2012年08月
2012年08月31日
夏だけは熱帯の模様。
この写真をみる限り熱帯はフィリピンかエルサルバドールといったところですが、私の畑です。まさしく夏の姿は熱帯そのものといってよい。今年もしっかりと芭蕉の花が咲きました。小さなバナナが生りますが、冬の寒さで枯れてしまいます。もちろん葉もすべて枯れ見るも無残な姿になります。日本はそれぞれの季節がしっかりとあり、植生の豊富さ、海は暖流と還流がぶつかる島、食材の多用な豊穣な国を形作っているといえます。
Click:昨日は安房博物館の岡田館長と宮坂学芸員とお話しをし、美術館と博物館の違いについて教えていただきました。美術館は作品を展示するだけでも良いのですが、博物館では作品の由来をしっかりと説明しなければならないというところが違うと説明していただきました。5点の版画ですが館山を中心にした地域を描いた作品を選び、その土地や生活を簡単な紹介文を作成し、合わせて展示することを決めました。
2012年08月30日
アシタバが花盛り。
ほとんど雑草も枯れ果てているのに、もちろんアシタバも気息永遠な状態なのですが、自然は力強いものです。花芽がでてきたと思ったら、あちこちで花が咲き始めました。とても地味なのですが、写真のように虫たちが寄ってきています。花が咲くとその株は枯れてしまいますが、それ以上に春になると、あちこちに新たな芽吹きをし、子孫を増やしていきます。移植を嫌いますがさすが房総、伊豆七島と同じように元気に育っています。
Click:今日は安房博物館の岡田館長をはじめ関係者がこれから我が家にいらっしゃいます。玄関口に私の絵の版画5点が飾られることになり、その打ち合わせに来られるのです。やはりこんな公共的なところに小生の絵が飾られるなんて、素直に喜んでいます。ひとえに金丸館山市長をはじめ企画課の方々などのおかげです、感謝しています。また、房総の絵を描く切っ掛けをお作りいただいた千葉銀総研の額賀会長の英断にも感謝します。とまあ、人生なにが起きるかわかりません、前向きに取り組むことが大事なようです。
2012年08月29日
美しい言葉、レディスフィンガー。
まあ、オクラのことなのですが、原語はアフリカの言葉、イギリス人はレディスフィンガーとも呼びます。スペインではあまり食べられていませんが、モロッコの市場では普通に売られています。やはりアフリカ産なのですね、発芽も地温がかなり高くならないとしませんし、乾燥にもかなり強い、今が盛りと毎日収穫しています。大きくなると固くて食べられませんからね、的確に収穫しなければなりません。オクラの種類は沢山あり、紫がかったものや5角形ではなくそれこそ淑女の指先のようにしなやかで丸いものもあります。ネバネバが体によさそうだし、納豆にモズクとともに混ぜ合わせて食べると本当に美味しい。花も綺麗ですよね、アオイ科に属していますが、納得の美しさです、盛夏に欠かせない野菜のようです。
Click:お絵描きは登山でいえば7合目、今がふんばり時、少しずつですが前進させています。なんとか間に合わせないと大変なことになってしまいます。がんばるより他に手立て無し、でもね、パエーリャの準備もすこしずつ進めています、これも残すところあと二日です。
2012年08月28日
今年も無事始まる稲刈り。
館山はどこも先を争うように稲刈りが始まりました。ほとんどが自家消費ということで味にこだわり、天日干しをしています。今年は台風の被害もなかったし晴天続き、美味しいご飯が食べられることでしょう。
ヨーロッパの収穫は麦なのですが、楽しみも加わってワインの仕込みと新酒、オリーブの収穫と新しいオリーブ油、祭りはクリスマスのルーツといわれたデオニッソスやバッカスの祝祭日が祝われました。ところが近世は一次産業から二次、三次へと変化、祭りの姿が変わってきました。祭りも夏を中心とした夏季休暇におこなわれ、農業による収穫祭とはかけ離れてきました。反対に農業が工場生産のようになっているのかもしれません。近代社会がヒトの自然なリズムを狂わし、多くの社会的問題を引き起こしているのかもしれません。
Click:とうとう千葉銀総研さんのカレンダー締め切り日をしっかりとコアデザインの川名社長から告げられました。
絵描きにとって締め切りがあるということは有り得ないのですが、これが今様なのですね。早くこのシバリから逃れたいのですが、週末にはまた館山日本青年会議所と各千葉支部合同の催事でパエーリャをつくることになっています。準備のため昨日はバゲット20本をオーダーしてきました。
2012年08月27日
水の大事さ。
このところ東日本は雨が降らず日照りが続いています。地球的<南半球も含めて>にみても旱魃の被害でトウモロコシや小麦が不作、飼料の高騰から、肉類が値上がりし始めます。日本の国土の7割が山、非効率な地質学的条件なのですが、故に川に水があり稲作が可能なのです、天に感謝です。これからは家庭規模でも益々畑の活用が必要になってきそうです。それにはまず水ですよね、小生宅は60メートルの索泉井戸のおかげである程度、畑に水遣りができるのです。これって思いのほか大事なことだと認識しています、自然水なので問題無く散水できるのです。とはいえ、利用には限界があります、感謝しながら利用させていただいています。
Click:写真は昨年買った枇杷の苗木ですが、毎日の水遣りのおかげで新しい葉が次々と出てきて元気に育っています。しかし水遣りをしていないサトイモやヤーコンは葉が枯れ始めています。それに油断したら梅の苗木が一本枯れてしまいました。自然の摂理は厳しくも正直なようです、ヒトの手助け無しに果樹や野菜は育たないのです。
2012年08月26日
豊穣を約束する稲作。
太平洋高気圧のおかげで暑い日が続きますが、台風は防いでいます。おかげで東日本の稲作は豊穣が約束」されています。稔り豊かな田圃をみるのは本当に心地良いものですね。実はこのブログ、スペイン人の友達にもみていただいています。彼らにとって稲の写真はとても珍しいのです。確かにスペインにも田圃があります。有名なところではバレンシア、セビリアのグアダルキビール川のデルタ地帯なのですが、あまりみられることは無いような場所なのです。たぶんこの写真を喜んでいただけるでしょうし、日本の風土を少し知ってもらえるかもしれません。
Click:カレンダーの絵、7枚の仕上げがなされなければならない時になってきました。しかし、どうしてもそのような内容になっていません。暑い日が続くなか、辛いゴール直前の苦しさを味わっています。
2012年08月25日
2012年08月24日
もう実をつけた茄子。
今月初め、ホームセンターで買った茄子の苗に早々と実がつきました。残暑は彼岸がくるまで続くという、私たちには辛い天気なのですが、茄子には大変よろしいようです、高温を好む植生なのだそうです。江戸時代から庶民の食材として親しまれていた茄子、私も大好きです。煮て良し、焼いて良し、塩で揉んで良しと食べ方が色々です。茄子、キュウリを薄く切り、紫蘇の葉、生姜とともに塩で揉んで搾り、ご飯にのせて食べる昼飯はダイエットにも良さそう、夏の味ですね。
Click:昨日は近藤さんと布良の食堂「蘇堂」にゆきました。まあ、おじたりあんの四方山話、と軽口をたたきたいところなのですが、奥様が入院されたとのことでご一緒させてもらったのです。なんだか奥様がいらっしゃらないと男は弱腰になるようです。でもね、男同士の食事も楽しいものです、なにもいきがっているわけでもありませんが…。
2012年08月23日
夏の香りが始まりました。
春は梅、というようにそれぞれの季節に香りがあります。夏の盛りに咲く花といえばサルスベリ、でも香りはもたらしません。しかし、ようやく甘い匂いが漂い始めました。ジンジャーです。名前は生姜なのですが花を愛でる可憐な姿、そして香りがまた良しなのです。夏の終わりを告げる花ともいえますが、季節の移り行くは、花の香りが知らせているようです。
Click:昨日北条海岸にある安房博物館に市役所企画課の川上課長と君塚さんといってきました。なんと入り口に小生の絵を購入し飾ってくれるとのことなのです。まあ、これまで館山市のイベントに参加しているご褒美なのかもしれません。ということで、館山市を中心とした南房総を描いた版画数点を選びました。近いうちに飾られることになりそうです。そして、絵はがきも売り出すかもしれません。ようやく今までしていたことが実を結ぶことになりそうです。
2012年08月22日
市長室を訪問。
久し振りに金丸市長とお話するために市庁舎を訪れました。今回はIT業界で活躍しているアイブロードキャストの社長、上田さんも同行していただきました。お話の内容はスペイン風景観の西口駅前、フラメンコやパエーリャで地元に定着しているなら、もう少し発展させたらいかが?ということでした。例えば南スペインの都市との友好関係はできるか?などなど1時間ほど職員の方々と一緒に和気藹々と話しました。さてどのような将来が待ち受けているか、一歩前へというところです。
Click:今を時めくIT企業の社長さんが館山市に住民票を移し、車で東京の会社に通勤している事実は新たな傾向だと感心しています。フェレイローラ村の外国人をみていると、都市に住まなくてもできる職業の方々がいらっしゃいます。テレビのプロデューサー、建築家、ギター製作者、音楽家、まあ私のような絵描き、そして豊かな自然環境を享受しています。ドイツやイギリスから離れて仕事をしています。館山は東京から百キロちょっと、時間距離も更に短縮しています、まあ、付加価値が増したともいえます。新たな住人が増え、発熱し、発展することを強く祈念します。