2011年08月

2011年08月31日

夏の赤ワインの飲み方

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赤ワインといえば常温、もっといえば十数度くらいで飲むのが美味しいといわれています。しかし夏の暑い日、やはり冷たいひえひえビールに手が伸びてしまいます。でもスペインには「夏の赤ワイン」、ティントデベラーノという氷たっぷりにサイダーで割った飲み物があります。ちょっとお洒落なお店ではベルモットを少し垂らし入れ、レモンを加えます。簡単なカクテルともいえます。もちろん一杯200円ほどで飲めますが、日本ではそうはいきませんよね、ぜひ簡単にできますので自分で試みてください。
Click:電話の調子が悪く、聞こえなくなったりしたので、新たにFAX付きを買ってきたのですが変わりませんでした。そこで113に連絡したら、すぐに直しにきたらしく完璧に聞こえるようになりました、それにインターネットも調子よくなり一石二鳥、3ヶ月も不在にしていると何が起きるかわかりませんね。まあ、子器が壊れていたので「ま、いっか」なのでした。」

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2011年08月30日

パンのお話

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海外を旅していて興味深いことは、その土地ならではのパンの味があることです。まあ、日本ならご当地ラーメンのイメージかもしれません。でも、パンというか粉食はヨーロッパから中近東を含め小麦文化圏ならではの味わいなのです。もちろんお米もよく食べるし、近年、日本食の流行やマクロビなどの浸透によって更に食べられていますが、それでもパン食は基本ですし、パエージャを食べるときもパンは付いてくるのです。小麦粉も千差万別、焼き方や混ぜる雑穀やナッツにドライフルーツも色々あり、風土性を反映し、それぞれの土地ならではの味わいがあるのです。それにチーズや腸詰め類、なんといってもワインやバター、オリーブ油には無くてはならない主食なのです。日本もかなり質の良いパンが食べられていますが、柔らかいものが主流だし、なにせ値段が高すぎます。やはり日本は稲作の国でありお米を主食にする文化なのですね。
Click:今日も草刈に掃除、洗濯もしなければなりません。絵も描かねばならないし、まだ時差ぼけは続いているし、ちょっと厳しい毎日です。なんとかこの状態から脱出すべく努力しています。

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2011年08月29日

生パスタはやはり旨い!

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今回フェレイローラ村で初めて体験したことは、パスタマシーンを使って生パスタを作ったことです。昔、益子に通って陶器作りをしていましたが、土を練ることが大事で、菊練りはかなり腕を上げていました。生パスタとは基本的に粉100グラムに対して卵一個の割合で練る、もちろん水やオリーブ油を少しは加えるのですが、一般的には難しい作業、これが簡単にできるのは昔とった杵柄といったところ。かえって粉の選択が大変なのですが、パン作り用の半インテグラルな粉をペンション「sierra y mar」のインガーから頂き、まあ「これは旨い!」といえるパスタができたのです。茹で上げ時間は3分、また作りたいのですが、館山にはパスタマシーンが無いのが残念です。
Click:草刈を始めようと思ったら、草刈機が動かない。よくあることなのですが、待っていられないので、新しいのを買いました。日本はこのような商品は安いですね、スペインでは倍はします。汗をかきながら今日も続けて作業をします。

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2011年08月28日

ビールから見えてきたもの。

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お酒の話で恐縮ですが、どうにも日本では高すぎます。庶民にとって食事を美味しくし、日常生活にくつろぎを約束をしているお酒に多大な税金をかけているのは、スペインだったら暴動が置きかねないことなのです。それにお酒を造ることには行政のしばりがきつく、簡単にはできません。まあ、それがゆえにアルコール依存症が少ないことは良いかもしれませんが、だからといって今の状況はおかしい。マドリッドに自家製ビールを売りにしている店があります、やはりナチュラルビールは美味しいですね、いつもお客さんがいっぱいです。ニューヨークでもこんなお店が流行っているらしい。発泡酒だけが変化し続ける日本のビールはなんだか変ですよね。
Click:どうにかひどい時差ボケはなくなりましたが、まだ突然眠くなるのが辛いですね。今日初めて草刈に手をつけます。それにしても雑草の繁りようはモンスーン地帯そのもの、フェレイローラ村だったらロバや羊たちが大喜びするだろうに、もったいない草の山ですね、風土性はヒトの価値観や生活そのものを作っているようです。

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2011年08月27日

蒸し暑い館山の初日は時差ボケ

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着くなりぐっすりと眠り、起きてテレビをみたら、田原総一郎の「朝まで討論会」、おもわずみていたら4時過ぎ、ということで再び眠り起きたら2時を過ぎていました。これを称して時差ぼけなのでしょう。さすがにお腹はすくし、掃除はしなければならないし、草刈ですよね。なんだか館山でもフェレイローラ村でも人生の大半を草刈についやしているようです。まずはブログを書いたら食事にいってきます。
Click:それにしても懐かしい写真がみつかりましたので掲載させていただきます。祭りの最後の日はパエージャ、いただいたひと盛りをプールサイドで食べながら、なんていうバラ色の日もあったのですよね、その落差のある生活が私の生き方のようです。

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2011年08月26日

まずは安房官幣大社に帰国報告

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夕方になってしまいましたが、無事館山に着き、小栗自動車修理工場にゆきおベンツ様と対面、その足で神社に帰国の報告をしました。今回」の旅も色々ありました。モスクワに着くなりスーツケースを紛失、たまたま発見できたり、リスボンでは女性スリ団に襲われ、交渉の結果ようやく財布を返してもらったり、危機一髪を何回か味わいました。しかしどうにか予定通りに絵も描けたし、久しぶりにフェレイローラの村祭りに参加させてもらいました、これ以上なにを望むのでしょうか、神様に感謝、神社でお礼をしてきたのです、まずはひと安心の帰国報告でした。
Click:家に着くなりどこもジャングル状態、家はカビだらけ、でもお参りしたからか、電気はついたし、なんと水も水道からでてきました。井戸水なので水が上がらず水道が使えなくなることがよくあるのです。今湯沸かし器を使ってみましたがどうにかお湯もでてきました、お風呂もはいれそうだぞ。明日からは掃除と草刈から館山生活が始まります、そして7枚のカレンダーのための絵を仕上げます、どこにいっても忙しそうな生活です!

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2011年08月25日

スペイン最後の日、美術館へいきました。

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スペインの人口は日本の3分の1、GNPもかなり低いはず、それに経済危機が叫ばれイメージは悪いかもしれません。その国の首都マドリッドは人口5百万人以下、しかしそこにいくつの美術館があるだろうか、プラド、ティセンそしてレイナソフィアのコレクションと企画力は群れを抜いている。レイナソフィアではたまたま草間弥生展が催されていました。4階建ての美術館は常設展のほかにいくつかの企画展、絵画、彫刻、インスタラシオンとともに様々な映画やビデオまであり、飽きさせません。それに比べて日本の現状はちょっと悲しいものがあります。文化と観光は国力のあらわれだともいえます。もう少し考えたいものですね。
Click:国民の幸福度で計るとブータンが一位なのだそうです。スペインもかなり上位にくるはずです。日本の現状は地震が異常に多く、原発問題はなかなか片付きません、政治は国の方向を決めかねています、いってみれば片肺飛行をしているようなもの、私たちはもう一回立ち止まり、生きることの価値観をみなおしてみてはどうなのか。そんなことをつらつら考えながら日本へこれから発ちます。

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2011年08月24日

マドリッドの朝は涼しくて気持ちが良いですね

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スペインといえばやはりシンボルツリーはオリーブになります。グラナダからマドリーまでの道中360度地平線は円く並んだオリーブの木に埋め尽くされています。私の果樹園の中でも古木といえばオリーブ。沢山の実をつけています。種類もいくつかあり、私の好きなのはマンサニージャ種。大きい実には薄く斑点があり、食べてもおいしい、と言ってもすぐには食べることができず、アク抜きが大変。このまま村に滞在し続けることができるならば、水に2週間ほど浸けててアクを抜く方法は現地でしかできず、今回はできません。心残りですね。さて、明日はモスクワ経由で成田に向います。日本は暑いのかなぁ・・・。
Click:昨夜は飲みに飲みました。樽詰めのシェリー酒とアンチョビが売りの古い居酒屋「Venencia」で、オロロッソを飲み、日本食レストラン「秋」で寿司をまぁ良く食べました。変わったところではバターフィッシュと呼ばれているこってりした握りは美味しかったですね。店を出てからはどこでどう飲んだのか覚えているのは、サンタアナ広場にあるガルシアロルカの像と語り合ってたことです。今はWiFiが使えるバルで初ブログを書いています。世の中変わりましたね。

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2011年08月23日

大パエージャの宴が始まりました。

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420人分のパエージャを作っています。お米42キロ、オリーブ油8ℓ、鶏8キロ、白ワイン4本、水90リットルと書き出したらすごいことになります。村人20人ほどで朝8時ごろから具材の準備、広場にはテーブルが並び、大宴会になりました。その夜は狐の埋葬という変わったお祭りがありました。「スペイン四季暦」に詳細が書かれていますが、村人は黒い喪服で現われ、ハリボテの狐に仕込まれた花火が爆発して祭りのしめになります。といってもまだこれで終らず、ブラスバンドの演奏、夜にはバーベキューでとりあえずのお祭りは終ります。そして私たちはグラナダからバスでマドリッドに向かい、2泊します。アディオス、フェレイローラ、また来る日までなのです、人生の走馬灯が一回りしたようです。
Click:3ヶ月の滞在が長いか短いか、あれこれやらねばならないことが沢山あります。すべてはスーツケースに集約され、友人スコットランド人のジョンの車で出発、さすがに旅支度で疲れました。明日はマドリッドからブログを書かせていただきます。

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2011年08月22日

アーモンドがそろそろ食べられるのかな?

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アンダルシア地方の植生といえばオリーブにアーモンド、そしてオレンジになります。特にアーモンドはカルフォルニア産の丸い実と違い、細長いのが特徴で、味は格段に美味しい。一時安いカルフォルニア産が輸入され、その栽培が危機に見舞われましたが、やはり味の違いから今ではその生産量が持ち直しているようです。我が家にも十数本の大きな木が生えており、毎年沢山の実が生ります。ただ、収穫時にはいないので、たぶんリスたちに食べられてしまうでしょう。その食べ残しを来年には拾いにきます、そう、今日はフェレイローラ村の最後の日になるのです。
Click:昨夜も祭り、さすがに村人も疲れ果てているのですが、それで終らないのがスペイン人、なんと夜中の3時頃、ブラスバンドが大太鼓とシンバルの音を響かせながら、村中を行進したのです。なんともタフな人たちですよね。そして今日は祭りの華パエージャの日になります、これまた大変な人出になることでしょう、タダで振舞われるし、味は天下一品、このあたりでは有名なイベントになっているのです。

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