tt222のブログ

脳内出血発症からの23年にわたる闘病記録

2018年11月

雑記帳 (340)

 今週のことわざ(287)     「糟糠の妻」
 解説:貧乏な時から連れ添って苦労を共にしてきた妻。 『広辞苑』
 なお糟糠とは酒かすとぬかのことで、粗末な食物をいう。
 感想:私たち夫婦は昨年の春に「金婚式」を迎えることが出来たが、二人の忍耐力は相当なものと言えるだろう。
ところがである、私たちが結ばれるきっかけになったのは、51年前に母が軽い乗りで言った一言だったから人生とは面白いものである。
 あのときはたまたま妹の縁談が進行中だったが、その仲人さんに母が言ったのだ、「ついでに兄の分もお願いします」
 しかし驚くことに、この母の一言がなければ今の私はないのである、生きていないのだ。
というのは私が45歳で脳内出血を発症したとき、最初の医師が私を診察して「脳に大きな血腫が出来て片目の瞳孔も開いてるのでもうダメでしょう」と言ったが、妻が「納得出来ませんので別の医師に診てもらいます」と言ったからである。
お陰で私は命拾いをするのだが、もし妻が素直で従順な性格の女だったらこうはいかなかったろう、あのときは絶対に妻でなければならなかったのだ。
 とにかく何事も簡単にあきらめるべきではないと思う、最後の最後までねばれば状況が変わることもあり得るのだ。
 

雑記帳 (339)

 今週のことわざ(286)    「愚者も千慮に一得あり」
 解説:愚かな者でも、多く考えているうちには、一度くらいは名案を出すことがある。千慮の一得。愚者の一得。 『広辞苑』
 感想:脳内出血を発症したせいで、私には多くの後遺症が残ったが、始めの頃はどう対処すべきか分からず私たちは毎日途方に暮れていた。
 というのは後遺症の解消・低減の方法については、誰からの指導もなく、また何の情報もなかったからである。
 ところが幸運なことに、私の壊れた頭には前向きな心が消えずに残っていたようだ。
 だから私はいつも「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と自分に言い聞かせて、後遺症の解消手段についていろいろ考えていたというわけだ。
 そして良い考えが頭に浮かぶと、即実行して結果をチェックしたのである。
 しかし大ぼけ頭が考え出したアイデアだ、ほとんどが「ハズレ」に終わったのも当然だろう。
 とはいえ「大当たり」に遭遇することもたまにあり、そのいくつかを前にご紹介した。
 とにかく「前へ、前へ」と自分を励ましてチャレンジを続ければ、必ず得るものがあると思う。
 つまりいつも難題に背を向けて逃げ回るだけでは、何も得られないだろう。


 

雑記帳 (338)

 今週のことわざ(285)   「千里の行(こう)も足下(そっか)に始まる
 解説: 遠い旅路も足もとの一歩から始まる。すなわち遠大な事業も手近いことから始まる。「千里の道も一歩から」も同意。 『広辞苑』
 感想: 私の32年に及ぶリハビリ生活の最初の一歩は「パソコンの麻雀ゲーム」だと前に言ったが、正しくは半年の入院期間中に実施した「新聞記事の丸写し作業」だったとすべきだろう。 
 なにしろ開頭手術から意識が戻ったばかりの私は、自分の名前も書けぬほど漢字やひらがなをきれいに忘れていたのである。
 そこで私は妻のアイデアに従って、新聞記事や広告の文字を毎日書き写す作業に取り掛かったというわけだ。
 そしてこの作業を6か月も続けた結果、記憶能力がゼロに近い私の頭にも多くの漢字が記憶出来たようである。
 また不思議なことに、私が読めない漢字は新聞に一字もなかったので、何の支障もなく作業を続けることが出来た。
 現在の私は日記をつけているが、入院中に新しく記憶し直した文字がベースになってると思うと、感慨深いものがある。



 

雑記帳 (337)

 今週のことわざ(284)    「善は急げ」
 解説:よいことをするのにためらうな、の意。 『広辞苑』
 感想:私には脳内出血発症により多くの後遺症が残ったが、その解消法については誰からの指導・助言もなかった。
 だから心細い思いの毎日を過ごしていた私だったが、それならいっそ自力で解決しようと考えて、大ぼけ頭で脳機能回復の手段について懸命に考えてみた。
 そして良さそうなアイデアを思いつくと即実行した、決して深くは考えないのだ。
 なかには手荒い手段もあるが、期待以上の成果をあげることもあった。
 そこで私の成功した荒療治についていくつかをご紹介します、
 1) 特定の文字を発音できぬ「構音障害」は、趣味のアマチュア無線を利用して連日しゃべりまくることにより解消した。
 2) 右手指に軽いマヒがあったが、「はんだ付け作業」の必要な電子工作に長期間熱中して消し去った。
 3) ゾウとイヌの絵を見てどっちが大きいかを判断できなかった大ぼけ頭に対しては、「パソコンの麻雀ゲーム」に没頭して正しい判断能力を育てた。
 4) アルファベットの文字順が記憶から消えていたので、通信教育の「英語翻訳講座」を2回受講して英和辞典を使っていたら、新しく記憶し直すことが出来た。
 どうやらこのように私が後遺症から逃げずに正面から取り組む姿勢が良かったようだ。
 とにかくどんな難題でも、あえてチャレンジすれば必ず得るものがあると思う。


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