2007年09月
2007年09月30日
慌しい日曜日
明後日には名古屋高島屋に行きます。ぎりぎりになって必要なことがでてくるものです。今回はあるはずの版画がなかったということで、緊急にこれから額屋さんに版画を送りに宅急便屋さんに向かいます。こんな生活を長らくしていますがみえないアヒルの足かきみたいなものです。トークショウにはスライドを使おうということになりこれもあれこれ準備しなければなりません。スペインフェアーということもあり、ただ絵の販売ではないのです。大変ではありますが面白くもあります。もし名古屋にお住まいのかたは遊びにきてください。また、2日から9日まではブログはお休みさせていただきます、ご容赦ください。
Click:なんとなく生ハムを挟んだボカディージョことスペイン風サンドイッチが食べたくなりました。国民的食べ方であり、日本の梅干おにぎりみたいなものです。
Click:なんとなく生ハムを挟んだボカディージョことスペイン風サンドイッチが食べたくなりました。国民的食べ方であり、日本の梅干おにぎりみたいなものです。
2007年09月29日
朝から催事の準備
2日には名古屋に向かいJR高島屋でのスペインフェアーになります。会期は3日からなのですが、マスコミ回りをしたり関係者との打ち合わせがあります。なんとか成功させたいし、面白いイベントにしたいですね。
今日は朝から絵はがき100種類を整理し、梱包をすませました。
これから千葉総研の2008年カレンダーの本紙校正があったり、来年求龍堂から出版する画集のカンプを確認したり、なんとも慌しい時間を過ごさねばなりません。まあ、この年になっても仕事があることは喜ぶべきことと納得しています。
Click:日本国中どこにいっても目にするのがお地蔵様です。家の周りにも沢山あります。よくみているといつも新しいお花が飾られており、いまでも現役の信仰がいきづいています。祈りの気持ちはコミュニティをふくよかに育みます。
今日は朝から絵はがき100種類を整理し、梱包をすませました。
これから千葉総研の2008年カレンダーの本紙校正があったり、来年求龍堂から出版する画集のカンプを確認したり、なんとも慌しい時間を過ごさねばなりません。まあ、この年になっても仕事があることは喜ぶべきことと納得しています。
Click:日本国中どこにいっても目にするのがお地蔵様です。家の周りにも沢山あります。よくみているといつも新しいお花が飾られており、いまでも現役の信仰がいきづいています。祈りの気持ちはコミュニティをふくよかに育みます。
2007年09月28日
自然の変遷
以前話したようにこの頃ギンヤンマやオニヤンマが増えました。それにわずかですがシジミチョウやクロスジアゲハも顔をだしています。館山にやってきたのは半世紀まえのこと、野辺の花、蝶を始め生物の多さは目をみはるものがありました。今ではモンシロチョウさえほとんどみることはありません。何故か、これは房総半島がマツクイムシが異常繁殖したり田圃の害虫駆除のためヘリコプターを使っての農薬散布が起因しています。結局松はすべて枯れはて生物体系は完全に変ってしまいました。こんなことがあってよいのか?難しい判断が求められています。
田圃のほとんどが休耕田、山は荒れかたくり、ヤブガラシ、藤が木々を包み、猿が跋扈しています。少なくとも房総半島の自然をみていると悲しくなります。生な自然がベストではありません、人との共生のもと里山は美しさを放つのです。
Click:彼岸花が最盛期に入ったようです。どこも真っ赤に咲き誇り昔から変らない姿をみせています。
田圃のほとんどが休耕田、山は荒れかたくり、ヤブガラシ、藤が木々を包み、猿が跋扈しています。少なくとも房総半島の自然をみていると悲しくなります。生な自然がベストではありません、人との共生のもと里山は美しさを放つのです。
Click:彼岸花が最盛期に入ったようです。どこも真っ赤に咲き誇り昔から変らない姿をみせています。
2007年09月27日
重い話題
日本は島国、これほど海の恩恵を受けている先進国は少ない。日常生活のなかに海の文化は偏っている。イギリスは世界のヨットマンやクルーザー愛好者が船籍を求めているし、スペインのヨットハーバーの多さは半端ではない。日本といえばごく一部の人たちが楽しんでいるだけで、港といえば漁船であり釣り船のためです。散歩コースだった布良の赤灯も何年かまえにバリゲートがはられてしまい、近づくことさえできません。漁業従業者にとって釣り人は迷惑なのだろうが本来港は皆のものです。
こんなことはあってはならないことではないでしょか?このあたりは国交省や農水省の政策が見直されなければならないことでしょう。海に囲まれている国でありながらこんなにも海が遠い国は少ない。
Click:保田港はこれからの漁港の在り方を示す活動がみえます。漁師さんの収穫した魚介がレストランで食べられるし、波止場の一部にヨットやクルーザーが停泊していました。3年前に知人のご好意でエーゲ海をヨットで回りましたが快適な船旅でした。まだまだ日本では海洋民族としての資質は発揮されていないし、インフラ整備はこれからなのでしょう。
こんなことはあってはならないことではないでしょか?このあたりは国交省や農水省の政策が見直されなければならないことでしょう。海に囲まれている国でありながらこんなにも海が遠い国は少ない。
Click:保田港はこれからの漁港の在り方を示す活動がみえます。漁師さんの収穫した魚介がレストランで食べられるし、波止場の一部にヨットやクルーザーが停泊していました。3年前に知人のご好意でエーゲ海をヨットで回りましたが快適な船旅でした。まだまだ日本では海洋民族としての資質は発揮されていないし、インフラ整備はこれからなのでしょう。
2007年09月26日
パエージゃの良さ
先日、松井郁夫さんの講演会のとき20人以上のお客さんのためパエージャを作りました。一度の料理で大人数を賄えるところは秋田の芋煮会にも似ています。もともとパエージャは野外料理、スペイン人たちが友人や家族と一日屋外で楽しむお膳立てなのです。飲み物は果物と炭酸飲料を加えたサングリアが人気がありますが、男たちは皮袋に満たされた赤ワインを回し飲みします。日本ではレストラン料理ですが本来皆が交歓する道具立ての食事なのです。
その日のパエージャは夜でした。真っ暗ななか、お客さんは屋内で宴会が始まっていました。本来なら皆が火にかかっているパエージャを囲みながらワイワイするのが常道なのです。まあ、私としてはどこでも望まれればパエージャ鍋を担いで伺い、我家でも同じように料理しながら、スペイン人から学んだ仲間を大事にする良き習いを広めてゆきます。
Click:今回時間が無かったこともあり、蒸す時間がなかったこと、急遽頼まれたこともあり、万全な準備はできませんでした。ちょっとシルダクになってしまいましたがこれはスペインでもよくあること、反対に硬いネコマンマでもかれらは問題としないで食べています。日本人はしんがりご飯は苦手だしまあ結果オーライと判断しています。その日パエージャは好評だったようで皆さん完食しました。
その日のパエージャは夜でした。真っ暗ななか、お客さんは屋内で宴会が始まっていました。本来なら皆が火にかかっているパエージャを囲みながらワイワイするのが常道なのです。まあ、私としてはどこでも望まれればパエージャ鍋を担いで伺い、我家でも同じように料理しながら、スペイン人から学んだ仲間を大事にする良き習いを広めてゆきます。
Click:今回時間が無かったこともあり、蒸す時間がなかったこと、急遽頼まれたこともあり、万全な準備はできませんでした。ちょっとシルダクになってしまいましたがこれはスペインでもよくあること、反対に硬いネコマンマでもかれらは問題としないで食べています。日本人はしんがりご飯は苦手だしまあ結果オーライと判断しています。その日パエージャは好評だったようで皆さん完食しました。
2007年09月25日
国政は日本の文化そのもの
塩野七生さんが書かれているローマ時代はとても解り易いし、スペインはその文化を強く継承しています。日本が歴史的に幕府が政所でありその系譜が今に至っているといえます。スペインはといえばローマ時代から共和政治であり民意のなかからすべては決まっています。起点は大衆にありますから、愚弄政治に陥る危険もあります。ただ執政官が名誉職という発想は日本の歴史からは生まれません。わが村の村長さんは手弁当で働いています。勿論村会議員7名も同じです。ただ事務職の数人だけが給与がいただけます。こんな考え方はローマ時代からの精神性が今に至っているといえます。行政府は侍所、まあ刀こそもっていませんがお上の精神性は今でも変っていないのではないか、日本の将来に不安を覚えます。
Click:東京の姿はドラスティックに変貌しています。戦後このあたりの港は進駐軍に接収され、橋はすべて壊れており、MPがカービン銃でカラスを撃って遊び、JRは進駐軍のための特別車両がついていました。そこから今の繁栄をつくりあげたのは国のメカニズムが合っていたといえます。これからはどうなのか?民衆が置き去りにされる格差社会がますます激しく進むような気がしてなりません。
Click:東京の姿はドラスティックに変貌しています。戦後このあたりの港は進駐軍に接収され、橋はすべて壊れており、MPがカービン銃でカラスを撃って遊び、JRは進駐軍のための特別車両がついていました。そこから今の繁栄をつくりあげたのは国のメカニズムが合っていたといえます。これからはどうなのか?民衆が置き去りにされる格差社会がますます激しく進むような気がしてなりません。
2007年09月24日
地元の新たな祭り
南房総市が誕生して2年が経ちました。ようやく新たな行政区としてその活動が始まってきたようですがお祭りがよい。夏のサンバフェスティバルや秋の収穫祭と新たな祭りが元気がよい。この連休の間、千倉町では収穫祭とロードレースがおこなわれていました。たまたま帰り道、ランナーと併走することになり、沿道の町民が皆さん顔をだし応援していました。街の参加型ロードレースの盛り上がりは素晴らしいものがありました。これこそ神儀にとらわれない新たな祭りの姿だと思います。町民の元気な姿は将来にむけた力強いエネルギーになるでしょう。
Click:近在の若者たちが案山子<カカシ>を作り沿道を飾っていました。こんなことも町民参画の面白さが伺えます。
Click:近在の若者たちが案山子<カカシ>を作り沿道を飾っていました。こんなことも町民参画の面白さが伺えます。
2007年09月23日
酔いつぶれて友人宅泊
昨日建築家で大学の後輩、松井郁夫さんが個展会場シーレギャラリーで千倉の古民家について講演をしました。民家の歴史的ルーツから何故千倉の古民家が生まれたか、さすが木組みの建築家らしいお話でした。とまあそこまでは素面、その後パエージャでフィエスタをとなりサングリアを飲み、気が大きくなってから久し振りにただの酔っ払いへと進んでゆきました。松井さんとは専攻も同じ、奥様はやはり同窓の日本画科出身、話が合うのは当然、はしご酒となり彼の別荘で朝を迎えることになってしまいました。でも、旨い楽しいお酒でした。松井さんありがとう!<彼の名前で検索してみてください>
Click:スライドを使っての説明は大学で講師をしていただけあり、解りやすい内容でした。
Click:スライドを使っての説明は大学で講師をしていただけあり、解りやすい内容でした。
2007年09月22日
家具職人さんの工房に
催事のとき絵はがきをお売りしていますが、名古屋高島屋さんでバラ売りしようと考えました。なにせ今でも100種類はありますし、来年の画業30周年では新たに数十種類は作るつもりです。こうなると並べるためのラックが必要になります。これを作るために家具職人の平さんを訪れたのです。彼はなんと保田から長狭街道を山に向かい途中佐久間ダムにゆく途中の小さな集落に住んでいました。南西に開けた工房は明るく仕事がしやすそうでした。木工の機械は三相交流を使い一般的にはありませんが、なんと農家が使っているため問題なく引くことができたそうです。立地条件は面白いところにあるものですね。
Click:帰り道、保田漁港にある漁業組合が経営している食堂「ばんや」<漁師さんたちが漁具を置いておく小屋>で食事をしてきました。ここはお薦めの食堂、あいそがなくハエがブンブン飛び回っていますが、お魚の新鮮さと安さは格別です。そのなかでもお薦めは<朝獲れ寿司>¥850円です。地魚の握りなのですが本来地元で食べられている魚がわかります。他も美味しそうなのですが胃袋はひとつなので残念、次回にまたきて食べるつもりです。写真はもう食べ始めてしまったお寿司です。
Click:帰り道、保田漁港にある漁業組合が経営している食堂「ばんや」<漁師さんたちが漁具を置いておく小屋>で食事をしてきました。ここはお薦めの食堂、あいそがなくハエがブンブン飛び回っていますが、お魚の新鮮さと安さは格別です。そのなかでもお薦めは<朝獲れ寿司>¥850円です。地魚の握りなのですが本来地元で食べられている魚がわかります。他も美味しそうなのですが胃袋はひとつなので残念、次回にまたきて食べるつもりです。写真はもう食べ始めてしまったお寿司です。