2007年07月
2007年07月31日
クルド系イラク人のお店
この日曜日ピトレス村にある公園内のカフェバアルが新装開店しました。名前はアーキチョーク、店主はイギリスに長く住み、ベジタリアンのレストランで料理をしていたクルド人のヘルッシュさん。このあたりでは開店日はすべての人をご招待、ただで飲み食いができます。アラブ系のベジタリアンフードに興味がありジョンとともに訪ねてみました。ニンジンを甘く煮た一品、油煮にした茄子をヨーグルトに和えた一品、それに有名なひよこ豆をマッシュしたハムスなどがでましたが、豚の腸詰も置いてあったのはやはりスペインならではあります。アラブ料理は香辛料と野菜を多くつかうところに特徴があるようです。
Click:今日はヘルッシュさんの調理姿をお知らせします。お客さんは数十人、その料理をたったのふたつの火口で賄っていました。手つきはまさにプロ、それに塩味も決まっていたし、とても美味しかったですね。明日はハムスについてもうすこし説明します。
Click:今日はヘルッシュさんの調理姿をお知らせします。お客さんは数十人、その料理をたったのふたつの火口で賄っていました。手つきはまさにプロ、それに塩味も決まっていたし、とても美味しかったですね。明日はハムスについてもうすこし説明します。
2007年07月30日
子羊の太腿オーブン焼き
どんな料理を楽しんだのかお話します。まずはスパゲティボンゴレ、深い大皿ででました。アサリは1キロほど使ってあり、たっぷり食べることができました。ジョセッペいわく、「白ワインの良いものを多めに」だそうです。塩はアサリからでる量で充分だともいっていました。あまりの美味しさに3回もお代わりしてしまいましたが「まだ先があるから食いすぎるなよ」と注意されました。それに残りは猫たちのご飯だったのです。お酒はギリシャで買い求めたという薄っすら甘めの白ワイン、あの有名な松脂いり<どうしても好きになれません>ではありませんでした。メインは子羊の太腿を塩味だけでオーブンで1時間半ほど焼いた、皮はパリパリ、なかはジューシーな肉を豪快に切り分けて食べました。付け合せは畑で取れたジャガイモ<肥料の馬糞は私が提供>のローズマリー風味オーブン焼きにやはり畑で取れたインゲンのソティでした。ポルトガル産のダンワインを飲みました。デザートはジョンの手作り洋梨を使った焼きムース風<ドイツのケーキ>とピノノアール種のブドウでできたグラッパでした。やはりイタリア人は食いしん坊でありデンマーク人<ヨーロッパ一般>はオーブン料理を良く知っています。
Click:お話のなかで村で工事中の建売住宅がでてきました。これまたいつかお話しなければなりませんがなんと6軒もできるそうです。その価格が話題です、40万ユーロ<4千4百万円>だといわれています。その高さに皆驚いていました。
Click:お話のなかで村で工事中の建売住宅がでてきました。これまたいつかお話しなければなりませんがなんと6軒もできるそうです。その価格が話題です、40万ユーロ<4千4百万円>だといわれています。その高さに皆驚いていました。
2007年07月29日
桑の木の下で会食
今日は日本では総選挙ですね、どうなるのか興味があるところですが、ここは時間の流れがとてもゆったりしたフェレイローラ村、静かな日々が続きます。
さて、昨夜村にある旅籠シエライマルで食事をしました。亭主のジョセッペはイタリア人、かみさんのインガーはデンマーク人、それにスコットランド人のジョン、に私、スペイン人はだれもいません。4カ国の会話はスペイン語で、ローカルな話題になると英語にドイツ語が加わります。ご夫婦は先月旅籠を休んでギリシャにいってきました。そこでまずはスパゲティボンゴレとギリシャの冷えた白ワインから食事が始まりました。料理の内容は明日お知らせします。今日はイラク人が料理をするレストランが店開きしますが、その結果は明後日にします。
Click:タイルと鉄でできたテーブルはモロッコ製です。大きな桑の木の下での食事はとても気分が良いですね。夜になると涼しい山風が吹き昼間の暑さを忘れさせます。
さて、昨夜村にある旅籠シエライマルで食事をしました。亭主のジョセッペはイタリア人、かみさんのインガーはデンマーク人、それにスコットランド人のジョン、に私、スペイン人はだれもいません。4カ国の会話はスペイン語で、ローカルな話題になると英語にドイツ語が加わります。ご夫婦は先月旅籠を休んでギリシャにいってきました。そこでまずはスパゲティボンゴレとギリシャの冷えた白ワインから食事が始まりました。料理の内容は明日お知らせします。今日はイラク人が料理をするレストランが店開きしますが、その結果は明後日にします。
Click:タイルと鉄でできたテーブルはモロッコ製です。大きな桑の木の下での食事はとても気分が良いですね。夜になると涼しい山風が吹き昼間の暑さを忘れさせます。
2007年07月28日
干し柿
昨日カルロスの居酒屋にいく途中、村の人たちに呼び止められました。「柿の皮をむいて干しておくと甘くなって美味しくなるって本当かい?」、それからは干し柿談義が始まってしまいました。アルプハーラ地方は気候があっているのか柿木が沢山みうけられます。我が家にも10本ほど生えており、秋にはかなりの収穫があります。日本から持参した甘柿を除いてはどれも渋柿、こちらの人たちは完熟させて、トロトロにして食べます。しかし干し柿を試みる人たちが出現してからは、渋柿の食べ方も少し変わり始めました。といっても干し柿はお店ではまだ売ってはいません、ごく一部の愛好家が手作りでその甘さを楽しんでいるくらいです。
食文化の変遷をみているようで、これからどのように一般化していくのか興味があるところです。
Click:友人スリアの家にはまだ沢山の干し柿がつるしてあります。デザートとして食べさせていただきましたが、ちょっと固くはなってしまっていますが、ちゃんとした干し柿でした。
食文化の変遷をみているようで、これからどのように一般化していくのか興味があるところです。
Click:友人スリアの家にはまだ沢山の干し柿がつるしてあります。デザートとして食べさせていただきましたが、ちょっと固くはなってしまっていますが、ちゃんとした干し柿でした。
2007年07月27日
2007年07月26日
夏の胡桃
日本ではなかなか木になっている胡桃の実を見ることはありませんが、まえにも話したようにアルプハーラ地方では沢山の木をみることができます。私の畑にも数本の立派な胡桃の木があります。胡桃の木は葉を大きく広げ、とても穏やかな姿をしています。ようやく実が大きくなりその翡翠色のあでやかさがめについてきました。友人のjohnの話ですとスコットランドでは早めに摘んだ実をピクルスにするそうです。さすがアルプハーラ地方にはそんなレシピーはないのですが、デザートに胡桃に蜂蜜をかけて食べます、蜂蜜もこの土地の特産だからです。
Click:写真の木は数年前に植えたものです。今では立派に成長して実をつけています。今年は生り年のようで実も大きいですね。
Click:写真の木は数年前に植えたものです。今では立派に成長して実をつけています。今年は生り年のようで実も大きいですね。
2007年07月25日
ゴミ置き場が完成
ゴミ問題はどこも同じで集落にとってとても大事なテーマです。20年ほどまえはゴミ袋を谷に投げ捨てていました。まあゴミの量もそんなに多くなかったということもありますが、プラスチックが目障りだし、環境にもよくないのは誰もが認識していました。10年ほど前にゴミを容器に入れ、収集車が来るようになり、ガラスだけが分別されています。そして先週ゴミ置き場が立派に完成しました。早速、村のおばさんたちがみにきてワイワイとそのできについて話していました。フェレイローラ村も少しずつですが綺麗になってきますね。
Click:デザインですが村の景観に配慮したなかなかのものです。50人ほどの集落のゴミ置き場としては立派過ぎるともいえますが、ゴミ問題は大事であり、これくらいのことは当然なのかもしれません。
Click:デザインですが村の景観に配慮したなかなかのものです。50人ほどの集落のゴミ置き場としては立派過ぎるともいえますが、ゴミ問題は大事であり、これくらいのことは当然なのかもしれません。
2007年07月24日
日本食でおもてなし
先週レバノン人のヒアムさんからお呼ばれで、美味しいレバノン料理を堪能させていただいたお礼に、今度は私が日本料理をご招待することになりました。お客さんはいつものようにジョンとお隣の音楽学校のキャットが加わりました。日本料理をこちら風な食べ方に組み立てるのが難しいのですが、前菜に太巻き<スモークサーモン・アボガド・卵焼き・キュウリ>、一皿目は3品<揚げ出し豆腐の甘酢あんかけ><日本の我が家で取れたしいたけ・筍のオイスターソース味><ハムをたっぷり使ったビーフンサラダ>、メインはなんと<お蕎麦の冷やし中華風>でした。デザートは月餅などグラナダにある中華材料店で仕入れてきたのですがジョンがラズベリーのムースを作ってきてくれました。飲み物は太巻きと冷たくしたお酒のロック、あとはフランスのランドック地方の発泡酒、すごく美味しかった、とドリップコヒーでした。この準備に恥ずかしながら2日もかかってしまいました、ひとりで料理をするのは大変ですね。結果は皆さん上機嫌で帰られたのだから良しとします、とひとりで納得しました。
Click:北西に面したキッチンダイニングの窓側で、暮れなずむ畑をみながら食事をしました。会話のなかでレバノンがシリアに憧れる様子がみてとれ、今の市民戦争の根っこの部分を感じました。
Click:北西に面したキッチンダイニングの窓側で、暮れなずむ畑をみながら食事をしました。会話のなかでレバノンがシリアに憧れる様子がみてとれ、今の市民戦争の根っこの部分を感じました。
2007年07月23日
パエージャのレシピー
パエージャの作り方は千差万別、人それぞれが違います。スリアの友達アンヘラが作ったのですが、納得のいくつかを説明します。普通は最初にタマネギ<入れない人も多い>とニンニク・トマトを炒めてベースにしますが、アンヘラは多めのオリーブ油でピーマンを炒めてベースにします。ピーマンはクタクタになるまでオイル煮すると旨み成分がでますからね、納得の一番目。二番目は無理にパエージャを黄色くしないこと、なぜならば昨今パエージャシーズニングが市販されていますが、着色料が使われており、体によくないとの配慮です。なにせサフランは値が張りますからね。最後に彼女は普通の鍋を使い、パエージャパンを避けています。理由は具が多かったりお米を入れすぎると溢れ出す危険があるからです。とまあ、パエージャの話になるとどう説明してよいのか、これが一番といった方法がないようなので。
Click:お鍋にみえるのは具<魚介がほとんど>だけです、これにお米を入れるのですから、3人前どころではありません、ゆうに10人まえはありました。
Click:お鍋にみえるのは具<魚介がほとんど>だけです、これにお米を入れるのですから、3人前どころではありません、ゆうに10人まえはありました。
2007年07月22日
パエージャを食べに。
貸し別荘で生計をたてているスリアとアンヘラから、朝方パエージャを食べに来ないかと誘われました。スリアはインドでの生活が長かったこともあり東洋について知っており、アンヘラは指圧など東洋のこととなるとなんでも興味をしめします。それにマクロビな食生活を旨としています。館山の友人の唐山織りでできた巾着をおみやげに夕方、まだパエージャの用意をしているところを訪れました。パエージャの作り方は各人各様だとは聞いていましたが、まったく違った作り方をしていました。これはこれで納得しました。今度作ってみることにしますが、レシピーは明日ご説明します。今日は3人の大きな話題についてです。スリアは鶏の絵を良く描きますが、神道では鶏は神の使いであり、伊勢神宮でも放し飼いにしていることを説明しました。夕なずむ涼しい風を感じながら、楽しい時間を過ごしました。明日は私がレバノン人のヒヤムさん、ジョン、キャットを日本料理の招待をする日です。その結果などは明後日お知らせすることになるでしょう。
Click:小さなテーブルに3人のお皿を並べ、大きな蝋燭を暗くなってから置き、静かな環境のなかで食事をしました。スペイン人には珍しいライフスタイルのふたりです。
Click:小さなテーブルに3人のお皿を並べ、大きな蝋燭を暗くなってから置き、静かな環境のなかで食事をしました。スペイン人には珍しいライフスタイルのふたりです。