2011年03月
2011年03月31日
理髪店は大繁盛

昨日久し振りにカット専門¥1,050円が看板の激安ユニセックス理髪店にいってきました。2時半にいったのですが、散髪したのは5時、2時間半も待っていました。といってもその間にコアデザインさんにいってひと仕事したり退屈しながら待つということはなかったのですが、その混みようは尋常ではありませんでした。まあ、いまどきこんな繁盛店はあまりみかけません。若いお兄さんと床屋談義をしてきました。「いやあ、地震の直後はお客さんは来ませんでしたよ、でも卒業式のために皆さんこられたようですよ」、「じゃあ、入学式や新入社員の方たちがこれからまた来るじゃない?」、「そうならよいのですが…」、とまあ忙しいとお話もはずみます。ついでに白さが更に進み、弱弱しくなった髪の手入れについても質問もしてみました。「今は皆さん普通に髪の手入れをしていますよ、<リーアップ>なんて使われると効果ありますよ」、ということで帰りにマツキヨに寄ってみましたが、高いのなんの5千円以上します。そこで安めのバイタルチャージという商品を買いました。効能書きには「根元から太く長く育てる薄毛・抜け毛を予防」とあります。そんな歳になったのですよね。
Click:白い木蓮に続き紫色も咲き始めました。この木蓮、雑草に埋まり主幹が朽ちて花を咲かせなかったのですが、一昨年、周りの草を刈り、枯れた部分を取り去り、たっぷり発酵牛糞を与え様子をみていたら今年はこんなに綺麗に咲きました。お隣の森さんと「これはコブシではないですか?」などと話していたのですが、立派な紫色の木蓮だったことを誇りをもって証明したのでした。
2011年03月30日
開店休業状態のホテル・旅館

被災地のことを思えば言いづらいのですが、日本の観光産業は壊滅的危機に瀕しています。それに外国人観光客もキャンセルが続いているし、本当に困った状態です。南房総では宿泊数が600ほどある大きな富浦ロイアルホテルは閉館しています。なんとか、静かにお客様がいらっしゃればいいかな、と考えています。それでなくても円高、デフレスパイラルが改善されない日本経済の危機的状況のなか起きた東日本大震災、よっぽど国の舵取りを上手く図らないと、それこそIMFの管理化になることになりかねません。先日上京したとき丸の内丸善に寄り、本をみて歩いたのですが、「国債の暴落、日本の経済破綻、日本を救う手立て」といった今にも日本沈没が起きかねないタイトルをつけた本や経済雑誌が沢山並んでいました。もう、冷静さを欠いた世相といってよさそうです。まあ、皆さん、こんなときこそリラックス、南房総にこられて美味しいイチゴを食べ、花を愛で、ゆっくり海でも眺めながら安寧な時を感じてください、お願いします。
Click:我が家でも次々にお花が咲いています。芝桜が満開です、綺麗な色をしていますね、心が癒されます、秋、種を蒔いていたからこそこの時期、楽しめます。復興も同じ、今皆で少しの努力をすると、未来が開けること疑い無し。
2011年03月29日
丸の内の居酒屋は閑古鳥


高校の卒業50周年記念誌の編集委員が丸の内で仕事をしている小田木弁護士の事務所で会合を持つと聞き、急遽、表紙絵のデータを届けるべく参加しました。さすが元優等生たち、作業は淡々と進めていました。会合の後、何人かが地下街にある居酒屋で談笑したのですが、お客さんは一組だけ、「すみません、豆腐が手にはいらないので鍋はできません」とまだまだ商品の流通が滞っていることを知りました。それに、元富士製鉄が建てた頑強なビルも壁はひびだらけ、応急処置はしているものの、改めて地震の怖さをしりました。さて、皆さんのお話のなかで都心でもっとも電気を使っている企業が東大だと知って驚きました。その容量は70万世帯分の電気、デズニーランドの何倍もの規模だそうです。電気は経済、文化のバロメーターだと改めて知らされました。
Click:伊香保で旅館「松本楼」を経営している同窓生を支援しようと、発刊記念の集まりとして一泊旅行を計画しました。この時期、不謹慎かな、との意見もありましたが、それより支援が大事ということになりました。観光やサービス産業のの落ち込みは日本経済がボディブロウを打たれたように厳しい落ち込みをもたらせます。まずは私たちは復興支援とともに消費経済を活性化させねばなりませんね、明るい生活活動と共に、日本の元気を早く取り戻したいと思います。
2011年03月28日
大先輩に会う

昨日、石垣島からやってきたキョウコさんの91歳のお父さんが個展をしているというので、三芳の奥まったところにあるギャラリーSFKを訪ねてきました。
絵はすべて可愛いエンゼルをモチーフ、技術的には白い絵の具でファウンデーションをしっかり作り薄描きで透明感のある、パステル調の色彩で仕上げていました。シャガールを思わせるファンタジックな、91歳のお方の仕事とは思えない作品の数々でした。訪ねたときはまだ、ご本人はいらっしゃらなくてなんとエリさんという女性が震災チャリティ・コンサートを開いていました。ご自分が作られた曲を弾き語り、なんとも贅沢な時間を過ごさせていただきました。待つことしばし、ようやくキョウコさんがお連れした北田正武さんは杖をついてはいますが、とても元気でした。なんとお話を聞いているうちに昭和13年卒業、高校の大先輩であることがわかり、驚いてしまいました。なんだか北田様にお会いしたのは神様からの啓示、「まだまだおまえは洟垂れ小僧、しっかりと絵描き続けなさい」といわれているような気がしました。不思議な出会いを体験しました。
Click:一昨日生姜を植えたのですが、どうも時期を間違ったようです、一ヶ月ほど早かったようでした。発芽には地温が足らず、腐ってしまうらしいのです。そういえば去年も失敗し発芽しなかったのは、植える時期を間違っていたようなのです、根菜類も意外と難しいようでね。
2011年03月27日
ボランティア精神について

日本はボタンティアの方々の活躍が頼もしいですね、とても勇気付けられます。日本人の結束力の強さが遺憾なく発揮されています。さて、ヨーロッパではどうでしょうか、昔、ポルトガルをキャンプ生活をしながら旅を始めた一日目、テントの張り方がわからず考えていたところドイツ人の一団数名がやってきて、あっというまに組み立ててくださいました、その団結力と幇助の精神に感謝したことがあります。でも、ボランティアというと古くはローマ時代、執政官はボランティアだったし、その精神は今にいたってもヨーロッパには脈々と続いています。フェレイローラ村の行政区ラタアの村長さんや村会議員はボランティアです、勿論村役場で働く数名は有償ですが、頼もしい限りです。グラナダの信用組合は市内には大きな劇場を持ち、いくつものイベントホールを県内に持ち、メセナをはたしています。ヨーロッパでは、行政とか企業にもボランティア精神が強いようにみえます。この災害時、日本の政府や企業の行動をみていると江戸時代のお役人様と豪商をみているような気がしてなりません。まさか映画のように小判が袖の下に渡っているとは思いませんが、もう少しプライドを持ち、市民にパンとサーカスとまではいいませんが、安寧を約束してください、ですよね。
Click:大根に花が咲きました。少し青味がかかり、清楚で気品まであり、素晴らしい花です。まあ、大根にはスが入り食べ時をはずしてしまいますが、充分楽しんでいます。三陸で働くボランティアの方々を象徴するような花といえそうです。
2011年03月26日
来る者、去る者、帰って来る者あり

原発事故の影響で人々は少し右往左往し過ぎているようです。確かに多くの大使館が西に移り行くのが目に付きます。しかし国を離れられない日本人が慌てているのは、どうですかね?この問題は今日明日で解決はできません、何年もかかります。ここ南房総に住む方のなかにも疎開する方々が現れています。反対に福島原発の近くに住んでいた方がこちらにあるリゾートマンションにやって来てもいます。また、商売を閉めて西に疎開した方々が友人に諭され再び帰って来てもいます。まあ、どこに住むか個人の自由ですが、このような社会情勢は多くの人々に不安をもたらせます。放射能汚染の問題はかなり長期になるはずですから、そこで提案、「任運自在」、古い言葉ですがケセラセラでいきましょう。おたおたせず、気軽に普段の生活を続けましょう!これがいいたい、心配してストレスを得るよりリラックスして生きてゆくことが大事なようです、いかがでしょうか?
Click:昨日、日当たりの良いところに植えてしまったミョウガの苗を半日陰の場所に移し変えました。そしてそこには陽射しが好きなウコンを植えました。それとアスパラガスも新たに買ってきた苗、それに以前からあった根を掘り起こしそれぞれも更に陽射しの良い場所に植えました。作業は大変でしたが夜、恵みの雨が降りました、嬉しいですね、まったく幸いなる生活です。スミレの花が今が盛りと咲き誇っています、綺麗な紫色ですね。
2011年03月25日
茨城の農家を思う。

今、多くの地域で水道の放射能汚染が起きています、それに館山でも大気の放射能の数値が普段の何倍かになっている、となればなんだか精神的に重圧感が日常生活にのしかかります。私はといえば、今まで充分生きながらえてきたので、かなり達観し、「まっ、いいか!」とあきらめ半分普通に生活しています。ただ、茨城産の農作物や乳牛に一部問題になったということですべての農作物が売れないと聞くと人事ではありません。ほとんどママゴト遊びのにわか農家気取りの私でも丹精込めて作った野菜を「この場で捨てなさい」などといわれたら、どうしてよいかわかりません。それがお仕事となればなおさら辛い思いがあります。なんとも悲しい世の中です。
Click:写真は九条太ネギと春菊が写っています。ネギの栽培は大変難しく、ようやくここまで成長したのです。昨日アスパラガスの苗を植えがてら、いままで育てたものも移植しました。やはり太陽一杯のところが好きだからです。ところがミョウガは半日陰が良いとのこと、これは植える場所を間違ってしまったようです。もし、問題ならば来年植え変えます、まだまだ館山は平穏です。
2011年03月24日
白い木蓮が花盛り

我が家には白木蓮の大木が二本あります。まだ二十代のとき、親父に薦められて買った土地にまず木を植えました。以前にも紹介した内容ですが、改めて実感しているのでお話させていただきます。杉が植林され茅に覆われた荒地でしたが、休みになると東京からやってきて伐採し、開墾し、栗や木蓮、それに泰山木などを植えました。考えてみたらそのころから開墾をしていたのですね。その後スペインに渡り帰ってこなかったり二十年ほどほとんど手をつけずにいましたが、強いですね、しっかりと育ち大木になって今年も花を咲かせたのです。木を植えることの楽しさ、というより生き物の尊さを知る貴重な体験になっています。荘子の逸話のなかに雑木がゆえにだれにも見向きもされず、時間が経ち大木になったら神木となり皆にあがめられるようになった話があります。まあ、数十年では神木になりませんが、それでも木蓮は大木となり多くの凛とした白い花を沢山咲かせています。今の世の中、少し荒んでいますが、こんな花々は私たちの心を和ませてくれているのです。
Click:朝一番、畑に向かって様子をみようとおもっていたのですが、気がつけば鍬を握っていました。昨日買った種を蒔くべく耕し、肥料を混ぜて準備し終わってみればお昼になってしまいました。心の安寧を頂いた作業でした。
2011年03月23日
桜が咲き始めましたよ

なんとも重い空気が流れる日々が続きますが、いつも最初に咲き始める小振りな山桜が満開になりました。これから次々に桜が咲くことでしょう。安房官幣大社の参道に並ぶ八重桜はまだ時間がかかりそうですが、かならず私たちの心を癒すべく綺麗な満開の演出をしてくれます。自然の偉大さを改めて実感する開花でした。
昨日、街中にでたとき、またまた花の種やレタス・サラダミックスや大葉にら、ベビーリーフにミョウガの根まで買ってきてしまいました。やはり地震によるストレスが原因のようです。
Click:インターネットショップ「イシイタカシの情景画美術館」では4月よりまずは3ヶ月間、定価の20%を東日本震災への寄付をするよう手配しました。もちろん、新宿伊勢丹での催事でも売り上げの一部を寄付します。少しずつですが動き出さねば…、また南房総の情報冊子「クリップ」に観光地の現状と今、被災者になにができるのか寄稿させていただきました。お読みできる方々は、また感想など聞けましたらありがたいですね。
2011年03月22日
情報量とスピード感を生かせないのか?

皆さん、この広告をどう思いますか?私はいい加減見ることに疲れてきました、というより言葉が悪いかもしれませんが「そんなことわかってる、馬鹿にするなよ!」といいたい。もちろん予期できない災害時、CMを続けろなどとはいいません。スポンサーからすれば逆効果になりかねませんからお休みする気持ちはわかります。ではメディアや広告代理店は最善な方法として今のパブリシティを流しているのか、そんなはずはありません、やはり視聴者を考えたらマイナス効果を与えることぐらいわかっているはずです。だったら、もう少し汗をかいて、この時必要な情報をどう流すかです。スポンサーをとるか視聴者をとるか、チキンゲームが続いています。そこで参考になるか、米軍のラジオ番組FENについてお話します。実は車で移動時はほとんど聴いているのですが、災害後の対応をお話します。地震・ツナミが起きたときなにをすべきか箇条書きを読み上げ、道路・交通状況の説明、停電のこと、「ともだち作戦」やオバマ大統領の日本への援助をイメージさせる日本人と一緒に乗り切ろうと何回となく呼びかけています。普段は日本の酔っ払い運転の罰金が高いことや、横田・厚木・横須賀などのイベント情報をレディガガの曲などの合間に流していますが、ピンポイントな情報を効果的に伝えています。スポンサーは国といった違いはあるにせよ、視聴者の必要な情報を的確に流していることに納得しています。AC JAPANのPR活動は本当にこれで良いのか、結果は将来、メディアの信頼感にどうつながるか、怖いものがあります。
Click:じっくり降り続く雨、植物たちは喜んでいるようです。多くの落葉樹は芽吹きの準備、山の色もわずかに赤く萌えてきました、生命力を強く感じる日々なのだが…。