2011年02月

2011年02月28日

雨に煙る畑

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このところ晴れたり雨が降ったり、暖かくはなってきているし、まあ風が吹き荒れるのはいただけませんが、おおむね畑にとって喜ばしい日が続きます。春は植物たちが一斉に成長し始めます。冬の間は耐えるように寒さを凌いでいるのですが、今は毎日その姿を変化させています。なんだか植物を通して時間の流れが見える不思議な時期、それが春の今なのかもしれません。
この写真にみえる畑のすべては980円で買った小振りな鍬と剣スコで耕したのでした。耕運機があるにもかかわらずひたすら原始的な農耕作業をしています。
私の大好きな中国の思想化、荘子の水道の話に触発されているのかもしれません。井戸から水を汲むとき跳ね釣瓶が主流になっているのに水面まで螺旋状の道で降りてゆき、水を桶みあげる男の話です。なにごともこの世のなか効率で推し量れない真実があるように思えるからです。雨のなか傘をさしながら見回る畑には愛おしさが満ち溢れています。
Click:2月は短いですね、もう最後の日になっていました。今月中に約束したあれこれが詰まってしまい困っています。自業自得なのですがまずは新宿伊勢丹での催事で出品する作品の写真のいくつかを撮影し、画商さんに添付資料で送信することから始めます。それにまだ仕上がらない高校卒業50周年記念の小冊子の表紙絵を描き続けねば。雨が降ったので畑仕事はできず、かえって良かったのかもしれません。

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2011年02月27日

コンニャク畑は黄色信号

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コンニャクを育てようとインターナットで調べたり本を読んだりしているとなかなか難しそう。でもこのあたりの農家の方に聞くと、「梅の根元でも植えておけば育つよ」といとも簡単にお話します。私はといえば本物の苗さえみたことがないのでちょっと心配、それだけ楽しみではあるのですが…。コンニャク畑のために開拓中の場所は山側から近いので浸透水が沸きやすい、でも風はこなそうなのでこの条件を優先して開拓しています。植生にあった場所を選ぶのも大事なことのようなのですが、難しいですね、黄色信号というところでしょうか。
Click:なんだか皆さん杉花粉のアレルギーがひどいようで、私も辛い日々を過ごしています。眼がごろごろ、痛いし、困ったものです。この時期はスペインにいたのですっかり忘れていました。アレルギーは治らないのでしょうか?

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2011年02月26日

シイタケの性格はラテン系?

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シイタケの栽培を始めてからもう10年以上が経ちます。春・秋の時期ほとんどスペイン暮らしということでたっぷりと食べることはあまりありませんでしたが、去年から今年、贅沢に料理に使っています。シイタケはどのように育つのか興味のあるところなのですが、これがきまぐれ、気候が激しく変わったり、雨が降ったり風が吹いたり、今回はホダギの移動をしたのですがかなり手荒に扱ったのがよかったのか大量に発生しました。なんだかサンバの乗りというかフラメンコダンサーのようにその表情と性格はまさにラテン系です。でも、料理としてはバター・醤油で炒めパスタにからめて食べるのがよろしいようで無国籍、なんだか私自身と重ね合わせて考えてしまいます。
Click:ひと畝をゴボウの栽培のため80センチ掘り起こしたのですが、やはり重労働、手がふるえて絵を描くこともできませんでした。5月の新宿伊勢丹での催事ではスペイン料理のレシピーを絵入りで5種類作ってくれないかと頼まれました。コピーして皆様に差し上げるとのことです。来年の丸の内丸善さんの催事では出版を考えてくれとのこと、そういえばある出版社が以前から提案されていたのでこれも真剣に考えなければならなくなりました、畑仕事はどうなるのかな?

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2011年02月25日

ゴボウを植えるかな?

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5月から3ヶ月もフェレイローラ村に滞在するとなると、夏野菜の栽培は絶望的です。となるとかなり生育のしっかりした野菜でないと育ちません。たとえばジャガイモやサツマイモはまず選ばれますが他になにがと考えてゴボウを植えることにしました。ただ、80センチほど掘らねばならず、これが大変です、でもねやってみます。ゴボウの大きな葉はみていても爽やかで、もし育てば楽しいですよね。バーク堆肥をたっぷり入れて羽根布団のイメージで土作りをします。
Click:昨夜市会議員の鈴木正一さんが奥様と一緒にこられました、やはり選挙は心配のようです。3月6日が事務所開き、金丸市長も応援にいらっしゃるとか、移住組のお助けマンとしてひと働きしてもらうべくがんばってもらいたいと思います。

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2011年02月24日

時限爆弾はいつ?

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去年に引き続き20数年ぶりに日本の春を体験していますが、思い出しました私は杉花粉症だったのでした。去年はあまりアレルギーも起こさず、もしかしたら直ったのかとさえ思っていましたが、あにはからんや、しっかりと今年は眼が痛痒く鼻がつまり、くしゃみがでるようになりました。しっかりと症状がでてきたのです。実は敷地内には樹齢80年ほどの杉の木が20本はあります。景観としては素晴らしいし、大きな木はみているだけで心休まる気分になります。しかし写真をみていただくと分かるように花芽がびっしりと付いています、ああ恐ろしい。まだ開花はしていませんがこれだけ眼が痒いのですからどれかは咲き出しているのでしょう、困ったものです。日本での滞在が長くなり問題といえば杉花粉、そして梅雨時の湿気ですね。良いことは、季節感と食材の豊富さ、なによりもご飯が美味しいことです。
Click:昨日、丸の内丸善での個展のお話が舞い込んできました。まだ、どうなるかはわかりませんが、あの一等地と50坪と会場の広さ、嬉しい限りです。本の出版も合わせて考えねばもったいないですよね、さてどうなるでしょうか?

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2011年02月23日

リバゥンドの日

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春うららな昼、5百メートルほど奥に入ったお隣さん、中尾さんのお宅でヨモギ餅を食べよう会が催されました。集まったのは皆さん移住組の方々、でももち米を蒸かし作ってくださったのは地元の早川おばさん、農業の先生でした。ヨモギの香りとともにつぶ餡をまぶし、黄粉にまぶし、大根おろしにからめと食べてゆくとどうにも止まらなくなるから困ります、というか皆さんが心配するほど最後まで食べ続けてしまいました、これでリバゥンドは確実ですよね。このところ炭水化物をできるだけ控えていたのですが、突き立てのお餅の美味しさに食欲が爆発してしまいました。これで元の木阿弥です。でも、春の香り、ヨモギ餅は本当に美味しかったですよ、一日ぐらいの満腹は大丈夫でしょう?、これがリバゥンドの実態であり太るということなのでしょう、反省。
Click:フェレイローラ村でも外国人たちが毎週のようにホームパーティを楽しんでいます。地元の方々とお話をするところはバルこと居酒屋です。とくに歩いて15分ほどのところにあるアルゼンチン人のカルロスのバルはほぼ隔週ごとにミニコンサートがあり、ほとんどが外国人のアーティストの演奏ですが村の多くの若者たちが和気藹々と楽しんでいます。そんなところが南房総にもあるとよいのですが…。

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2011年02月22日

アーモンドの苗が5本

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フェレイローラ村の果樹園には10本以上のアーモンドの木が植わっています。何本かは根元からの接木なのですが、他は枝で行うので成長とともにどれがどれだか分からなくなり、とてつもなく苦い実を食べてしまうことがあります。アーモンドは乾燥した土地に合っており、桃やアプリコットなどバラ科の台木にさえなっています。南スペインの丘陵地帯はオリーブの木、山岳地帯など条件の悪いところはアーモンド、灌漑設備のあるところはオレンジと大体相場は決まっています。アーモンドの開花時期、2月になると全山薄桃色になり地中海沿岸では初春の季語といってよいでしょう。館山の畑にもアーモンドの花が咲いたら綺麗でしょうね。
Click:日本での滞在が多くなり畑仕事を始めていますが、最初は野菜、次に花、そして果樹を植え続けています。山を含めれば千坪ほどの南西に面した傾斜地は遊び心をくすぐる楽園になっています、毎日が面白いのひとことです。写真は新たに加わる4本のアーモンドや梅の苗木です、1本花梨が含まれています。

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2011年02月21日

チニュジアの未来は?

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農業国ということは極端な都市化が進まず、昔ながらの佇まいが今に至って見受けられます。白く石灰が塗られた陸屋根の家並みと群青色の装飾、モスクからの祈りの声<拡声器を使っていますが>、サハラ砂漠の景観、フェニキアやローマ時代の遺跡、まあ旅行者にとっては異国情緒を充分に満足させる国ではあります。そこで地中海に面した地域はヨーロッパの観光客、特にイタリア人が多く訪れ、新築の別荘を買う人々も増えています。もう建設ラッシュといってよい状況のなか、今回の革命が起こったのです。やはり格差社会の激しさはほんの2週間の滞在でしたが感じ得ました。それにしても、そのときはこんな騒動が起きるとは考えられませんでした。それだけ鬱屈した大衆のエネルギーが溜まっていたのでしょう、でも、この国がより良い生活を望むなら観光とヨーロッパの人々を受け入れなければならないでしょう、そうなってほしいものです。1975年、ポルトガルの無血革命の翌年訪れたことがありました。ぶかぶかの戦闘服を着た少年がマシンガンを持って街道を警邏していました。今、経済破綻がささやかれていますが、国民は幾多の危機を乗り越えてきたのです、かならずや安寧な生活を取り戻すでしょう。チニュジアも同じことがいえるにちがいありません、さてさて日本の未来はどうなるのでしょうね?
Click:昨夜鈴木正一市会議員が訪れてきました。館山市の未来についてお茶を飲みながらしばし語りあいました、真面目な市議もまだいますね。彼は畑仕事もされているのですが、コンニャクの苗を手に入れるようお頼みしました。栽培はかなり難しそうなのですが10個ほど育ててみます、平和ですよね。

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2011年02月20日

チニュジアで思ったこと

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米国がイラクに侵攻した直後、スペイン人のツアーでチニュジアの旅をしました。今回の騒動でも中心的役割を果たしたモナスティアの港からヨットでの航海が始まったからです。賑やかなスペイン人のグループ<何人かイギリス人もいましたが>はどこにいっても地元の人々と和気藹々で歓待を受けていました。そこで思わぬ経験をしました。突然ひとりの男がバスに乗り込み、たどたどしいスペイン語で米国の横暴を非難しだしたのです。運転手もガイドも黙認し話しを続けさせました。当時スペインも国連軍の一員として参画していたのでその言葉には重みがありました。その男は話が終わると静かにバスを降りてゆきました。同じようなことをスペインのバスク地方でも経験しました。バスク州政府の観光局のプロモーションで男のグルメクラブに接待されたとき、やはり若い男がスペイン政府の横暴を説き、バスク解放を訴えだしました。ひとくぎりつくと案内人が制止し去ってゆきました。どちらも民衆の主張は仲間たちに守られ遂行されるのです。国のまえに個人があり郷土があるという考え方です。スペイン軍の宿舎の入り口には常に「すべてはわが郷土<PATRIA>のために」と書かれています、国<PAIS>ではありません。リパブリックの思想がアラブ諸国を含めて西欧には根付いているようです。
Click:写真は街道での水売り、バスが止まるのだから面白い。道の駅とかバスの休憩所とは発想がちがいます。チニュジアは農業国、石油はでません、椰子とヘンナの畑がどこまでも続きました。オリーブ油の生産は世界第5位だったかな?ワインも良いものが作られています。

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2011年02月19日

春風一過、蛙の大合唱

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今朝は冷え込んでいますが一昨日は暖かい風、春一番に誘われて蛙が大合唱していました。空には烏や隼<?>が飛び交い蛙を狙っていました。そのときは静かになり、また安全とみると大合唱、自然の営みには厳しさを感じますね。このところの雨続きで田圃の水が溜まりそこに蛙たちが卵を産んでいたのです。ほんの一瞬の暖かさ、そして水溜まりができたことにより、ちょっと早いのですが子孫を残すために産卵をしていたのです。人間界は少子化が問題になっていますが、自然界は環境破壊により生育地域が縮小され同じような種の存在の危機に見舞われているといってもよいのかもしれません。このあたりに沢山いた赤い蟹たちはすべて姿を消してしまいました。蛙の合唱は自然界から私たちへの警告、生命の尊さを伝えているのかもしれません。
Click:このところゴム製の長靴が半年しかもたなくなっています。たぶんスコップで天地返しをするときに足をかけて踏み込むのですが、そのとき傷をつけているのかもしれません。穴というか傷から水が浸み込み靴下が濡れてしまうのです。去年まで一度として新しい長靴を買ったことがないのに、それから3足目になっています。立派な農夫に条件だけはなってきたようです。

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