2009年08月

2009年08月31日

革命のような変革が起きましたね。

f5499294.jpg1930年代スペインは過酷な市民戦争が起きました。フェレイローラ村の前村長のお父さんも村にいることができなくなり、コルドバに向かいました。結果は独裁政権が国を統治することになり、暗黒の40年間を過ごしました。共和党は血をもって破れ、下野し、1980年代、パリに亡命していた弱冠41歳だったフェリッペ・ゴンザレスが首相になり、ようやく民主主義が訪れたのです。政治と民衆との関係は歴史を振り返ると厳しい戦いでもあるのです。日本ではもう、こんなことは起こりえないでしょうし、起こってはならないのです。そんな状況のなかで、今回の選挙結果は革命的変革と呼べるでしょう。
Click:昨日は奈良近鉄百貨店での催事でトークショーをさせていただきました。投票日当日<催事が選挙前に決定していました>にもかかわらず、多くのお客様がいらしてくださいました。本当にありがとうございました。フェレイローラ村の生活を通して、異文化についてお話させていただきました。次回は9月中旬<HOTNEWSで検索してください>に四日市近鉄百貨店でおこないます。

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2009年08月28日

実りの秋を実感

84131f7c.jpg昨日も朝一番に草刈をしていました。そうすると空になった青い栗の実が沢山落ちていました。また猿がきたのかな?それとも自然摘果なのかな?と思っていたら、今日の朝キャッキャッと猿の鳴き声が聞こえてきました。また猿が悪さしているな、そうか、秋来ぬ、であることを実感しました。猿は栗、柿、柑橘類なんでも食べてしまいます。さすがに野菜は食べないのは家の近くで栽培しているからでしょう。
猿といっても日本の固有種ではなく外来種の台湾サル、近くで飼われていたものが脱走し増えていったのです、困ったもんです。
それにしても実りの秋、カラスウリも実を大きくしてその存在感を示していました。あの綺麗なオレンジ色に変るころには秋も深まることでしょう。
Click:これから上京し、浅草の秋山医院で健康診断をしてもらい、そのまま奈良にむかいます。ということで、ブログは2日間お休みさせていただきます。選挙あけにまた書かせていただきます。

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2009年08月27日

今年一番ハピーな日

de668596.jpg雑誌の連載をしていたとき、しめ切りに追われて辛い思いを経験したことがありますが、今はカレンダーのしめ切りで苦労しています。カレンダーは季節感が大事ですし、千葉銀総研さんのカレンダーは千葉県をテーマといった、描き下ろしなので、ロケハンを何回もしなければなりませんでした。去年から仕事を進めていましたが、どうにもゴールがみえていませんでした。それが昨日、ようやくそれぞれの絵の仕上げ状況がわかってきたのです。ふたつのカレンダーに必要な14枚の絵に見込みがついたのです、嬉しいですね、あとは仕上げればよいのです。こうなればしめたもの、楽しく絵が描けるのです。こんな日がようやく訪れてほっとした今年一番ハピーな日でした。
Click:明日は奈良近鉄百貨店に向かいます。トークショーのためであり、サイン会をかねています。それにせっかく古都奈良にいくので大好きな興福寺の宝物殿をみてきます。写真は館山の仕事場、どうにかしてもう少し大きなスタジオにしたい、が今の心境です。ゴーヤの日除けが気持ち良いですね。

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2009年08月26日

トンビとカラスが一緒に

dab7b882.jpg私の家は県立野鳥の森のお隣にあるということで鳥が多いし、敷地は鳥ヶ巣と呼ばれ、昔はメジロを獲る場所でもありました。山際ということもあるのか、猿も良く現れるし、野性の動物が沢山顔をだします。こんなお話をすると楽しそうにみえますが、畑の作物を狙う困ったモノたちも多いことを意味します。昨日ふと外をみるとトンビとカラスが一緒に電信柱に止まっていました。一般的に両者は仲が悪く、一羽のトンビを沢山のカラスが攻撃しているところをみたこともあります、それが同じところにいたのです。なにがそうさせたのか、不思議な一瞬でした。
Click:キツツキのように幹を突く小鳥やヤマドリ<キジに似た綺麗な鳥>など、珍しい鳥が多く住んでいますが、キジは少なくなってきたようです。猿が増えたことにより、鳥たちの生態系も変ってきているのかもしれません。

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2009年08月25日

水、肥料、土壌より大事なものは

3196f0e8.jpg野菜をはじめ植物の成長にとってもっとも大事なものは光りだということを実感しています。フェレイローラ村の家では100本ほどの果樹を栽培しています。剪定のひとつはそれぞれの枝に満遍なく光りがあたるようにするためであり、摘果作業も同じことがいえます。20年以上にわたる栽培経験から光りの重要性は充分理解しているつもりです。
さて、露天風呂を作った4年前、周囲の竹林を和風な坪庭に仕立てました。竹の根が張りめぐり、本来、他の植物はなかなか成長しずらいのですが、ちょっと無理をおして野生の植生を中心に植えてみました。黒土や鶏糞を撒き、どうにか活着していますが、サツキや柑橘系の苗がいまいち元気がない。その原因はどうも日照時間が充分でないことのようだった。竹林だけに日陰がどうしても多くなる、でも孟宗竹があってこその坪庭だったので、生えてくる筍の一部は成長させていました。しかし、このことが他の植生にとって問題であったことを自覚し、昨日10本以上の竹を切りました。おかげで日射しが急に増え明るい坪庭になりました。来年はどのように変化が起きるか、楽しみです。
Click:植物との会話は畑だけではありません。小さなお庭ですが、ここから学ぶことは多いし、楽しみでもあります。時間の推移は坪庭をテーマにしたドラマをみているようでもあります。

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2009年08月24日

久し振りの雨

ba886862.jpg乾ききっていた畑に雨、大地が濡れて土色が輝いています。野菜たちが待ちに待った雨でした。スペインではこの時期雨は降りません。フェレイローラ村では富士山級のシエラネバダ山脈から灌漑用水路を引き、我家の果樹園に水が満たされます、大変な努力が必要なのです。それに比べると日本は蒸し暑さはいただけませんが、雨の恩恵は充分期待できます、水の国、日本ですね。
Click:雨をうけながらサトイモの元気がとてもよい。若い芽が沢山株立ちしています。植えたときぜんぜん芽がでなかったので、同じところにチンゲンサイを植えてしまいました。元気なチンゲンサイの間に弱々しく芽がでていたのですが、今では立派なサトイモ畑になっています。雨に打たれ葉のうえに水玉が光っていてとても綺麗です。

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2009年08月23日

日本の文化の継続性は米?

bfea5623.jpgスペインの田舎に住んで解ったことは、小麦の栽培に大変苦労していることです。連作がきかないからです。それに比べて稲作は肥料を使うにしろどこも連作しています、この違いは大きい。効率の良いエネルギー源が歴史的に得られていたのです。ヨーロッパはジャガイモが一般化されなかったら、今の人口は維持できなかったはずです。反対に油分はオリーブ油や酪農によってバターが比較的、簡単に得られたことから食文化の違いがでてきました。もちろん宗教の違いによる禁食も大きく作用したことでしょう。日本は今や飽食の国、どんな料理も世界中から呼び寄せ食べています。まあ、自給率の低さを代償に、好きな食事をしながら、平和な日本を実感しています。
Click:稲穂の変化はこのところつとに進みました。田圃は遠目でも色合いが浅黄色から黄色に変ってきています。それに早いところでは刈り入れが始まりました。処暑、もう秋になったようです。豊穣の国、日本の米作こそが国力の基幹ではないでしょうか?

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2009年08月22日

裏方の準備はもう

ab97eba2.jpg今、千葉県をテーマにカレンダーの絵を描いています。来年のテーマとしては外房州、九十九里から館山までの海岸線を行ったり来たり、7枚の絵にまとめました。そのなかの一枚は伊勢えび漁、たまたま網を綯っていた赤銅色の漁師さんをみて決めました。そしてどんな道具を使って仕事をしているか、カメラに撮っておきました。網を水中に立てて捕獲するため、浮きと重りが必要だし、網を張ると危険防止のため赤旗を水面に浮かせなければなりません。といった道具が舟溜りに沢山置かれています。こんな漁港の姿が房総の本来の魅力といえます。
Click:朝は気持ちの良い風が吹き込んできました。それに湿度は低く絵を描くには良い環境になりました。もう、仕上げにかからなければ!

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2009年08月21日

またまた海の幸

f83e6efe.jpg海が落ち着くとやはりありがたい、今度は伊勢えびをいただきました。海女さんたちは各漁協単位で仕事をしています。先日とは違う漁協なので、いただいた物も違うのかな?生きた伊勢えびだったのでお刺身という食べ方もあるのですが、私は味噌汁が大好き、昨夜は油揚げとネギと一緒にして賞味しました。ダシがよくでて美味しいですね。南房総の風土は食生活を豊かにします。
Click:30日は衆議院の投票日なのですが、私は奈良近鉄百貨店でトークショー「わが心の村、フェレイローラでの暮らし」をしていることに気がつき、昨日は不在者投票をしに館山市役所にいってきました。国民の権利としての一票を無駄にはしたくないからでした。

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2009年08月20日

海の幸をいただく

84d5dd6e.jpgようやく海が落ち着いてきて海女さんが仕事できるようになりました。おかげさまでサザエのお裾分けをいただきました、感謝です。それにしても海女さんは簡単に海に潜ってアワビを獲り、ウハウハお稼ぎなされていると思っていましたが、現実は大変なことを知りました。先輩の海女さんが海が荒れていると判断し、赤旗を掲げれば誰も仕事につくことはできません。そんななかでいただいた貴重なサザエを昨夜はふたつはお隣に差し上げ、あとは茹でて食べました。南房総ならではの楽しみでした。
Click:今日はこれから館山ジャスコに向かい100点以上の作品の撤収をいたします。これが大変な作業なのですが、デザイン会社コアのスタッフや元CDショップ「STEP]の片桐さんが手伝ってくださいます。さて、出発!

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