2013年02月

2013年02月27日

アボガドが1キロ125円なり。

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スペイン語でアボガドとはアグアカッテといいます。私の住んでいるグラナダ県の海岸地帯は有名な産地、スペインだけでなくヨーロッパで売られています。ということで値段は安く、1キロで1ユーロ、日本円で125円ということになります。となれば皆さんよく日常食に使います。ほとんどがサラダとしてレタスやトマトと一緒にオリーブ油とワイン酢、塩・胡椒で食べています。私はといえばやはりワサビと醤油が好きですね。マヨネーズ、マスタードと合わせてディップにし、パンにつけて食べるのも捨てがたい料理になります。安いということは嬉しいことですね。
Click:昨日はグラナダに画材を買いにいってきました。往復200キロ、ちょっとした旅行気分です。人里離れた山のなかに住んでいることは、心安らぐ生活が送られますがなにか必要なものがあるときは大変です。当然郊外型のリージョナルショッピングセンターにも寄り食材から生活必需品も買ってきます。なんだか館山での生活とも共通しているようです。

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2013年02月26日

オリーブあっての地中海。

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我が家の果樹園でもっとも元気なのがオリーブの樹です。乾燥し日差しの強い風土が植生にあっているのです。日本でもオリーブは育ちますが、樹齢は数十年がいいところ、こちらでは2百年なんていうのも不思議ではありません、それに成長が早く、数年も経てば沢山の実を付けます。オリーブの実は食用と油を取るのと2種類あります。写真の実は油用で、今でも収穫することができます。果実の重さの30%ほどが油になります。搾るだけで良質な油が得られるので、小麦と共に地中海沿岸の食習慣に多大な影響を与えています。数千年の歴史が地中海料理を育んでいるといえるのです。
Click:スタジオのセントラルヒーティングもなおり、ようやくお絵描き仕事が始まりました。と同時に足りない絵の具などもでてきたので、明日はグラナダの画材店にいってきます。日本に比べてもそん色ないというか、良質な絵の具があり、彩度の高いところが嬉しい。それにコットンペーパーも色々あり、絵の内容により使い分けができます。やはりスペインでの制作活動はどうしても外せないようです。

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2013年02月25日

暖炉での定番食材、アーキチョークとは?

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暖炉料理の定番にアーキチョークがあります。なんとも珍しい野菜ですが、辞書を引くと鬼アザミとなっています。確かにアザミの蕾のような形もしていますし、葉はまったく同じです。日本では芯のところを缶詰にしたものが売られていますが、あまり一般的ではありません。食べ方は暖炉で外側が真っ黒になるまで焼くと中側は蒸し焼きになります。花弁の一枚一枚をオリーブ油と塩をつけて、歯でしごくように食べるのです。少し青臭さとアクがありますが、その旨さは格別です。いつか日本でも食べられるようになると思いますが、要は値段です。2キロで3ユーロ、ほぼ400円弱です。だれか日本でも栽培すると良いのですが…。
Click:昨日もドイツ人夫婦の友人にご招待をうけました。奥さんはドイツのテレビ局で働いていましたが、今はプロダクションを立ち上げています。旦那さんは石油プランントの技術者として働いていましたが、いまはほとんどリタイアしています。地中海沿岸にも別荘を持ち、優雅な生活を送っています。さて、お呼ばれのメインディシュはやはり羊肉のお料理、美味しかったのですが、ダイエットはかなり遠のいてしまいました。2日続けての大食の結果はさて、何キロ体重が増えたのでしょうか?

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2013年02月24日

まずは生ハムとオリーブのタパから始まります。

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フェレイローラ村はアルプハーラ地方と呼ばれるシエラネバダ山脈の南面一帯のなかにあるのだが、ここは生ハムの産地としてヨーロッパに知れ渡っています。日本に輸入されている生ハムの多くがやはりこの地からやってきているほどの生産量なのです。冷涼で乾燥した風土が塩分控えめな良質な生ハムが生まれるのです。当然、このあたりのバルはまず最初のタパは生ハムから始まります。先日南米チリのパタゴニア旅行から帰ってきた旅籠業をしているイタリア人のジョセッペとデンマーク人のインガ夫妻と再会を祝って飲みにいった近くのバルもやはり最初は写真のように生ハムがでてきたのでした。
Click:昨夜はこのご夫妻が羊の料理でもてなしてくださいました。いつものようにスコットランド人のジョンも一緒、パタゴニアのお話をお聞きしました。彼らは幾度となく訪れるのですが、一ヶ月以上、馬で移動しながら野宿同然の旅をします。ピューマに遭遇したり、もう冒険家の領域に入っているようでした。私の好きな羊肉の料理でしたが、彼らはもう食べあきた<毎日が羊肉だったのです>ということで鶏肉の料理を食べていました。デザートはジョンの作ったバターブレッドパイにカスタードソースをたっぷりとかけて食べ、お話の続きはまたの日になりました。異国での外国人どおしの絆はとても強いものがありますね。

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2013年02月23日

デリカテッセンのお店は。

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昨日グラナダの中心街にある公共市場にいってきました。八百屋さん、肉屋さん、魚屋さんに混じってこだわりの食材店、まあデリカテッセンがあります。売っている商品をみるとメインは生ハムとワイン、それにジャムやマグロの缶詰などでした。スペイン人の嗜好が感じ取れるお店です。
Click:2月下旬といえば最後のバーゲン、どこのお店も50%引き、70%引きはあたりまえ、本来もっとお客さんがいてもよいのですが、やはり経済不況の風は強いようです。いつもいっぱいの駐車場も空いています、街に活気がないと寂しいものですね。

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2013年02月22日

食彩サラダ。

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過日、ランチを食べに行ったトレベレスのレストラン、「fragua」のサラダなのですが、食材のコンビネーションといい、色感がとても良い。日本でもサラダを食べる習慣が普通になり、それなりの値段ででてきます。しかし、どうもまだワンパターンな気がします。写真のようにもっと楽しく、一品になるようなサラダが現われることを期待したいです。
Click:昨日はスタジオの暖房、水を使ったセントラルヒーティングなのですが、機能しなくなりいつもの水道屋さんイグナシオにみてもらいましたが、どうも熱交換機の基盤が壊れたということで新しいものと交換しなければならなくなりました。海外での生活での急な出費は大変です。楽しいことの裏には苦労が付きまといますよね。

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2013年02月21日

暖炉のある生活。

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フェレイローラ村での楽しみは暖炉、毎日の食事、ワインを飲むのもここの前になります。柔らかい暖かさもさることながら火をみているとなんだか心地良いものです。火、とうみょう,送り火、教会の蝋燭、すべてが私たちを癒してくれます。その火を家の中で焚くなんて究極の贅沢だと思っています。まあ、スペインの生活は暖炉のためにやって来るといっても過言ではありません。そのうえここで焼く野菜やお肉の旨さは絶品なのです、いつかその料理をご披露させていただきます。
Click:昨日はゲストハウスの電気が昔、雨漏りをしていたところでショートし、電気のメーターがダウンしたのを電力会社が直しにやってきました。なんと夜中の10時半、まさか来るとは思いもよらなかったのですが、さすが、スペインといえどやるときはやるのかと、感心させられました。こんな態度で経済も取り組めば解決しそうなのですが、そこはラテン民族、国にしても自治体にしても不条理なことがまかり通っているようです。


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2013年02月20日

果樹園の管理をするふたり。

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フェレイローラ村の入り口に、もう10年以上まえに購入した畑があり沢山の果樹を植えました。オリーブ、柿、梅、サクランボ、スモモ、ナツメ、ヤマモモ、りんご、花梨、梨、ザクロ、胡桃、など数十本が大きく成長し、毎年沢山の実を付けています。この管理が大変です、それに日本での滞在が多くなれば自分でできることも少なくなってしまいます。そこで、冬の耕すこと、夏の水遣りを画家の友人ヘススに頼んでします。彼はマドリッドからの移住組、自然が豊富なアルプハーラ地方にあこがれやってきて、たまたま旦那と別れたばかりのやはり画家のイサベルと同棲しています。彼女はながらく私のアシスタントをし、家の管理もしていたのでした。村には20年以上住んでいれば人間関係も深くなりこんなことも頼めるようになるのです。
Click:15歳の少年、イスマエルは不登校中、みかねたヘススが畑仕事を一緒にやりながら面倒をみています。そしてやんわりと学校にゆくことを薦めています。先日久し振りに学校にゆきました。初めて稼いだお金に喜び、なんだか自信をつけたようです。小さな物語が畑から生まれたようです。

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2013年02月19日

生ハム林のバルでのお話。

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昨日は美人の弁護士に会うためグラナダの街にいってきました。不動産の権利書作成に不備があったということでお頼みしていたのですが、早百万円以上の支払いをし、まだ道半ばということで、良く理解できないこともあり、スペイン語に堪能な日本人の友人とやはり弁護士をしているスペイン人に同行していただき事務所を訪れました。結局、売買契約はしていてもその書類が即権利書として機能せず、新たに作らねばならないことを知り、納得、再び支払いをし、仕事を頼んできました。なんとも面倒な作業が続きます。
Click:仕事を終え、友人たちと立ち寄ったバルがここ、生ハムで有名なところです。天上には無数の脚がぶらさがっていました。ここでのお話、美人の弁護士も同行していただいた弁護士も独身、「なんとかしてまた会うようにします!」とのこと、仕事よりデイトの約束のほうが大事なようでした、まさしくスペイン人ですよね。

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2013年02月18日

村人より多い羊たち。

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村には百頭以上の羊や山羊が飼われており、毎日羊飼いが放牧しています。いずこも同じ、耕作地が荒れて自然に返ってしまっています。山間部は平坦地が少なく段々畑にして昔は麦、ジャガイモ、インゲンなどを育てていましたが、機械化の波に押され、非効率な農業は追いやられ、村人は都会や先進国へと出稼ぎにいってしまったのです。その残された畑は羊たちの格好の餌場になっているのです。日本のように休耕地が荒れて草だらけというのとは違います。国情や生活観の違いは村の有り様までも変えているようです。
Click:さて、今日は百キロhおど離れたグラナダの街まで車で行って来ます。ゲストハウスとスタジオの権利書の不備を正す為に弁護士にお願いしているからです。ところがこの作業、簡単に思っていたら大間違い、もう5年が過ぎ、百万円以上の出費になっています。そこで今日は日本人の昔からの友人ともうひとりスペイン人の弁護士と一緒に訪れ、ことの次第を確認してきます。なんとも面倒な仕事ですがどうにか終らせたいと願っています。

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