2010年10月

2010年10月31日

シシリア小さな旅ー2

dd5048f5.jpgパンテリジェーラ島から一日でシシリアに着きます。地中海は思いのほか小さい。カルタゴのハンニバルが象を引き連れてスペイン経由でアルプス越えができたのも頷けるし、ベネチアの商人たちが船でコンスタンチノーブルやエジプトのアレキサンドリアに出かけたのも納得できます。ただ、冬のアルプス下ろしは冷たく厳しかっただろうし、夏のサハラ砂漠からの熱波は凄まじい。どちらにしろ帆にそれぞれの風を受けて地中海を跋扈していたのです。冬は思いのほか荒れるのでヨットでの航海は避けられています。5月からの出航は意味があったのです。シシリアはアラビックなマグレブやトルコからの影響、ローマからの影響と大きくふたつのルーツがあり、カルロス5世を通してスペインからの食文化が顔を覗かせる。トマトがその証しです。といった複合文化が豊かな食生活を培っています、一度は訪れたいですね。写真はギリシャとの交易が深かったシラクサの港。
Click:今日は午後からZENさんの家で飲み会がありました。いつものように長岡畳店の長田さん、鈴木正一市議会議員、予備校の先生をされている伊坂さん、劇団四季にいた遠藤さんご夫婦と娘さんヨモギちゃん、など多くの方々と地元の小麦を使ったウドンを賞味しながら房総の未来図についてお話しました。


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2010年10月30日

シシリア小さな旅ー1

6456c09c.jpgお医者さんの藤永ご夫妻のヨットでチュニジアのモナスティア港からシシリアに出航したのは4年前の5月でした。まずは途中でパンテリジェーラ島の港で二泊、街からはずれたところになんとミシェランひとつ星のレストランがありました。私服のギャルソンの着こなしがかっこよかったですね。この島では香りのよいデザートワインが有名、名産はどこでも大事な売りのようです。
ヨットには最初スタッフがふたり、5人がゆったりと生活ができました。冷暖房完備、シャワーもついて快適な船旅を味わうことができました。問題は船酔い、薬を飲むと眠気に襲われ、30分も経たないうちに眠りについていました。しかし慣れるものですね、3日でお腹がすき、揺れるヨットのなかでチキンラーメンを食べていました。
Click:今回の個展で売り出す絵のなかに版画を作りたい作品があり、コアデザインの川名さんにお頼みし、ポジ撮りの手配をお願いしました。5日には額屋さん、ワーカーズの鎌田さんが来訪、30点ほど額装をお願いします。額の交換もあるので何点お渡しすることになるのか、物入りになります。

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2010年10月29日

大根が元気に生育

3a1104b8.jpg本来、大根の蒔く時期は9月なのですが、ご存知のように雨が降らず実行できませんでした。10月中旬にようやく雨の日が続き蒔くことができ今は大きく育っています。実は大根は初めての試み、どうなりますか。でも、私にとって立派な大根を期待はしていません、どちらかというと青菜として味わいたいのです。大根葉は意外と美味しいですからね。他に赤カブやら辛味大根、シュンギク、ニンジンも順調に育っています。ツルアオナが食べられなくなったら、ようやく冬野菜が変わりをはたしてくれそうです。
Click:さて、明日からは気分を変えて「シシリアの小さな旅」をお知らせします。もう、四年前になりますがお医者さんの藤永さんご夫妻のご厚意でチュニジアからシシリア島を中心に、豪華な2本マストのヨットで船旅をしました。乞うご期待を!

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2010年10月28日

霜が降りるまでの青菜

f9560e48.jpgようやくキャベツは安くなってきましたが、青菜はまだまだ高い。ネギは3本198円だし、白菜は四分の一で98円、こんなとき畑に青菜があるととても助かります。牛糞をたっぴり与えたおかげでアオツルナはこの時期になっても旺盛な生命力を発揮している。ちょっととろみのある柔らかさは健康食ともいわれている。火の通りもよいし料理しやすい、炒めてよし、鍋によしと重宝している、でも、霜が降りるとそれまで、萎びてしまいもう食べることはできない、あと何日青さが続くだろうか。
Click:先日、籾殻を運んでくださったZENさんと長田さんにお手製アンチョビをお届けしたら、わざわざお手製の梅干をお持ちしてくださいました。そこで私の作った梅干をおふたりに差し上げました。こんなやりとりは最高に楽しい喜びでもあります。

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2010年10月27日

ベニアズマを収穫

f99233b7.jpg懸案だったサツマイモ掘りを今日おこないました。もう、蔓は取り去ってはいましたが、収穫はまだでした。天気が悪くなるということで今日しか芋ほりはできないと、個展も近くなり心ここにあらずなのでしたが、スコップで掘り起こしました。どうもここの土壌が粘土質で芋の生育に向いているらしく、しっかりと収穫できました。ベニアズマの紫色はそれにしても綺麗ですね。
Click:大好きなフリージャの芽が顔をだしました。今年はあれこれ花の種を植えたりしていますがどうなるのでしょうかね、ちょっと楽しみです。何年かかけて可愛い畑に作ってゆくつもりです。

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2010年10月26日

ツルクビかぼちゃについて

2a4bf4ee.jpg今年初めて、善さん経由で畑の大師匠早川さんが育てた立派なツルクビ<鶴首>かぼちゃを頂き、試食もさせていただきました。変わった形といいみなれないカボチャと認識していましたが、普通私たちが食べているものは西洋カボチャ、このツルクビかぼちゃは日本に昔からあった和カボチャなのだそうです。甘さ控えめ、私は薄く切って塩・胡椒しオリーブ油で軽くソティして食べましたが美味しかったですよ、とても上品な味でした。早川さんは南面の傾斜地を使って大量に栽培しています、そして皆さんに振舞っているのが嬉しい。
Click:今日は晴れたとはいえ蒸し暑かったですね。でも、こんな気候が発芽にむいているのです。週末には気温が下がりまた雨が降るらしい、でも、こんな嫌な天気もダイコンの生育にはむいているのです。秋の気候は微妙に葉物にも良く、それぞれがどう生育するか興味のあるところです。

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2010年10月25日

富有柿が生りました。

5657d04b.jpg畑には四半世紀は経った柿の木が何本も生えているのですが、手当てをなにもしてないので、雑草にまみれて枯れる寸前でした。2年前から畑へと改善し、土を耕し、鶏糞を撒き続けたおかげで、なんと今年は富有柿が少しですが結実しました。自然はヒトの手が入ることにより、豊かさを増すようです。富有柿をひとつ食べてみましたが、カリッとしていて甘く野生の力強さを感じました、買った柿とはかなり違うようです。
Click:今日は午前中に空豆を蒔きました。インターネットや本で蒔きかたを確認し、オハグロを下にし、浅く、途中で土を寄せられるように低めに蒔きました。それも根粒バクテリアが作用するのですが、苦土石灰とある程度の牛糞を鋤き込み、根が酸素を充分取り込めるように柔らかくし、準備をしていました、空豆に合った土作りがあるようです。

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2010年10月24日

善さんがきて長田さんが加わる

e94df548.jpg夕方善さんが珍しいツルクビカボチャを持ってきてくださいました。以前、種がほしいとお話したところ忘れずにお持ちくださったのです。このカボチャは畑の大師匠早川さんが育てているもので、「会いたいなぁ」といったら、「じゃあ今から行こう」ということになり、そこに安房神社の鳥居の前で畳屋「長岡」を営んでいる長田さんから連絡あり、「一緒に行こう」ということになりました。そこでまたひとつ、途中精米所「小野ライスセンター」で籾殻がいただけることを聞き、長田さんの軽トラに20袋積んで帰ってきました。一瞬の出会いから懸案だった牛糞を籾殻で覆う難しい問題が解決してしまいました。出会いは不思議ですね、神様のおぼしめとありがたくこの機会を享受します。皆さん本当にありがとうございます。
Click:今日「コメリ」で空豆の種3種類5袋を買ってきました。明日にでも植えようと考えています。連作を嫌うようなので新しく開墾したところに種を蒔く予定です。「お多福空豆」「一寸空豆」「早生空豆」がどのように違うのか結果は5月下旬にわかります。

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2010年10月23日

沢蟹をみつけました

0bc3caa0.jpg昨夜からの雨に濡れている畑をみていたら、なんと沢蟹に遭遇しました。農薬を使わないこともあって虫の仲間が多いのはわかっていましたが、まさか沢蟹までが棲息しているとはおもってもいませんでした。これも農薬を使っていないからなのかわかりませんが、おどろきではありました。写真では判りにくいのですが、クリックしていただくと大きくなり見つけることができると思います。これって嬉しいことですよね。自然の法則に沿った畑仕事をしているからこそみつけることができた沢蟹ではないかと信じています。
Click:今日はようやく宛名書きが済んだ案内状を郵便局から投函しました。いつもお世話になっている神戸支局だけあって、郵便番号のない案内状は調べて書き入れてくださり、更にすべて記念切手を貼り付けてくださいました。本当に感謝しています。すべて個展の運びは多くの方々の手助けがあってこそ成り立つと認識しました。

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2010年10月22日

秋色みぃつけた!

f501db5c.jpgもう晩秋、畑も山も夏と冬の入れ替わり、自然はしっかり冬支度をしています。ご心配をおかけした風邪もどうにか立ち直りかけています。今の時期寝込んではいられませんからね、といいながら今日は10時近くに目が覚めました、体は自分が自覚している以上に正直ですね。篠つく雨のなか、やはり雨合羽を着て畑にくりだしてしまいました。さすがに鍬は持ちませんでしたがデジカメを片手に散歩、こんなときはいつも以上に自然の気配を感じましたね。実生の柿の木の落葉が雨に濡れてとても綺麗でした。これって感傷的というのでしょうかね。
Click:本屋さんの丸善が企業カレンダーに私の絵を選んでくれたのは良いのですが、やたら注文が多く、コアデザインの川名社長にご迷惑をおかけしています。すべてデータやポジを管理して頂いているからです、感謝ですね。千葉総研さんのカレンダーは月末にできるとのこと、楽しみです。内房をテーマにまとめたのですが、それなりに満足しているからです。

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