2008年01月

2008年01月31日

マドリッドでみた緑の建物

57ffa49f.jpgマドリッドに一泊したおかげで、不思議な建物に遭遇しました。南に面した壁がすべて緑に彩られていたのです。それも何種類もの植物によってアブストラクトな絵になっていたのです。袋状のなかに植え込まれており、常に水分が補充されているのです。どうも建物の主は金融関係の会社のようです。それにしても大胆な発想であり、それを実現させるところがスペインです。ダリやガウディが認められる国だけはあるようです。
Click:日本の庭園美術とはまったく異なる世界です。植物に美しい姿を求めるのではなく、植物をもって美術となすのです。ベルサイユ宮殿のように植物を使って幾何学的な構成をすることとは似ている発想のようです。

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2008年01月28日

数時間でマドリッドへ

78ec7b2e.jpgようやく出発の準備も終わりマドリッドに向かいます。そこで31日まではブログをお休みします。今度は館山からということになります。しばしスペインでの長閑な日々は遠のきます。まあ、館山も大好きですし、これはこれで新たな生活が始まります。
これからもよろしく。
Click:グラナダの旧市街地、アルバイシンにあるバル。暖かい陽射しを得て、ゆったりとビールを飲んでいます。

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2008年01月27日

明日マドリッドへ

30aa4422.jpgとうとう日本への旅立ちの日がきました。スタジオを片付け5月中旬再びやってくるまではお休みとなります。昨夜はマリッサのバルに旅籠業をしているジョセッペとインガー夫婦にジョンを加えて最後の夜を過ごしました。こんな生活を何年続けているだろうか、不思議な人生です。マドリッドに2泊し31日には館山の家にいます。次の日からもうあれこれ仕事がつまっています。でも、館山の家にはおうち温泉があります。それを楽しみに帰ることにします。
Click:絵はほとんどスタジオのテラスで描いています。テレピン油を大量に使うので身体に悪いからです。寒い日、雨の日も描き続けました。景色がよく、仕事の励みになっています。

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2008年01月26日

グラナダの街へ

4a676f85.jpgもう残すところ2日となり最後のグラナダ行きをしてきました。絵は完成せず、日本に帰ってからも仕事をしなければならないのですが、絵の具が必要なので買いにいったのです。1月末とは思えない暖かさでどこの広場でもテーブルが並び、皆さん楽しそうに週末の食事をしていました。こんな生活に羨ましさを感じないわけにはゆきません。日本での慌しさを思うと少し悲しいことも事実です。
Click:それにしても食事の値段が高くなっています。それに一杯1ユーロだったビールも値上がり、1.8ユーロもあたりまえになってきました。ほぼ300円近くなっています。定食は大体2,000円が普通、やはり高いかな?

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2008年01月25日

村の環境整備

3bafd27e.jpg村のごみ置き場が出来上がってもう一年がたちました。猫たちが悪さしないように、また見栄えもよいように写真のような建物が近隣の村も含めてできあがりました。ちょっと大袈裟のようでもありますが、納得しています。また、今度は村の広場の周りだけではありますが、電柱の地中化を始めました。住人数十人の小さな村でありながら、やることはやるのです。まあ、乾燥した風土性がこんなことを可能にしているといえばいえるのですが、行政の環境対策が積極的で予算の使い方が違うともいえます。ちょっと羨ましい気もします。
Click:今日はこれからグラナダの街にでかけます。日本の持ってゆく絵の具や最後のおみやげなごを買うためです。残された時間は少なくなってきました。

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2008年01月24日

晴天続き

8ecdf133.jpgこのところ暖かい日が続いています。日本のニュースではかなり大荒れのようですがこちらではうそのように穏やかな日和で、日中はティシャツにジーパン姿で充分です。なんだか日本に帰るのが怖い、が今の心境です。村ではアーモンドの花が咲き始め、いっきに初夏といった天気です。おかげさまでテレピン油を大量に使うため外でのお絵描きも順調で最後の追い込み中です。そろそろ筆を置かないと乾かないし、でもまだまだ描きたいし逡巡の日を過ごしています。
Click:日中は暖かいののでバルのテラスで一杯やります。子鰯のフライにサラダ、ビールが一杯ついて1ユーロ<160円>はまだまだ安いかな?

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2008年01月23日

スリアの家で食事

0b73580d.jpgお昼に貸し別荘業をしているスリアとアンヘラの家で食事をしたのですが、まず食べ始めに皆で「アーメン」といいました。というのはいつも私の家まで聞こえていた「コケコッコー」と美声の主、一才の雄鶏を使ってのパエージャを食べたからです。彼女たちは逡巡しながら、それでも調理したアンヘラは手をつけましたが、スリアは一口も食べませんでした。彼女たちの家には運動場まである大きな鶏小屋があり新しい雄も含めて4羽きたので喧嘩のことも考えて食べることにしたのです。スリアの趣味は鶏を描くこと、そのために綺麗な色味のよい鶏を十数羽飼っているのです。ごめんなさい、鶏肉の味は素晴らしかったです…、はい。
Click:彼女たちから生みたての卵をいただいたのですが、アシスタントが酔っ払い半分すべて立ててみました。やはり新鮮な卵だからでしょうね。

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2008年01月22日

帰国まで一週間というのに

86c4ed39.jpg月曜日にはマドリッドに向かわなければなりませんが、絵の進み具合は芳しくありません。雲はチタンとジンクの両ホワイトを混ぜてたらし込んでいるのですが、これがなかなか乾きません。困っています。そんなときに嬉しい悲鳴をあげています。友人ふたりが食事会に招待してくれているのです。これも村の慣わしなのですが、先日皆さんを食事に招待したお礼なのです。明日はインドに数年滞在し、貸し別荘を営んでいるふたりのご婦人の家にいってきます。さて、なにがでてくるのでしょうか?
Click:大の仲良しピンピです。セバスチアンの愛犬なのですが、彼とも仲良しなのでピンピまでなついています。

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2008年01月21日

まだまだ問題は起きます。

8f6f9e89.jpgようやく画集の編集作業が終わったと思ったら、一部の画像がみつからなかったことが判明しました。やはりスペインにいてでの編集作業は辛いものがあります。まあ、幾つもの山を越えないと事は成就しないのかもしれません。でも、良い画集になることだけは確かです。期待してください。ホットニュースで告知しなければならないのですが、3月5日からは銀座松屋、12日からは大阪梅田大丸、4月には福山天満屋、5月には静岡松坂屋と催事がつづきます。日本に帰っても引き続き画集の校正、版画制作、新しい絵はがきを作ったりとゆっくりはできなさそうです。
Click:冬だというのに海岸ではタンクトップの女性が歩いています。いつものカルロスの居酒屋でも日が燦々、シャツ一枚になってビールを飲んでいます。

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2008年01月20日

再び絵描き作業へ

002a5de1.jpgフィエスタが済み、ほっとしています。村での楽しみといえばそれぞれの友達が皆さんを招待しての食事会なのです。プロ仕様の大きな鉄板焼きがあるので大助かり、いっぺんに何人分もの料理ができてよかったのですが、ひとつだけ串焼きの内容をご説明させてもらいます。イベリコ豚の首の部分のひれ肉を使い、ネギと共に串にうちます。それをゴマ油を使い軽く塩・胡椒しながら焼き、たれにわさびを溶かし込みソースを作りかけて仕上げます。たれはだしを加えながら醤油、酒、味醂、塩を煮詰め、更にだしを加えていきながら作りました。さすがイベリコ豚、皆さんその味を堪能していたようです。
Click:今どこにいってもレモンの実が鈴なりです。もちろんフィエスタのときはお好みで使っていただいているし、毎日飲んでいるオレンジジュースには一個まるまるレモンを絞り込んでいます。レモンの木は見るだけでもほれぼれしますね。

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