチを絵にしているからとても臨場感があったし、ニコラス・ケイジとペネロペ・クルスもなかなかの演技、見ごたえがありました。
ひっそりと田舎暮らしをしているとビデオやDVDの鑑賞は先端的娯楽になります。なんだか昔の世界で生きているようですが、良いものはどんな形にしろ感動を与えてくれます。クリスマスの日に相応しい作品でした。
Click:居間の暖炉の写真です。冬のフェレイローラ村での生きがいは暖炉の火をみることです。一日の疲れをとことん癒してくれます。それに新たな発想を促し、明日への力を授けてくれます。多分日本でも囲炉裏の火が同じような働きをしていたのではないか・・・。暖炉の火をみつめられるのは、スペイン滞在のなかでは贅沢の極みといえるかもしれません。

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2006年12月23日

祖国愛も大事ですがまずは郷土愛

40b547e2.jpgのっけからなにをというようなタイトルですが、書き込みに館山の野田さんから嬉しい報告がありました。彼は今、川崎でグループ介護の仕事をしています。これってとても意義あることなのですが、房総で仕事を始めようとし、有志が集まっているらしいのです。
私の独善的発想からいいますと人が人らしい生き方をするのには大人数の施設は無理なのです。もっと無茶ないいかたをすれば学校という施設も本来人間的でありません。もし、施設と呼ぶような学校機能を必要とするならば保育園や稚園から中学または高校までをひとつのサークルとする施設ならわかります。
なぜそんな発想をするかというと、今の世の中、益々ジェネレーションギャップを引き起こす環境<少子化もそうです>のなか、コミュニティとしての社会を培う場を失おうとしています。これってとても危険なことで、真の郷土愛が失われていく大きな要因になるからです。祖国愛を掲げる前に、まずは郷土愛ではないかと考えています。日本ではまだ出発点のところで問題を引き起こしているのですが、クロージングの部分、グループ介護は私の発想からするととても大事なことなのです。
野田さんとスペインにくるまえ飲みながら話したのですが、国の予算はどんどん削られ、地方自治体に援助を仰がなければ成り立たない状況にあるといっていました。館山市にはまだ存在していないグループ介護が、野田さんの手によって機能するようになれば新たな時代の新たな発想による社会サービスが生まれることになります。ぜひ初心貫徹してください。
Click:スペインの大型スーパーには親が買い物をしている間、子供たちが遊んでいられる場所を提供しています。

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ホワイトクリスマス?

2cb4ae9e.jpg通信不能だったのはパスワードを再度入力しなければならなかったからです。なにごともセキュリテイの時代になりましたね。それにしても簡単なことなのですが原因がわかるまでは不安でした。なにせ書き込み送信ボタンを押すたびに全文消去されてしまうのです、まったくもぉ〜なのです。
さて、昨夜の公式食事会はやはりマクロバイオティクな内容でした。こんな片田舎にいながら、皆さん<といっても私の友達がそうなのかもしれません>とても食事には気を使っています。
最初は味噌スープ、味噌汁と呼ぶにはいささか西洋化された内容でした。具はひじき、中華麺<面妖でした>、アサリなのですが葛でトロミがついていました。味はよいのですが、やはり汁ではなくスープでした。メインは玄米と沢山の野菜にハーブを使ったハンバーグ、それにお目当てのカボチャのカレーに玄米ご飯。カボチャカレーはスリランカでよく食べられるそうです。ほんのりと甘く、辛さとの調和はバーモントカレーに似た旨さがありました。インドに数年間いたスリアならではの料理でした。デザートはナッツとドライフルーツで仕上げたクリスマス菓子に穀類を焙煎したコーヒーでした。体がよしよしといっているようなおだやかな食事会でした。
さて、今朝おきたら雪が降っていました。アルプハーラ地方はどちらかというと地中海性気候であり、アンダルシア地方では一世紀に1・2度雪が降るかどうかなのですが、やはりシエラネバダ山脈の中腹だけあって雪が時々山から流れてきて降るのです。もしかしたらホワイトクリスマスになるのかな?広場であった村人は「雪にしろ雨にしろ水が大事でいいことだよ」と、まあ情緒のない返事でしたがそのとおりなのですよね。
Click:お庭の白い椅子に薄っすらと雪が積もっていました。

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