2017年10月
2017年10月31日
なんともレイジーな一日、個展準備を進めなければ。
昨日ほど熊手を使いこなした日はありませんでした。ふたつの台風一過、塩害も手伝って落葉は激しく、それを掃き集め、果樹の周りに置きました。といった簡単な作業なのですが、なにせ広い敷地、疲れきってしまい、秘密基地でゆっくりしていました。そんな日もあるのですね、もう、あと1週間で個展、準備を進めなければなりません。
Click:じわりじわり塩害が柑橘類にまで広がってきました。2年生のライム7本は丸坊主に、それぞれの品種も落葉が激しく、果実だけが目立つようになっています。そんななか珍しい品種、南香蜜柑が微妙に色付いてきました。1987年品種登録、温州ミカンと甘く香りの良いクレメンティン<スペインでは普通に売っています>との交配種、宮崎のハウス栽培が有名です。なかなか大きくならないのですが、実は付いています。そして微妙に色付いてきました。甘い品種、イノシシ君に食べられなければ良いのですが…。
2017年10月30日
台風一過の晴天。
昨日から降り続いた豪雨、夜になると更に激しく降りました。まだ、秘密基地にはいっていませんが、外を見ると、塩害で縮れてしまった葉が風に飛ばされ、地面いっぱいに埋め尽くしています。ダブル台風だからこその被害です。でも、これでかなり落葉樹はすっきりはしました。まるで真冬の到来のようですが、気温はそんなに低くないのが10月最後の時といったところでしょう。
Click:なんだかツワブキは強いですね、塩害のもならず葉もそのままだし、更に花が沢山咲いています。さすがキク科の植物、花の形は菊のようですが、葉は光沢のあるフキ、食用になるというので、草刈りのときも残しているので、どんどん増えています。それにイノシシも悪戯しないし、群生し始めています、面白い、変わった植生ですね。
2017年10月29日
秘密基地の見学者がいらっしゃいました。
相浜海岸の友人が、やはり近所に住むご夫婦を連れて、なんと昼飯を準備して遊びにきてくださいました。皆さん東京ベース、週末に来ては房総ライフを楽しんでいます。「DIYで小屋でも作ろうかと考えているんですよ」とのお話、それに果樹などを育てたいとのこと、趣味が同じ仲間は、一緒にいるだけで嬉しくなりますね、また、新たな仲間の輪が広がった気がしました。
Click:写真のはるみ蜜柑のルーツをお話します。まず、温州ミカンとオレンジを交配してできた品種が清見蜜柑、2本ほど育てていますが、いまだ結実していません。この清見蜜柑とポンカンを更に交配してできたのがはるみ蜜柑なのです。どうも固定品種として落ち着いていないのか、なんとも大きな実がふたつ付いています、他は蜜柑らしいサイズなのですが、面白いものですね。各品種の特性をみながら、その育ちようを観察するのも楽しみのひとつです。
2017年10月28日
至急に版画制作を依頼しました。
いつものように額装依頼をしたところ、売れ筋の「ヒラソル」、「オレンジの小路」、「郷愁」の三点が無いとの連絡が額屋さん、ワーカーズさんから連絡がありました、まさかまさかの出来事でした。急遽、版画制作工房、アーティさんに連絡し、無理を言って早急に作っていただくことを頼みました。またく綱渡りで、どうにか個展開始の前日に間に合うことになりました。いつものことなどですが、個展が近づくと色々なことが起きますね。
Click:なんと4年物のコンニャク玉を掘り起こし、コンニャク作りをしました。となれば、農家の早川さんの出番です。何年か前にも作りましたが、今回は作ってみたいといっていた女性陣もお呼びし、まさしくフィエスタになりました。作業工程のなかで、2時間ほど寝かせなければならないのですが、この時間を利用して皆さんで、お持ちしたおにぎりやおかずで昼飯、そのうち飛び入りで友人たちも集まり、賑やかなこと、楽しい一日になりました。
2017年10月27日
お隣さんとイノシシ談義。
一昨日は市会議員の鈴木庄一さんがいらっしゃってイノシシ被害についてお話をしました。どこの行政区も対策と予算で四苦八苦しているとのこと、これは全国的な広がりとなっているようです。次にはキョン、鹿が後を追うようにやってきています。農家の方々にとっては由々しき問題、なんとか捕まえてジビエとして食べるように、解体所を作ってもらいたい、なんてお隣の中里さんとカフェ談義をしていました。
Click:台風21号も粋なはからいをしてくださいました。手の届かなかった百匁柿を落としてくれたのです。周りには刈り取った草などを積んでいたので、クッションになり、割れもせず収穫できたのです。もともと渋が抜けづらい柿なのですが、順次熟し柿なってゆきます、こうなるとかなり甘柿になります。朝のおめざがイチジクから柿になっています。
2017年10月26日
版画のサイン入れ。
新たな版画10種類程度と手彩色の売れ筋「夜のバル」のサイン入れをおこないました。小さな版画でそれぞれに印を押すと、赤が冴え、作品がしまるものですね。今日にも額装をしてもらうべく、発送します。そんな作業をしていると、個展が近づいてきたことが実感してきます。作品も手がけてはいますが、なかなか納得がゆく内容にはなりません、ぎりぎりまで筆を取ることになりそうです。
Click:さすがに風の強かった台風21号、いくつかの柑橘類も青いまま落果したのですが、花梨の実も5個生っていたひとつが落ちていました。匂いを嗅ぐと、形に似合わず、上品な甘い香りがします。学生時代に作った天目釉の器に入れて眺めていますが、なかなか綺麗ですね、秘密基地のテラスの机に置いて毎日楽しんでいます、台風も粋なことをしていますね。
2017年10月25日
今日は恵みの雨?
台風21号から一日置いての雨、これで塩害が洗い流されれば良いのですが、柑橘系の若木の徒長枝はほとんど霜げてしまっています。もう、復活は無理のようです、ただ、これが功を成す可能性を感じてもいます。全体的に肥料過多だったようで、成長ホルモンが旺盛過ぎていたのです。これが抑えられる可能性があり、この春か再来年には花芽が沢山付くと思われるからです。自然の摂理を読み解くのは面白い謎解きでもあるのです。
Click:ほとんどの落葉樹の葉は枯れてしまい、柑橘類も徒長枝は霜げてしまいましたが、照葉樹は基本的に塩害には強い、瀬戸内海の島々にある蜜柑畑を見てもわかります。写真はレモン、問題もなく実が大きくなってきています。嬉しい元気な柑橘系です。順次、他の柑橘類の様子もお知らせできそうです。
2017年10月24日
台風は去り、塩害を置き土産。
今回の台風21号はかなりの爪痕を南房総に残し去ってゆきました。白浜の山小屋カフェ<風の道>さんに野菜たっぷり沖縄ソバを食べにゆき、海岸線を走ろうと思ったら、砂とゴミが打ち上げ、ほとんど通行禁止になっていました。それに海女小屋はすべて壊れて飛び去り、無くなってしまったそうです。それに塩害が凄いことになっています。私のところでも柿、紫蘇、ヤーコン、ゴーヤ、イチジクなどすべての葉は縮れて枯れてしまいました。元気な木は黒潮とともに育つ照葉樹林帯の代表、マテバシイでした。
Click:今回の集中豪雨は突然の水の路を作りました。敷地は山を背景にしているので、すべての雨水が集まり流れて行きます。それに折れた枝がせき止め、あちこちに大きな水溜りができていました。それに多くの水の路は泥土で埋まってしまいました。これからゆっくりと掘り起こしていかねばなりません。ま、それが森に住む負の部分のようなのかもしれません。
2017年10月23日
言葉の力と重み。
今回の選挙、政権の支持率が低いのにも関わらず、自民党が圧勝しました。まあ、公約がどうだとか、候補者の人柄が結果を出したともいえますが、究極は代表者たちの言葉の使い方に起因しているのではないか?言葉の大事さについて、あらためて気付かされました。日本の進むべき姿は、だれが首相となろうとあまり変わらないのでは、が私の考えるところです。
Click:昨日からの豪雨と強風は、さすが超巨大台風でした、どうにか無事に秘密基地もやり過ごしましが、凄い天変地異でした。さすがに揺れる森をみていても、怖さを感じましたが、これも自然現象、一杯のカフェを美味しく頂きました。ただ、仕事をする気にはなれず、水の路を修理したり、一部崩れた傾斜地をお隣の中里さんに手伝って頂きながら直したり、落ち着かない一日を過ごしました。
2017年10月22日
雨でも南総里見まつり決行。
雨のなか、11時半に祭りは始まりました。いつもの行事はほとんど中止、そのなかでも沢山の山車が集結していました。私の役目は挨拶のみ、それもひとことだけ、すぐに終わり、帰ってきました。それにしても日本は雨の多い国、南スペインでは雨は稀、冬に降ることがある程度、そのため屋外での催事は普通であり、雨で中止など、あまり聞きません。ま、でも、雨が降るからこそ、陽気の良いときの祭りを大事にしたいですね。
Click:雨でも秘密基地、さすがにテラスは濡れているしいつものようにここでカフェとはいきません。でも、見ているだけでも、心が安まるから不思議です。自然のなかではすべてを受け入れて、楽しませてくれます。寒くなったら石油ストーブをつけ、焼き芋、しばし雨足が走る森の景観を楽しみます。でも、今日は台風21号がやってきます、これから母屋、スタジオ、そして秘密基地を見回ってきます。