tt222のブログ

脳内出血発症からの23年にわたる闘病記録

雑記帳 (278)

 今週のことわざ (225)     「死なば卒中」
 解説: どうせ死ぬなら苦しまない卒中が望ましいということで、なお卒中とは脳卒中ともいい脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血などの脳血管疾患のことである。 
 感想: 私は文句なしの卒中体験者だが、恥ずかしながらこの言葉は知らなかった、一度も聞いたことがなかったのだ。
 だからこんなことわざがあったのに驚いた私だったが、すんでのところで自分がこのことわざ通りの死に方をするところだったと考えると感無量である。
 30年前のある朝、私は自宅のトイレ前で突然意識を失って倒れた。
 そして私はすぐに救急車で近くの総合病院へ運ばれたが、担当の若い医師は私の頭部CT写真にある5センチの血種を指さして妻に言った、「この大きな血種だけでなく片目の瞳孔も開いてるのでもうダメでしょう」
 事実、次の転院先の脳外科医は後になって私にこう言ってくれた、「僕が君を受け取ったときはもう脳死状態だったよ」
 つまり私はこのときことわざ通りの望ましい死に方をする寸前まで行っていたのだが、幸か不幸か「この世」へ引き戻されたというわけだ。
 そして30年間の苦しいリハビリ生活が始まるのだが、これは命が助かった代償だと思えばガマンも出来よう。
 ところが妻は今の正直な気持ちをこう述べている、「私は次は助けませんからね、あんな苦しい暮らしはもうゴメンです」
 そこで私は「了解、それでいいよ」と答えるのだが、これも仕方のないことだろう。
 
 

雑記帳 (277)

 今週のことわざ (224)     「十遍読むより 一遍写せ」
 解説: 筆写すればよく記憶出来ることをいう。 
 感想: たしかに私は視覚だけで記憶するよりも、指を使って覚えるほうが脳に深く刻み込まれるような気がする。
 というのは30年前に私が脳内出血を発症したとき、そのように感じたからである。
 あのとき私は多くの漢字が記憶から消えたせいで、自分の名前も書けない大ぼけ頭になっていた。
 そこで私は妻のアイデアに従って、毎朝ベッドの上で新聞記事の丸写し作業をすることを入院中の日課とした。
 つまり私は漢字を書けないが、読むのはまったく問題がなかったのである。
 とはいえ当時の私の記憶能力はゼロに近いから、漢字を覚えるのに苦労はあったはずだ。
 それでも入院中の半年間は毎日この作業に取り組んだので、私は予想以上に大きな成果を得たと思う。
 そんなわけで現在の私の口グセは、「マジメにやれば必ず報われる」である。
 つまり私は自分のために頑張れば必ず幸運を招くと信じているのだ。

雑記帳 (276)

 今週のことわざ (223)    「知る者は言わず、言う者は知らず」 『老子』(第56章)
 解説: よく知りぬいてる人はみだりに発言しないし、またやたらに発言する人はよく知らない者である。
 感想: 現在私は「介護保険」を利用して週2回のペースで「ケア・サービス・センター」へ通ってるが、そこで特に熱を入れて取り組んでるのが通所メンバー相手の「口の運動」であり、筋力アップ運動などは付録みたいなものだ。
 というのはあのひどかった私の「大ぼけ頭」がここまで回復出来たのは、会話が持つ特殊なエネルギーを有効利用したお陰だと信じているからである。
 こうして日ごとに活発な「おしゃべり人間」になっていく私だったが、最近ちょっと気になることを発見した。
 それは会話の途中で口を滑らせた私が、余計な一言をしゃべる機会が増えてきたことである。
 つまり会話が簡潔でスピーディになってきたせいだろう、私は考える前に口から勝手に言葉が出てしまって、相手が不快に思うことを言うことがあると気付いたのだ。
 その結果私はひどいときには一週間も自分の発言を後悔して悩むことがある。
 しかしこんな状態が何度も続いてはたまらないので、私は一つの解決策を考え出した。
 それは会話の途中で自分が発言するときは必ず、一拍おいてチラッとでも考えてから口を開くというクセを身に着けることである。
 しかし生まれつきオッチョコチョイの自分にそんな器用な芸当が出来るのだろうかと、ちょっと自信のない私である。
 
 

 
  
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